2015年に最も海賊版で出回った映画のランキングには、それほど驚きはないだろう。しかし、どれだけ海賊版としてコピーされたのかということに非常にショックを受けるのは確かである。
2015年に興行収入で大ヒットしたいくつかの大作映画は、ネット上に急増するユーザーの間でも人気であることを証明した。2015年の初めから12月25日まで海賊版のダウンロードを監視していた、インターネット上で著作権侵害を追跡する独企業エクシピオ(Excipio)によると、『ワイルド・スピード SKY MISSION』、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』、『ジュラシック・ワールド』が、全世界でのトップ3だった。
前年から人気の映画は、海賊版をダウンロードする人々の間でより多くの流通時間が累積されることを踏まえると、2014年の公開作品も含めた場合、『インターステラー』が実は2015年で最もダウンロードされた映画だ。同じことが昨年もあり、2013年の映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』は、2014年のパッケージの中で最も海賊版がダウンロードされた作品となる。
しかし、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』は、4700万弱のダウンロードを記録した『インターステラー』に55%も及ばない3000万強のダウンロード数であった。2015年のリストを構成した2014年の4作品を考慮すると、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』は今年のトップ10にも入らなかっただろう。10位の映画『キングスマン』でさえ、3100万ダウンロードされているからだ。
エクシピオ(Excipio)は著作権侵害を監視する方法は変えておらず、追跡している期間はおおよそ同じだ。急増する数字が、著作権侵害が世界中で衰えていないことを明確に示しているが、その一方で、ブラジルのような海外マーケットの成長も総数を増やしている鍵である。
4月の公開以来、継続して著作権侵害惹きつけていることを考慮すると、『ワイルド・スピード SKY MISSION』がリストの上位にいることは驚くことではない。
1位:46,762,310 『インター・テスラー』(2014)
2位:44,794,877 『ワイルド・スピード SKY MISSION』(2015)
3位:41,594,159 『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)
4位:36,881,763 『ジュラシック・ワールド』(2015)
5位:36,443,244 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)
6位:33,953,737 『アメリカン・スナイパー』(2014)
7位:32,126,827 『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』(2015)
8位:31,574,872 『ホビット 決戦のゆくえ』(2014)
9位:31,001,480 『ターミネーター:新起動/ジェニシス』 (2015)
10位:30,922,987 『キングスマン』(2014)
11位:26,792,863 『フォーカス』(2015)
12位:25,883,469 『カリフォルニア・ダウン』(2015)
13位:23,495,140 『ミニオンズ』(2015)
14位:22,734,070 『インサイド・ヘッド』(2015)
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