今回ゲーム実況者インタビューはお休みして、逆に編集長がインタビューされたのでそれを紹介するぞ!
こちらの記事は、「日刊テラフォー」の元弥きと様よりご寄稿いただきました。
どうも、元弥きとです。
3月20日から開始しているniconico動画投稿主にインタビューしていく企画、その名も「にこすぽ!」。第一回はMSSPのFB777氏にインタビューしたのだが、その記事が想像以上の反響があったおかげで無事、第二回を開催するに到った。
そんなわけで第二回は、MSSPのFB777氏の紹介でしゃけとりくまごろう氏にインタビューすることになった。公式イベント出演やメーカー公認実況などニコニコゲーム実況界を盛り上げつづけるイベンター・しゃけとりくまごろう氏はどんな人物なのか。
【ゲーム実況界を牽引するお祭り仕掛け人・しゃけとりくまごろう氏の実態に迫る!】
きと:
「どうも、ルポライターの元弥きとです。本日はよろしくお願い申し上げます」
しゃけとりくまごろう:
「こちらこそ今回は、このような企画に参加出来てとても嬉しいです。ありがとうございます」
きと:
「しゃけとりくまごろうさんといえば、九ヶ月でニコニコ生放送において、機材や企画で百万円を使ったという噂を聞いたのですが」
しゃけとりくまごろう:
「そうなんですよ。気が付いたら百万円程使っていましたね、今じゃすっかりお金ないですが(笑)そんな放送を続けていたら、お陰様で公式放送にお呼ばれしました」
きと:
「たまらんなぁ(笑)」
しゃけとりくまごろう:
「それ自分のネタですから(笑)使用料いただきますよ(笑)」
きと:
「おっと、じゃあ多用しないようにしないと(笑)」
【まずはジャブ!名前の由来をインタビューしてみた】
きと:
「さて、第二回にして既に恒例の質問なのですが…、しゃけとりくまごろうのお名前の由来を教えていただいてよろしいでしょうか」
しゃけとりくまごろう:
「ああ、これはですね。最初は"くまごろう"って名乗ってたんですよ。それが暫くしたら"くまごろう"という方が既に居ることを知って、被っちゃってると勘違いされてしまいそうなので、リスナーから名字を募集したんです。その結果、"しゃけとりくまごろう"と名乗るようになりました」
きと:
「なるほど、ユーザーから賜った名字なのですか。リスナーを大事にするスタイルは、HNのエピソードにも隠されていたわけですね」
しゃけとりくまごろう:
「あえて言われると恥ずかしいですね、それ(笑)」
きと:
「しかし、ぼくは"しゃけとりくまごろう"って名前をみたとき、"すげえサーモン大好きなひとなのかな"っておもってました」
しゃけとりくまごろう:
「鮭は嫌いじゃないですけど(笑)自分が好きなのはラザニアと豚の角煮ですね。特に豚の角煮は親父が作ったものが一番好きなんですよ。出来れば最後の晩餐は親父特製の豚の角煮が良いですね」
きと:
「それだと父上より先に死んじゃうことになりそうですが(笑)」
しゃけとりくまごろう:
「それぐらい好きってことですよ(笑)」
きと:
「ぼくだったら母上の作ったミートスパゲティかなあ」
しゃけとりくまごろう:
「なんかしんみりしそうなので、この話やめましょう(笑)」
きと:
「ははは(笑)」
【ゲーム実況についてあれこれ聞いてみた】
きと:
「今となってはniconico公式放送どころかメーカー公認でゲーム実況イベントすらも開催しているしゃけとりくまごろうさんですが、実際、ゲーム実況をはじめたきっかけはなんだったのでしょうか」
しゃけとりくまごろう:
「実は元々ゲームクリエイターに成りたかったんですよ。誰かをニコニコさせるそんなゲームが作りたいなぁと考えていたので、専門学校はIT系に通っていました」
きと:
「なるほど。IT系の専門学校だとWEB業界の情報には敏感になりますよね。ぼくもIT系の専門学校に通学していた経験があるのでよくわかります」
しゃけとりくまごろう:
「そうですね。まぁ、専門学校在学中にniconico動画の存在を知ったのですが、暫くしてhacchiさんという方のゲーム実況動画にハマってからは、ゲーム実況動画ばかり見ていました。でも2009年春頃に生活環境が変わってからはniconico動画を見なくなっちゃったんですよね」
きと:
「そうなんですか。その時の趣味やらなんやらって本当に生活環境に左右されるのはわかります。それが何故、niconico動画に再び舞い戻ってきた理由は何故なのでしょうか」
しゃけとりくまごろう:
「2011年に彼女と別れたんですよ」
きと:
「ああ、噂の"ゆみこ"さん!」
