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今週公開の怖い映画をご紹介します。

まずは『未体験ゾーンの映画たち2016』特集上映から。人々が“何か”に取って代わられた町を描くSFスリラー『スナッチャーズ・フィーバー 喰われた町』が公開に。町を訪れた学生の手持ちカメラの映像で描かれるPOV作品なのですが、予告編からすでに凄まじいことになっています。思わず体がビクつくほどの勢いで迫ってくる“何か”。スクリーンで観るのが怖いですが、ぜひ逃げ場のない映画館でご覧くださいませ。どんなに映画が怖くても、前の席は蹴らないでね。

そして、おなじく『未体験ゾーン』からもう一本。監禁し、激しい拷問を繰り返すことで人間は“何”を見るのか――というショッキングなテーマと残酷すぎる映像で、観る者の心をえぐりまくるカルト作『マーターズ』が、ハリウッドリメイク版となって日本公開。こちら、脚本を『レヴェナント 蘇えりし者』のマーク・L・スミスが手がけておりまして、元の作品とどう変わっているのか是非とも観比べたい……のはやまやまですが、連続で観ると精神的にボロボロになりそうでもあります。

そして、邦画からはフリーホラーゲーム実写版『バレンタイン・ナイトメア』が公開に。バレンタインデーに焼身自殺した女子生徒と、彼女の残した意味深な言葉の謎をめぐる物語。こちらは『ハロウィン・ナイトメア』の作者でもあるIVORY DICEさんのゲームが原作になっています。上映期間が1/23(土)~2/2(火)と短いのでお見逃しのないよう。

それでは今週もいってらっしゃい!

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未体験ゾーンの映画たち2016 公開作品

上映館:ヒューマントラストシネマ渋谷、テアトル梅田(1月下旬)
公式サイト:http://aoyama-theater.jp/feature/mitaiken2016[リンク]
※限定回数の上映となるため、公式サイトにて上映日時をお確かめ下さい。

『スナッチャーズ・フィーバー 喰われた町』 1月22日公開

<ストーリー>
課題作品を制作するため車で取材旅行に向かう、映画学科の大学生4人。順調に始まった撮影だったが、道中彼らは不気味な兆候に次々と遭遇してゆく。弁当箱に詰められた不気味な物体。豚の仮面を被った子ども。奇妙なメイクをした双子。背を向けて直立する人々。救いを求める少女…。
見えない脅威と深まる謎、仲間への疑心暗鬼。一見平穏に見えたこの町で何が起きているのか?狂っているのは自分たちなのか?パニック寸前の彼らを尻目に、事態は確実に、そして急速に進行していく。

この映画の記事:あなた“人間”ですか? 侵略系SFスリラー『スナッチャーズ・フィーバー 喰われた町』 怪しい人間の見分け方は……[リンク]

『マーターズ』  1月26日公開

<ストーリー>
幼い少女リューシーが、傷だらけの衰弱しきった姿で発見される。何者かの手で監禁され、長時間むごたらしい拷問と虐待を受けたようだった。施設に収容されたリュシーは、同じ年頃の少女アンナにだけには心を開くが、自らを付け狙うおぞましい怪物の幻覚に怯え苦しんでいた。時は流れXX年後のある朝、猟銃を構えたリュシーがある一家を襲う。それは、忘れもしない虐待者たちだった。しかし、リューシーはまだ知らない。それが、想像を絶する地獄への扉だったことを…。

『バレンタイン・ナイトメア』  1月23日公開

<ストーリー>
ある年のバレンタインデー、校内放送の最中に1人の女子生徒が焼身自殺した。生徒の名前は佐山祐子。彼女が残した最後の言葉は「絶対に許しません。一年後、また会いましょう。」そして一年が経ち、佐山祐子のクラスメイト達は、バレンタインの前日に卒業旅行に出発する。クラス内のいじめについて報道するマスコミを避けるように、あるいは死んだ同級生の影に怯えるように、彼らは山中の合宿所へと到着する。そこには転校してきたばかりのクラスメイト、佐藤美奈子の姿もあった。なぜ彼女は卒業間近に転校してきたのだろうか?
失踪する一人の生徒、天井から落ちる一滴の血、犯人探しのイエスノーゲーム。彼らの猜疑心は恐怖とともに高まり、時計の針が0時を指したとき、頂点を迎える。血塗られたバレンタインの幕が、切って落とされる-。

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