映画『ビッグ・リボウスキ』のファンたちは、”デュード”がスクリーンに再び戻ってくることを長いこと期待して待っているが、本紙ヴァラエティによる最新インタビューによると、監督のコーエン兄弟(ジョエル・コーエンとイーサン・コーエン)は、1998年に公開されたカルト的傑作『ビッグ・リボウスキ』の続編製作の可能性を完全に否定した。
ジョエル・コーエン監督は、ジョージ・クルーニーの次の映画作品である『ヘイル、シーザー!』で、どうやってクルーニーが、コーエン兄弟に脚本を書くようにプッシュしたのかを引き合いに出しながら、「タラ・リードは、クルーニーが映画『ヘイル、シーザー!』を発表したように、続編について発表したいんだ」と、2月初めの本紙ヴァラエティの特集記事で語った。「その願いは叶えられないだろう」と、続けた。
コーエン兄弟はまた、『ヘイル、シーザー!』で、ジョン・タートゥーロが演じるジーザスについてのスピンオフ作品の計画も否定した。これはタートゥーロが過去に、記者たちにスピンオフ作品のアイデアを提案していたものだ。
「その予定は全くない」と、イーサン・コーエン監督は語った。
実のところ、コーエン兄弟が製作した名作の中で、続編の可能性がある唯一の映画作品がある。イーサン・コーエン監督は、「映画『バートン・フィンク』の続編を製作しようとしていた時がある」と、説明した。同作は、1991年にパルム・ドールを受賞した作品で、ハリウッドに拠点を移した1960年代の脚本家についての物語である。イーサン・コーエン監督は、「タートゥーロは、60年代のバークレー(米カリフォルニア州アラメダ郡にある都市)に行くことになるだろう」と、続けた。
ジョエル・コーエン監督は、「『オールド・フィンク』と呼ばれる、『バートン・フィンク』の続編は、私たちが続編を製作するにふさわしいと考えた唯一の映画作品だ。しかし、『ヘイル、シーザー!』に関しては、私たちは、タートゥーロが完全に歳をとるまで続編を製作するつもりはない。タートゥーロは着々と年老いていて、その時に向かっている」と、加えた。
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