しゃけとりくまごろう:
「よくご存知ですね(笑)彼女とは円満に別れたのですが、一気に暇になりまして。それでniconico動画のゲーム実況をまた見始めたんですよ。そしたらテラゾーさんの"トルネコの大冒険 不思議のダンジョン"の実況動画が面白くて、ゲーム実況熱が再燃したんです」
きと:
「トルネコの大冒険ですか。ぼくも小学校のときにやったなあ。あれは実況し甲斐のあるゲームですよね」
しゃけとりくまごろう:
「そうなんですよね。それでniconico動画楽しいなぁって思ってたら、友人が生放送主をしていることを思い出して、その放送を観てみたんですよ。それを見て生放送だったらすぐに自分でも始められるし、生放送を通して"みんなでニコニコしたいな""一緒にゲームを作る仲間を集めてみたいな"と考えて、実況を始めました」
きと:
「niconicoの生放送や動画を観てたら自分もやりたくなるのって、ぼくも感じたことがありますね。スポーツと一緒で、プロのそれらを観ても自分には出来ないよなあって自分でやることは諦めて楽しむことに徹してしまうものですけど…。自分と同じ素人がやっているんだ!ってのが、自分も出来るかもって感じさせてくれるんですよね。さて、そうやってゲーム実況を始めてみて、やっててよかった!って思うことはありますか」
しゃけとりくまごろう:
「ありますよ! やっぱり数多くのリスナーさんたちの応援や、そして企画を手伝ってくれる友人たちなど、いわゆる仲間がたくさん出来たことで、ゲーム実況やってて良かった!と思いますね。実際、ゲーム実況をしてなければ出会うことすら無かったひとたちですから」
きと:
「いいですね。そういうひとと繋がれる手段としてniconico動画は良いツールですか」
しゃけとりくまごろう:
「そう感じます。初めて動画デビューした作品や企画は、リスナーさんたちや友人たちが協力してくれたからこそ成功した企画ばっかりです。niconicoがあればこそ、と感じますね。それに、リスナーさんたちのコメントや応援って物凄い原動力になるんですよ。そういう意味でも助かっています」
きと:
「ぶっちゃけ、今一番したいことってなんですか」
しゃけとりくまごろう:
「今は、リスナーさんたちと一緒に"ダイスロイド"って名前のゲームを作ってるんですよ。"ニコニコ自作ゲームフェス"という、ニコニコ超会議2に向けて、運営が自作ゲームを募集しているんですが、それに参加しようと思ってて。今月末が締め切りなので、それに間に合わせるように頑張ってます」
きと:
「やっぱりゲーム制作者のたまごだけありますね。このゲームはアンドロイドを操ってダイスバトルするみたいなイメージなのでしょうか。完成が楽しみですね」
しゃけとりくまごろう:
「是非、楽しみにしててください(笑)」
【しゃけとりくまごろう氏の隠された真実にぐいぐい迫ってみた】
きと:
「ここからは、ゲーム実況以外のしゃけとりくまごろうさんに密着していきますッ!」
しゃけとりくまごろう:
「いいのかい、ホイホイ密着しちまって…」
きと:
「ウホ♂いい男♪って、こういうネタお好きですね(笑) たしか動画デビュー作品である"しゃけとりくまごろうの3ヶ月で10キロ痩せてみた!"の第一回はマッスル宮崎さんとのアーッ♂な展開からはじまっていましたね」
しゃけとりくまごろう:
「何故だか自然と出ちゃんですよね(笑)」
きと:
「ゲーム実況ではなくダイエット実況動画という新ジャンルでしたね(笑)しかも、フィットネスやフットサルはまだしも、農業体験までしているというのがまた。ひとつひとつが本当にノウハウの詰まった動画になっているのが面白かったです。テレ東といいますか、ローカル局でやってそうなノリがたまらないものがありました」
しゃけとりくまごろう:
「ゲーム実況好きなひとなら、ご存じでしょうけど、元々"ゲームセンターCX"が好きなんですよ。自分もあんな風に編集してゲーム実況動画を投稿したいって考えていたんです。そんな時、先駆者的なゲーム実況者が現れたんですよ。そのゲーム実況者がなんとなんとドグマ風見さんなんですが、もうその面白さにすっかりはまってしまって」
きと:
「ドグマ風見さんですか。ローカル局でやってそうなクオリティの映像作品を幾つも投稿している方ですね。"アドゥ街ッケ最前線"は見ましたが、確かに面白かった。しゃけとりくまごろうさんの動画を拝見したときも感じましたが、タレント性がありますよね。それで顔出し動画も画的に見応えのあるクオリティがあるのだと感じます」
しゃけとりくまごろう:
