そう、CPUとはパソコンの“頭脳”にあたる部品です。最近ではパソコンやスマホなどのデジタル機器の普及のおかげで、ITにそこまで詳しくない人たちでもCPUやメモリ、ハードディスク、といった言葉は日常的になってきました。
今日はそんなCPUに関するゲームを見つけたので皆さんに紹介したいと思います。
ご紹介するのは『CPU WARS』というカードゲーム。
カードには色々な時代のCPUの写真、そしてスペックが記載されています。
Max Clock Speed:最高クロック
Max Bus Speed:最高バス速度
Introduction Year:登場年
Transistor Count:トランジスタ数
Data Width:データ幅
Manufacturing Process:製造プロセス
Die Size:ダイサイズ
Max TDP:最高(熱設計)電力
どのカードも、こんな具合。見ていくと色々なCPUが出てきますが……大部分の人にとっては「こんなの知らないよ!」ってものばかりではないでしょうか。しかし! 詳しい人からすると「あー! あったあった! このCPU、懐かしいなあ!」「初めて組んだマシンがコレだったよぉ」「これが買えなくて、互換CPUにしたんだよなあ」なんて思い出話がとびだすようなラインナップなのです。
そう、この『CPU WARS』マニア大好きな一般人置いてけぼりアイテムの極みと言って良いでしょう。
カードは全部で30枚。2012年から過去40年の歴史の中から厳選されたCPUの模様です。
肝心の遊び方はこんな感じです。(訳が間違っていたらごめんなさい)
プレイ人数:2~3人
・カードを裏返しにしてカードデッキを良く切ります。
・プレイヤーは山からカードを1枚ずつ取り、山の一番上のカードを開きます(次回、誰かに配られるカードが1枚見えている状態)。
・コイントスでもじゃんけんでも腕相撲でもなんでもいいので、最初の人を決めます。
・最初のプレーヤーは、手札の中でベストだと思うカテゴリを選んで(例えば、データ幅32ビット)読み上げます。
・各プレイヤーは自分のカードの値を読み上げて「最高の値」を持つ人が、全てのカードを獲得します。
(カードのカテゴリの前にある矢印(↑↓)は、最低(↓)の方が良いのか、最高(↑)の方が良いのか、勝利条件を表しています)
・勝ったプレイヤーは、次のターンのカテゴリを選べます。
・見えているカードも含めて全員に配り、最初と同じように山札を1枚開きます。・もし2つ以上のカードが同じ値だった場合、全員の手持ちのカードを中央の山の脇に置いてその回はドローとなります。やり直しです。次の回の勝者が、中央のカードを取ることができます。
・戦いを繰り返し、全てのカードを集めた人が勝者となります。
おそらく全員のCPUに関する知識や読み合いで勝負が決まるかとは思いますが、詳しくなくてもきっと楽しめますよ! 多分! おそらく!
さて、『CPU WARS』は(c)が2011となっています。色々調べてみると過去に『kickstarter』で商品化が実現されたものだということがわかりました。
当時は1,000円~1,500円程度で売られていたようなのですが、現在では秋葉原の『jan-gle 3号店』で315円(税別)で購入できることが確認されています。
取材時はまだいくつか残っていましたので、「これ欲しい!」という方は、秋葉原に急ぐのが良いですよ!
(ちなみに今回紹介した『CPU WARS』はVolume1.0。実はサーバーCPUを集めたVolume2.0も存在します。こちらは次の機会に)
それではみなさん、良いCPUライフを!
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