ぐーたら野郎のふかみんです。「労働者募集」と銘打った本作品のオープンβテストに参加しましたが、ぐーたらなのになぜかハマっちゃいました。
このゲーム、舞台はパラレルワールド、すべてが失われてしまった「VOID」という空間からはじまります。
冷戦時代の負の遺産を背負うパラレルワールドでは、世界は真っ白でぴかぴかの床面と不安定で人を飲み込んでしまうドロドロの沼地のような床面で形成される「VOID」となってしまっており、町には必要最低限のものしかありません。
人間は「マトリョーシカ」という形でかろうじて生き残っており、VOID上のはなれ島みたいなエリアから資源とともに採掘し回収します。なんというか、人間のサナギみたいなものを集めてくる、と言ったらいいでしょうか。これを回収し処理を施すことで人間は復活するのです。
それら回収作業をしているゲーム上のキャラクター。これ実は人間ではなく「プロジェクションクローン」であり、いわゆる人間とはちょっと違う存在なのです。
つまりプレイヤーは、クローンを操って人間を復活させていくのが仕事。なんとも不思議な世界観ですね。巨神兵とか出てきそう。まぁ、何言ってるのかわからないかもしれませんが、そんなゲームです。
この独特の感覚を説明すると、まるでRTSの中に出てくるコツコツ働くちっちゃい人のひとつになりきったような感じです。ちょっと離れた「島」と呼ばれる場所までホバークラフトタイプのバスに乗って資材を運んだり穴を掘ったり、町に突っ込んできた「怪獣」を片付けたりといった「貢献のための労働」をひたすら続けるのですが、黙々とこれをやるのがクセになってきます。
怪獣、といいましたがこの世界、常に得体のしれない敵からの攻撃を受け続けているのです。襲ってくるのはいずれも巨大な怪獣。最もでかいのが「イズベルグ」という巨大獣。さらに金属っぽい巨大クモ、空飛ぶ巨大エイみたいなのが登場します。出てくる敵はどれも巨大ですが、特撮映画のように、ゆっくり近づいてくるので避ける余裕は十分にあります。ただ、町に向かってまっすぐ突っ込んできて建物を壊すので厄介です。イズベルグは倒すとその場でぶっ倒れて石化するのですが、これを除去する仕事がまたこれ一仕事なので、倒すなら町から外れた位置で仕留めるのがよさそうです。
町もたくさんあって、その町の間は自由に行き来できます。
ざっくり分けると、「発展した町」「出来たばかりの新しい町」「荒廃した町」があり、やっぱりオススメなのは「出来たばかりの新しい町」ですね。どういうタイミングで新しい町が生まれるかはわからなかったのですが、新しい町は、さまざまなアイテムが山積みにされていて、そこから欲しいアイテムをとって労働をはじめることができます。
そして、資源の採集から運搬、施設の建設、マトリョーシカの回収と人間としての生成、労働監督署での貢献度の確認など、一連の流れを確認できるので新しい町があれば、そこから始めるのがオススメです。
国と社会に貢献するためひたすら労働するゲームっていうとなんか抑圧されてる感じがしますが、実はそれだけではないのですね。
なにやら裏経済みたいなものが存在し「外貨」を手に入れれば、裏から極上のアイテムを手に入れることができます。さらにこっちは携帯1本でアイテムが手に入るという素晴らしさ。
裏アイテムだけじゃなくて、裏許可証とかも存在します。また、移動に関しても電車やバスだけではなく、地面が不安定なエリアでも自由に行き来できるホバークラフトや、空を飛べるジェットパックなんかもあります。これらがあればどこにでも行けちゃいます。
町でウロウロしてる警官に話しかけるとミッションを依頼される場合があり、慣れたらそちらに挑戦してみるのもいいかもしれません。ただ、なんかすごく警官が威張っていて、断るとすげーおこられるので、そのつもりで話しかけてみましょう。とりあえず、頼まれたことは断らずにはいはいと言っておけば怒られないようです。
とまぁ、ゲームで遊ぶことを労働であると見立てるなんてかなり変わったゲームですが、気づいたら土日どっぷり遊んでしまっていました。明日から仕事ですが、あまり休んだ気がしません……。
『The Tomorrow Children(トゥモロー チルドレン)』 ゲーム紹介トレーラー
https://youtu.be/-l92JsHy5cs
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