世界中で大人気のゲーム、ingress。最近は開発元のNIAがポケモンGO!をリリースしたこともあり、ガジェ通読者の方ならご存知のかたも多いはず。
このingressの世界大会が、きたる7月16日、お台場で開催されます。今回はこの未曾有のゲームイベントについてご紹介します!
ingressとは
すでにガジェット通信でもたびたび取り上げられていますが、簡単に説明をします。
ingressとは、世界中で遊ばれているAR(現実拡張)ゲームです。プレイヤー(ゲーム中では「エージェント」と呼ばれます)はレジスタンス(青色陣営)とエンライテンド(緑色陣営)に分かれて、ポータルと呼ばれる拠点を奪い合います。この「ポータル」というものがこのゲームの面白いところで、現実の史跡や施設、芸術作品などが「ポータル」として設定されていて、これを自分の陣営として獲得するためには実際にその場所へいかないといけないのです。
たとえば、近所の神社がingress上でポータルとして設定されているとしましょう。あなたがそのポータルを獲得するには、歩いたり、自転車に乗ったりしてリアルで移動し、その場所でアプリを起動してポータルとして設定されている神社に自陣営の目印を付けなければなりません。布団に寝っ転がったままだと遊べないのです。
一見、とても不自由なゲームに感じるかもしれません。スキマ時間に気軽にできるわけでもないし、雨の日でも雪の日でも遊ぼうと思ったら必ず外に出なくてはならない。でも…外に出ちゃうんです。楽しいんです!
ポータルは現実世界での史跡や芸術作品などである、と書きましたが、具体的には神社やお寺であることが多いです。また、そのなかの小さな祠(ほこら)であったり彫刻であったり…行きつけのお店の独特な看板がポータルになっていることもあります。ポータルを目指して歩いていると、今まで通ったこともない裏道を歩いたり、見向きもしなかった路地に小さな彫刻作品を発見することになるでしょう。ご近所を散歩しているだけなのに、いつの間にかとても刺激的な冒険に変わっているのです。
「こんなところにお地蔵様があったのか!」
「通勤路の近くにこんな通りがあったんだ」
「このお店の看板が芸術作品扱いになるのか…」
現実を新たな視点で楽しむことができるゲーム。それがingressなのです!
ゲームなので競い合う楽しみもあります
もちろん、ゲームなのでプレイヤー同時が競い合う楽しみもあります。自陣営にしたポータル同士を3つ、アプリ上で結びつけるとコントロールフィールドと呼ばれる「陣地」を作ることができます(今回は細かなルールは省略します)。普段はこれを得点源として、レジスタンス(青色陣営)とエンライテンド(緑色陣営)でポイントを競い合うのです。
世界イベント「AegisNova(イージスノヴァ)」に参加せよ!
長くなりましたが、じつはここからが本題。
ingressでは、定期的に世界規模でイベントが行われます。これは「XMアノマリー」と呼ばれていて、舞台はまさに世界規模。直近の開催地は「ブルックリン」「ロッテルダム」「台南」「サンディエゴ」「モスクワ」「シドニー」など、世界各地がゲームのステージとなっていることが分かりますね。
そして今回の「XMアノマリー」、シリーズ名「AegisNova(イージスノヴァ)」の最終開催地がここ日本の首都、東京なのです!
これまで世界各地で歴戦のエージェントたちが戦ってきました。具体的な数字はまだはっきりしていませんが、おそらく十万人は軽く超える参加者がいたことでしょう。国境をまたぎ、海や山を越え、各都市にエージェントたちが集まったのです。レジスタンスとエンライテンドが熾烈(しれつ)を極めた闘い、その集大成が東京で行われます。
「ingress楽しいけど、まだイベントって参加したことないなぁ」
そんなあなたは幸運です。あなたの世界戦デビューは少なく見ても1万人を超えるエージェントが集う、イージスノヴァの最終戦。普段のプレイではまったく体験できない未知のingressがそこにあります。
XMバースターを一日で1000発消費したことがありますか?大人数で同時に1つのポータルを奪い合う集団戦を体験したことはありますか?一本のリンクを引くために数十人が入り乱れる大乱闘をみたことがありますか?巨大なCFを作るため、あるいは防ぐために海を渡り国境をこえるエージェントがいることを信じられますか?
すべてがそこにあります。
「そうはいっても、まだレベル低いし装備も少ないし…」
安心してください。あなたのインベントリがスカスカでもやれることはあります。まず、前日や当日は各地でフラッカー(アイテム出現数を倍にするもの)が使用されますし、FF(フラッシュファーム、複数人でポータルを一気にレベル8にして補給すること)が行われますので、それに便乗しちゃいましょう。
もしあなたのレベルが低くても、何らかのingressコミュニティに加入しているのであれば、そこを通して参加することもできます。参加者の代わりにintelマップを監視する人、戦績を記録する人、通信を支援する人…ingressは裏舞台でもさまざまな役割、楽しみ方があります。また、Modsはレベルに関係なく使用できるアイテムです。もしチームを組むことがあれば、Mods設置担当になってもいいでしょう。
決戦の日は近づいています…どうか急いでください!
あなたの周りの世界は、見えたままのものとは限らない
どうでしょうか。エージェントのみなさん、「AegisNova(イージスノヴァ)」に興味を持ってもらえましたか?もしくは、まだingress未経験の方はingressそのものに興味を持ってもらえたでしょうか。
「あなたの周りの世界は、見えたままのものとは限らない」これはingressのキャッチコピーです。普段、見えないAR(拡張現実)の世界で、じつはとてもおもしろいことがおこっています。「見たことないものを見に行こう」…これはガジェット通信のキャッチコピーでしたね。ちょっと似ていると思いませんか?きっと、ガジェット通信の読者の皆さんなら楽しめると思いますよ!
詳細は、各種webサイトを参照してください。
ingress公式(英語)
https://www.ingress.com
ingress日本語ヘルプ
https://support.ingress.com/hc/ja
Aegis Nova Tokyo公式
http://events.ingress.com/xmanomalies/aegis-nova/Tokyo
タイトル画像はingress公式からの引用
ほかは著者のプレイ画面をキャプチャしたもの
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(執筆者: monkeyjet) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか
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