米アマゾンによると、米国で11月20日に初放送された、フィリップ・K・ディックの『高い城の男』をオリジナルドラマシリーズ化した『The Man in the High Castle(原題)』が、同社のストリーミングサービス『プライム・ビデオ』史上、最大規模の番組デビュー月を記録し、同シリーズがデビューしてからわずか4週間での偉業となった。
このニュースは、米アマゾンが同シリーズのシーズン2を製作すると発表した数日後に報道された。
米アマゾンは特別な数字は公開していないが、12月21日(現地時間)の発表は、Netflix(ネットフリックス)と同様に視聴率に関して典型的に堅く口を閉じている同社にとって、視聴率測定指標についての初の公式発表となった。
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『The Man in the High Castle(原題)』は、米国、英国、ドイツ、オーストリアで視聴可能で、米アマゾンによると、『BOSCH/ボッシュ』が持っていた公式の配信記録を破ったという。刑事ドラマ『BOSCH/ボッシュ』は、来年のシーズン2に向けて再始動する。
米アマゾンの最新の視聴率情報によると、米アマゾン配信のドラマ『トランスペアレント』は、ゴールデングローブ賞受賞による認知度、ソーシャルメディアでの口コミ、視聴者と批評家たちの間での支持にも関わらず低調で、『プライム・ビデオ』のトップ2の番組に挙がっていないことは注目すべきである。
米アマゾン・スタジオの副会長のロイ・プライスは、「フランク・スポトニッツ、スコット・フリー、イサ・ディック・ハケットらが製作し、世界中のアマゾンのお客様が熱狂的になった素晴らしいドラマシリーズを嬉しく思います。シーズン2も楽しみにしています」「私たちは、往年の映画『ブレードランナー』を製作した作家フィリップ・K・ディックと、リドリー・スコット監督とまた一緒に仕事をすることを望んでいます。彼らはアマゾンのプライム会員にとって世界で最も素晴らしい視聴番組の提供を可能にしてくれるでしょう」と、語った。
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作家フィリップ・K・ディックによる1962年の小説『高い城の男』と同名の、米アマゾンによる同ドラマシリーズは、フランク・スポトニッツがドラマ化を手掛けた。リドリー・スコット、デヴィッド・ザッカー、イサ・ディック・ハケットがエグゼクティヴ・プロデューサーを務め、スコット・フリー・プロダクションズが制作した。
同シリーズには、アレクサ・ダヴァロス、ルーク・クラインタンク、ルーファス・シーウェル、ルパート・エヴァンス、ケイリー=ヒロユキ・タガワ、ジョエル・デ・ラ・フエンテ、DJクオールズが出演している。
米アマゾンは、先週発表した『The Man in the High Castle(原題)』の新シリーズ情報に加えて、『ハンド・オブ・ゴッド』とコメディ番組『レッド・オークス』の続編、プライムタイムの新作シリーズ5作品と、子ども向け番組3作品の配信を行う。
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