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今夏公開の動物エンタテインメント『ペット』監督に聞く! “ミニオンズ”等の魅力的なキャラを生み出す秘訣とは?
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今夏公開の動物エンタテインメント『ペット』監督に聞く! “ミニオンズ”等の魅力的なキャラを生み出す秘訣とは?

2016-04-22 13:30
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    皆さんの愛するペット、飼い主がいない間なにをしているか知っていますか? 『ミニオンズ』のイルミネーション・エンターテインメントとユニバーサル・スタジオが手掛けるこの夏必見のアニマル・コメディ『ペット』。日本では8月11日に公開となります。

    主人公はテリアのミックス犬・マックスとずんぐりむっくりしたのろまな大型犬・デューク。飼い主ケイティが出かけている間に騒動が起き、大都会で迷子になってしまった2頭は無事に家に帰る事が出来るのか?! “ミニオンズ”人気の火付け役とも言えるアニメーション『怪盗グルーのミニオン危機一発』を手掛けたクリス・ルノー監督が、動物たちの表情を活き活きと描きます。

    今回ガジェット通信ではクリス・ルノー監督にインタビューを敢行。作品について色々とお話を伺ってきました。

    映画『ペット』吹替版予告編
    https://www.youtube.com/watch?v=nVm1vPCbIl8

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    ―今回「ペット」「動物」がテーマの作品となっていますが、ビッグワード過ぎて難しいということはありませんでしたか?

    クリス・ルノー:動物という大きなくくりのテーマで始めたわけではなく、もともと“飼われているペットとしての動物たち”というのがアイデアとしてあったんだ。ペットたちは飼い主がいない時にどんな風に振舞っているのか、何をしているのか。そしてそれを掘り下げることによって、逆に飼い主たちがペットをどう見ているのか、特にSNSやメールでどんな風にシェアしているのか、実はそれは飼い主のアイデンティティをシェアしているという要素もあるんじゃないか、などといったことに繋がってくる。その辺りから始まったので、特にビッグワードということではないんだ。

    ―動物たちが生き生きととても可愛らしいですが、描写で苦労した点を教えてください。

    クリス・ルノー:いくつか挑戦となった部分はあるけれど、毛並みもまさにその一つ。例えばデュークは茶色くて長めのゴワゴワした毛だったり、柔らかな白いパフパフの毛並みの犬がでてきたり、それぞれの性格と動物に合わせた毛並み感を表現するのは苦労した部分の一つ。もう一つ我々にとって大きなチャレンジだったと言えるのが、動物が出てくるアニメーションでは彼らを人間化して描くことがよくあるけど、今回はその逆で、なるべく動物本来の動きをアニメーションで表現したということ。例えばカウンターの上の物を取ろうとしている猫がいたとしたら、実際の猫だったらどう取るだろうか、きっと前足を使って取るだろうなとか、そういうことを考えながらなるべく実際の動物に近い動きをアニメーション化したんだ。

    イルミネーションは『怪盗グルー』シリーズや『ミニオンズ』を経験しているけれども、二足歩行のキャラクターか、わりと人間化されているキャラクターがほとんどだった。犬でも時によっては舌がベローンと長く出たりする、そういう動物らしい表現をどう捉えるのかというのも苦労したことの一つと言える。

    ―監督が一番思い入れのある生き物は何ですか?

    クリス・ルノー:アフリカに何度か行ったことがあってライオンが好きだけど、ペットとして飼うのはちょっと躊躇われるよね(笑)。小さい頃から犬だったり魚だったりモルモットだったり、トカゲだったり色んな生き物を飼っていて、実は去年のクリスマスにも新しい犬を飼い始めたばかりで、いま生後5ヶ月くらい。だから動物は本当に全部好きだけど一つ選べと言われたならライオンかな。

    ―ミニオンズは日本ではもちろん世界的に大人気のキャラクターとなりました。ずばり、魅了的なキャラクターを作る秘訣とは?

    クリス・ルノー:魅力的なキャラクターを作り出すには、実は運というのも一つあるとは思う(笑)。ミニオンズの場合は全ての要素がうまく合致した例と言えるかもしれない。コメディ的な感覚やデザイン的にも魅力的で、特に『怪盗グルーの月泥棒 3D』に出てきた時からグルーとの関係を通してその魅力を感じてもらえた。元々グルーのキャラクターをより魅力的にするために生まれたのがミニオンズ。小さな子供のようなミニオンズたちが、一見観客にも快く思われないかもしれないグルーに対して憧れや愛情を注いでいる姿を見たら、観客もまたグルーを魅力的と思ってくれる。もともとオリジナルのアイデアではグルーの手下はタフガイだったのだけど、それでは全然魅力的ではないので無能でキュートで子供っぽいクリ―チャーが生まれたんだ。また、大きな目やゴーグル、鮮やかな色使いというのが魅力に帰依していると思う。

    アニメ映画をつくるときは可能であれば主役の横にいる脇役を魅力的、あるいはブレイクするキャラクターに据えられれば一番いい。例えば『アイス・エイジ』に登場するリスのスクラットのように。脇役だからこそ、ストーリーを牽引する必要もなく、ただユーモラスで魅力的なキャラクターとして存在できるからね。

    ―今後、アニメーションで表現していきたいことはありますか?

    クリス・ルノー:アニメーションで何がしたいかとういのは難しい質問で、なぜかと言うと僕の場合はとにかくストーリーありきなんだ。そこから視覚的にどう表現したいのかということを組み上げていくからね。例えば『ペット』の場合は動物を描けるという喜びもあったけれど、自分が何年も住んでいたニューヨークの街を視覚的に表現するという作業も僕にとってはすごく楽しかったよ。まず、僕らの映画のつくり方というのは自分たちがワクワクできるか、興味が持てるかというところからスタートしていて、そこから視覚的にどう表現していくかを考えていく。

    技術的にもイルミネーションは一作品ごとにレベルアップを図っていて、一本目の『怪盗グルーの月泥棒 3D』の時には制作費にも限界があったので、例えば水や毛並みの表現にしても「このくらいしかできない」というように判断を重ねて作っていった。少し話しは逸れるけど、なんでも出来るという状況になってしまうと、逆にターゲットを決めた決断や選択をしなくなるから作品を傷つけることにもなりかねない。

    ともかく、僕はその後『ロラックスおじさんの秘密の種』を手がけて、水や毛も沢山出てきて技術の面でもレベルアップしている。それは自分たちのレベルアップもあるけど、他のアニメーション制作会社も美しい作品を沢山つくっているので、やはり同じレベルで競いたいというスタジオとしての思いもあるからなんだ。話しは戻るけど視覚的な表現と言うのは、とにかく僕の場合はどんなキャラクターをつくりそのストーリーを作るのかということで出来上がるものだから、こういう事がしたいというのは何とも言えないんだよね。

    ―今日は貴重なお話をどうもありがとうございました!

    映画『ペット』8月18日全国ロードショー!

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