目の前でクレジットカードを不正利用されちゃった! まさかまさかの大事件!
いまや、とっても便利で一般的にも普及した、「インターネット通販」。
各社、様々なサービスを提供して、しのぎを削っています。
しかし、こんな便利なサービスも、自分自身のセキュリティ管理がきっちりしている事が大前提。
そんな中、パソコンやネットのセキュリティに熟知していると自負していた筆者が、なんと目の前でクレジットカードの不正利用をやられてしまいました。ぎゃー!!
今回は、目の前でクレジットカードを不正利用されちゃった体験談と、安心してネット通販を利用するための傾向と対策を考えてみたいと思います。
クレジットカードの不正利用・・・それは突然始まった
いつもの様に、のんびりとネットサーフィンをしていたある日の事。
突然、こんなメールがPayPalから送られて来ました。
「お客様はパスワードを変更しました」
「あれっ? PayPalのパスワードの変更なんて行ったっけ?」
・・・と思っていたら、続いて次のメールが到着。
「Mozilla Foundationへのお支払いのご連絡」
「およ?PayPalからMozilla Foundation Donationに3ドル支払っているぞ? そんなの心当たり無いぞ? なんで?」と思う間もなく、更に次のメールが来ました。
「次の商品に対して合計$129.78 USDを支払われました。」
「えーっ!! 勝手に商品が購入されているゥ!!」
今回、勝手に購入された商品はコチラ。
http://www.ebay.com/itm/New-ION-Air-Pro-Lite-Wifi-HD-Sports-Helmet-Video-Camera-Camcorder-Blue-Black-/221634119922?
[リンク]
「誰だお前!?」
「商品を発送する 配送先住所 – 確認済み A** Fi****** M**** Ze**」
どんどんメールが来ます。
「アカウントからのカード削除のお知らせ」
「のわぁーーーっ!? PayPalに登録したクレジットカード情報が削除されたーッ!?」
「解約されたアカウントのステータス」
・・・最後は、PayPalアカウントまで抹消されてしまいました。
「や、やられた・・・! ネット通販の情報が乗っ取られたッ!」
ただちにPayPalに不正利用の連絡を行おうとしたものの・・・!
気を取り直して・・・。まずはPayPalに、不正利用された事を報告しなければなりません。
「PayPal」
https://www.paypal.com/jp/webapps/mpp/home[リンク]「ログイン」
「あ”ーっ?!」
「入力された情報を確認し、もう一度お試しください。」
そういえば、最初にPayPalのパスワード変更をされたのを思い出しました。パスワード変更された上にアカウントを削除されてしまったので、PayPalに連絡を取る手段がありません。
さあ、どうしよう・・・・!?
PayPalアカウントを乗っ取られ、抹消された場合の対処方法とは・・・!?
・・・色々考えあぐねた結果、もう1回、新しいPayPalアカウントを取得する事にしました。
新しいアカウントを取得後、ログインを行い、メニューに記載の有る「問題解決センター」に、今回の事件の顛末を報告しました。
「問題解決センターで問題を解決」
併せて、アカウント設定画面下部の「お問い合わせ」から、「電話で問い合わせる」をクリックして、一時お問い合わせ用番号を取得した上で、画面上に表示された電話番号に電話を掛けました。
「電話で問い合わせる」
ログインせずに電話で問い合わせる事も可能です。
「(ログインせずに)電話で問い合わせる」
https://www.paypal.com/selfhelp/contact/call[リンク]0120-271-888
03-6739-7360 (携帯・海外から)
サービス受付時間
営業時間:日本時間の午前9時~午後8時(年中無休)
筆者「もしもし、PayPalさんですか? かくかくしかじかで、アカウントが乗っ取られ、クレジットカードが不正利用された様です。どうしましょう」
—–
PayPal「平素よりペイパルをご利用いただきありがとうございます。この度は、未承認取引の件でお問い合わせいただき、誠にありがとうございました。本件につきましては必ず責任をもちまして処理し、すべての処理が完了でき次第、再度電話にてご報告いたしますので、今しばらくお待ちいただきますようお願いいたします」
—–
心強い回答を頂きました。
今までの未承認取引の経緯のメールを担当者へ転送した所、まもなく下記メールが到着しました。
着々と処理が進んでいる事を伺わせます。
「未承認取引のクレームに関するPayPal調査」
「ケース **-************受領済み」
その後、PayPal担当者から電話とメールがそれぞれ有りました。仕事早い!
