映画を観た後に、知識なり考え方なり、自分の糧になるものが残る映画は良い映画だと思ってるひろゆきです、こんにちは。

そんなわけで、マイケル・ムーア監督のドキュメンタリーはハズレが少ないと個人的に思ってるのですが、派手なアクションシーンがあるわけでもないですし、イケメンや美女が出てきて、目の保養をするようなシーンもないです。
なので、子供が見に行っても、面白くないって言われる可能性は100%です。

社会システムは国によっていろいろ違っていて、日本で当たり前だと思われてることは世界では非常識だったり、その逆もあったりします。

公式サイトに書かれてる範囲で書くと、
・イタリアでは有給が年に8週間
・休日や退勤後に上司がスタッフに連絡をすると法律違反なドイツ
・麻薬の使用は他人に迷惑をかけるわけじゃないので合法なポルトガル
・鉄格子も無く、出入り自由な一軒家に住むノルウェーの囚人
・宿題もなく、週に20時間しか授業がないのに、学力は世界トップクラスのフィンランド

ってな感じで、緩くやってる国の社会システムが上手くいっているという、直感的ではないことが数多くあります。

そういった物事をマイケル・ムーア監督が、相変わらず皮肉交じりのインタビューをしながら、各国を回っていくドキュメンタリー映画です。

ちなみに、原題は、『Where to Invade Next』「次に侵略するのはどこ」ってタイトルなのですが、アメリカは第2次世界大戦以降は、朝鮮戦争、ベトナム戦争、アフガニスタン、イラクと負けまくっていまして、副作用でISISを作っちゃうとか、侵略政策は失敗しまくりなので、他国を侵略して富を得るのではなく、他の方法があるんじゃない?っていう、マイケル・ムーアらしい皮肉を込めたタイトルなのです。

それを、『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』みたいなタイトルを日本で付けちゃうと、たんなる戦争大好き映画みたいに取られちゃうと思うんですよね。。。

『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』
★★★★★ 5点

http://sekai-shinryaku.jp/

『Wikipedia』より引用

以下、評価基準の説明です。

評価が高くなるポイント
・記憶に残るシーンがある
・いい意味で予想を裏切られる
・感想を人に話したくなったり、他人の感想が見たくなる

映画の評価は、「蕎麦とうどん、どっちが好きか?」みたいなものなので完全に個人の趣向です。

脚本の面白い映画が好きで、恋愛映画とか面白くないと感じるおいらなので、恋愛映画好きな人は評価はアテにしないほうがいいと思います。おいらの評価が高かったとしても、つまらないと感じる映画もあるでしょうし、逆も然りです。また、レビューはあんまり内容に触れないようにしています。

予告編を見ちゃって、ある程度内容がわかっちゃうと映画の面白さが減ってしまうと考えている派なので、おいらの趣向を信じて、時間とチケット代に投資できる人向けです。。。

5点:お勧めTOP100映画
4点:人によって面白く感じなくても、どこが面白いのか説得出来る映画。
3点:人によって評価が分かれる映画。
2点:面白くないか失望した映画。
1点:いまだ現れず

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