「そんなことは無いと思いますが、ありがとうございます(笑)」
きと:
「ははは(笑)思ったことをそのまま言っただけですよ(笑) そうだ、ゲーム実況以外に何かハマッていることはありますか」
しゃけとりくまごろう:
「今は生活のほとんどをゲーム実況に費やしてしまっていますからね。ちょっと時間を作って、美術館や個展なんかを巡って感性を豊かにしたいと考えています。なかなか実現出来ていないんですが…。そうですね、今だったら"会田誠展:天才でごめんなさい"とか気になってます」
きと:
「文化人ですね(笑)やはりクリエイターたるもの感性は武器ですよね。常に爪を磨き牙を尖らせる感じ…、くまの名は伊達じゃないですね(笑) そうだ。尊敬しているひとはいますか」
しゃけとりくまごろう:
「父親はもちろんですが、父親以外でも尊敬するひとは何人か居ますね。そのひとたちのお陰で、今の自分があるのだと感じています」
きと:
「どんなひとか教えていただいてよろしいですか」
しゃけとりくまごろう:
「まずは、努力する喜びを教えてくれた専門学校の講師であるK先生。夢を叶える為なら自分のプライドを捨てられるプライドを持てと教えてくれた前の職場のT先輩。あと、今お世話になっているHさんとRさんは本当に今まで出会った誰とも次元が違うレベルで魅力的なひとたちなので尊敬していますね」
きと:
「様々なひととの出会いが今のしゃけとりくまごろうを作ったんですね。ひととの出会いは星巡りですから、良い出会いを経験されたのだなあと羨ましく存じます」
しゃけとりくまごろう:
「そんな大層なものじゃありませんけども(笑)」
きと:
「ちなみに、今一番成りたいものはやっぱりゲームクリエイターですか」
しゃけとりくまごろう:
「実は成りたいものはいっぱいあるんですが、今一番成りたいのはやっぱりゲームクリエイターだと思います。自分のゲームを多くのひとに遊んでもらえるのが今の目標ですね」
きと:
「なるほど。だったら、"ダイスロイド"は期待ですね!」
しゃけとりくまごろう:
「絶対に皆さんを楽しませるゲームを作ってみせますよ(笑)」
【読者やリスナーにひとことをいってもらった】
きと:
「長々とインタビューに付き合っていただいき、誠感謝の限りでございます。それでは、折角ですので恒例のこの記事の読者やリスナーの皆さんに向けての"ひとこと"をいただいてよろしいでしょうか」
しゃけとりくまごろう:
「改めて、ゲーム実況者のしゃけとりくまごろうです。自分でゲーム実況をするだけでなく、"ゲーム実況ナイト"というゲーム実況トークイベントのプロデューサーとしてゲーム実況イベントを企画したり、"ゲーム実況ブロマガ『ゲキマガ』"の編集長として、これからもゲーム実況界を盛り上げて、これからも皆様と一緒にニコニコしていきたいと考えております。皆さまのコメントやイラスト提供などの応援は自分の活動の原動力となります。よろしければこれからもお力添えをよろしくお願い申し上げます。
これからも皆様の期待以上のエンタメを提供していくことをお約束致します!
きと:
「ありがとうございました。流石、ゲーム実況界の仕掛け人ですね。これからもニコニコ運営公式イベントやメーカー公認イベントの開催を楽しみにしておきます。本日は誠にご協力ありがとうございました」
丁寧に締めてくれたしゃけとりくまごろう氏。ゲームメーカー企業と直接交渉をしてまでイベント運営をしているだけあって、きっちりと真面目だった。しかし、静かなる熱意をもっているなと感じさせるなにかがあった。
ゲーム実況界のこれからはしゃけとりくまごろう氏の双肩に掛かっているのかもしれない。そんな彼の活動が気になるひとは下記URLをクリックだ。ゲーム実況やゲームクリエイトなど、様々な角度からゲームをエンタメし続けるしゃけとりくまごろう氏の活躍を見ることが出来るぞ!
元弥きと/Twitter:motoyaKITO
【しゃけとりくまごろうの3か月で10キロ痩せてみた!】
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【しゃけとりくまごろう運営媒体】
くまごろうのごろごろブロマガhttp://ch.nicovideo.jp/syake9ma
ゲーム実況ナイト
http://www.9ma56.jp/
ゲーム実況ブロマガ「ゲキマガ」
http://ch.nicovideo.jp/gamelive/blomaga
日刊テラフォー:【にこすぽ!第二回】しゃけとりくまごろう氏にインタビューしてみた!
寄稿いただいた記事は2013年03月29日時点のものです。