—–
PayPal「平素よりペイパルをご利用いただきまして、誠にありがとうございます。
先日、お客様よりご報告いただいたお取引について、お客様よりご提供いただいた情報を基に調査させていただいた結果、該当取引を未承認による取引と判断させていただきましたのでご報告させていただきます。
今回お客様がこの様な被害に遭われましたことを心よりお詫び申し上げます。なお、未承認取引として判断させていただいた取引金額につきましては、すでにお客様のペイパルアカウントまでに返金をさせていただいておりますので、マイアカウントにログインしご確認いただきますようお願いいたします。
弊社では、未承認取引であると判断された取引については全額補償させていただきますので、今後もペイパルをご利用いただきますようお願いいたします。 」
—–
「ケース番号**-**********の解決」
「【PayPal】** ****様宛ーー未承認取引の調査結果の報告(返金済み)」(*********)
さて、肝心のクレジット会社に電話で問い合わせた結果はどうだったかというと・・・。
カード会社「該当のお取引については、まだPayPalさんからデータが飛んでいないので分かりません~」
との事でした。なんか呑気ですね。とりあえず今回及び今後の引き落としは全てストップとして、新しいカードを発行してもらう事にしました。
と、ゆー訳で、今回は被害ゼロ、という結果となりました。良かった!
安心してネット通販を利用するための傾向と対策とは?
今回、まず行った事としては、以下の通りです。
※一連のネット関連のアカウントのパスワードは一通り変更を行いました(パスワードはランダムなものが望ましいです)。
※ウィルス対策ソフトをアップデートしました。
※VPNセキュリティソフトを導入する事にしました。
※今まで以上に、不審なメールに記載されたリンクのクリックを行わない様注意しました。不審なサイトにはアクセスしない様にしました。
困った事に、インターネット通販用のクレジットカードと、通常使いのクレジットカードは、同じものを使っていた為、クレジットカードの作り直しに伴い、公共料金の引き落としの登録を、全部やり直す羽目になりました。これは結構面倒でした。
インターネット通販用のクレジットカードと、通常使いのクレジットカードは、出来るだけ別にする方が良いでしょう。
とはいえ、インターネット通販専用に、新たにクレジットカードを作るのはタイヘンです。
そんな時は、ネット上で、審査不要で即発行をしてもらえる、クレジットカードの代わりに使う事の出来る「プリペイドカード」を作るのがラクチンです。プリペイドなので入金した以上に引き落とされる事もありません。検討に値するのではないでしょうか。
Vプリカ|ネット専用Visaプリペイドカード
http://vpc.lifecard.co.jp/[リンク]三井住友VISAプリペイド – 三井住友カード
http://www.smbc-card.com/prepaid/brand/index.html[リンク]MasterCard® – MasterCardプリペイドカード | MasterCard®
http://www.mastercard.co.jp/personal/prepaid-card.html[リンク]ドコモ口座Visaプリペイド – docomokouza.jp
http://docomokouza.jp/[リンク]
「これからも『インターネット通販を利用するための傾向と対策』を参考に、懲りずにネット通販を利用していきたいと思います!」
※本記事については、個別の体験により、個人的に得た情報につき、paypal様の統一的な対応ではない事をお断り申し上げます(各ユーザー様により対応等異なる為)
※Girlsイラスト:http://furu-yan.jimdo.com/[リンク](筆者自筆)
※イラスト:GATAG|フリーイラスト素材集 http://free-illustrations.gatag.net/[リンク]
※イラスト:GATAG|フリー素材集 壱 http://01.gatag.net/[リンク]
[リンク]
※イラスト:さし絵スタジオ2 http://www.clip-studio.com/clip_site/download/sashie/sashie_top[リンク]
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(執筆者: FURU) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか
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