シルヴェスター・スタローンは、映画『ランボー』シリーズの5作目の脚本を長らく手掛けていると言っていたにも関わらず、戦争映画の英雄的存在となったこの役を再び演じる気が無いことを、本紙ヴァラエティのインタビューで明らかにした。
「気持ちはやりたいのだが、身体が“家にいなさい!”という」と、69歳のスタローンは今週の本紙のカバーストーリーで説明した。「最後のひと試合のために復帰して、打ちのめされたファイターのようだ。誰かほかの人に代わりを頼むよ」(スタローン)。
1982年に最初にランボーを演じたスタローンは、シリーズ4作目となった2008年の映画『ランボー 最後の戦場』の出来栄えに満足しているという。スタローンは、「これ以上、何も引き出しから出てこないと分かるときがあるだろう?」と語り、「このアクション映画において、ビルマの状況を扱ったことにとても満足している。当時65年という、史上最長の内戦となった事件に片足を突っ込んだ。内戦は残忍ではあったが、この映画がR指定(17歳未満の観賞には保護者の同伴が必要となる指定)を受けたことは大きなショックだった。妥協はしたくはなかった。私は“恐らくこのジャンルにおいて、自分がソロで出演する最後の映画となるだろう”と言った。そしてそれが成し遂げられたのだから、2度とやりたいとは思わない」と語った。
彼は加えて、「やることはもう何も残されていない。最新作『ランボー』への出演の打診があった時、“もし、前作よりもうまくできないのなら、やる意味があるのか?”と言ったんだ」と述べた。
また、米FOXが製作している『ランボー』のテレビシリーズにも参加しないという。このテレビシリーズでは、ランボーの息子に焦点を当てている。スタローンは「非難はしたくはないが」と前置きしたうえで、「主人公のキャラクターを息子に置き換えるのは、注意を要する。フリッカやターザン、キングコング、そしてゴジラの息子たちを見てきた。とても難しいことなんだ」と続けた。
映画『クリード チャンプを継ぐ男』と、7回にわたりロッキー・バルボアを演じてきたことについての彼のインタビューは、今週の本紙ヴァラエティのカバーストーリーに詳しく掲載している(英文)。
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