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総延長140メートル超の弘前城石垣マルチ・プロジェクションは圧巻! 『第40回弘前城雪燈籠まつり』に行ってみた
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総延長140メートル超の弘前城石垣マルチ・プロジェクションは圧巻! 『第40回弘前城雪燈籠まつり』に行ってみた

2016-02-20 12:30
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    2月11日~14日、青森県弘前市にて『第40回弘前城雪燈籠まつり』が開催された。今年で40回目となる『弘前城雪燈籠まつり』は、北国特有の悩みでもある“雪”を有効活用したイベントで、“雪に親しもう”という目的のもと毎年開催されている。40回目となる今回は、毎年恒例の雪燈籠のほか、改修工事のため解体が決まっている弘前城の石垣を利用した『弘前城石垣マルチ・プロジェクション』や、弘前城天守を題材とした大雪像の建設などが実施された。今回は13日、14日に実施された『弘前城石垣マルチ・プロジェクション』を中心に『第40回弘前雪燈籠まつり』の様子をお伝えする。
    国内最大級の巨大スクリーン! 『石垣マルチ・プロジェクション』

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    曳屋工事を行い、天守を移動させた弘前城。曳屋を行った理由は、崩壊の恐れがある石垣を建て直すためだ。その建て直す前の石垣を利用して行ったのが『弘前城石垣マルチ・プロジェクション』。総延長140メートル超の石垣に映像作品を投影する『弘前城石垣マルチ・プロジェクション』は、改修工事が行われる石垣をスクリーンに見立てて、7面のマルチ・プロジェクションを行うというもの。映像プログラムは「弘前城の世紀」編、「弘前相聞」編、「弘前百景」編の3部構成で上映され、それぞれの形で弘前市や弘前城の歩んできた歴史を投影していった。

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    普段入ることのできない内濠で鑑賞することができたほか、その内濠には花筏に合わせた桜色のライティングが施されるなど、石垣全体を活用した上映に、訪れた観光客も感嘆の声を挙げていた。

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    「弘前城の世紀」編では、弘前城本丸石垣の明治・大正期の修理工事の歴史や、それから1世紀経ち昨年に行われた天守曳屋工事にまつわる映像が投影された。工事現場の組み立てから、地切り式や天守の移動、曳屋ウィークといったイベントの様子が石垣に映し出された。また、「弘前相聞」編、「弘前百景」編では、弘前市の歴史や弘前市に暮らす人々の姿、四季の移ろいや弘前市の一日といった等身大の弘前市の姿を観ることができた。弘前市と共に歩んできた弘前城の石垣に映しだされる数々の映像に、上映後には拍手が沸き起こるほどであった。

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    140メートル超の石垣に7面のマルチ・プロジェクションはさすがの迫力で、目の前一面に広がる弘前の姿は見るものを圧倒した。マルチ・プロジェクション上映がはじまる日暮れと共に多くの見物客が石垣に集まってきており、マルチ・プロジェクションを楽しみに来場した人も多かったということだろう。弘前出身ではない筆者も、美しい映像の数々に、思わず四季折々の弘前市を体験したくなるような感覚を覚えた。

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    特に、動く花筏の様子を映像で初めて鑑賞したのだが、桜でいっぱいの弘前公園に訪れ、実際に花筏を見たらどんなに感動するだろうという思いを抱いた。

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    また、台湾南部で発生した地震への義援金を募るメッセージ映像も各回で上映しており、弘前市民の人情の厚さも感じられた。

    雪燈籠やキャンドルが誘う これが“幽玄の世界”

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    数多くの雪燈籠や雪像、キャンドルが立ち並ぶ『弘前城雪燈籠まつり』には、大小様々な雪燈籠が立派な佇まいで弘前公園内の各所に設置されていた。雪を固めて作られた雪燈籠は、昼間は真っ白な装いで、夜は明かりが灯って幻想的な世界を感じさせた。北の郭付近には地元の小学生が描いたデザインのキャンドルが並ぶ空間が。夜間にはキャンドルが灯すほのかな明かりとイルミネーションが相まってファンタジーの世界に迷い込んだような感覚を味わった。

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    実はこのキャンドルをよく見ると、人気YouTuber赤髪のともさん、ぺいんとさんが作成したものがひっそりと紛れている。旅動画で弘前市を訪れた際に描いたものだが、動画で知ったファンの方々がこのキャンドルを見つけては写真を撮っていく姿が確認できた。

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    まだまだ広がる雪の世界

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    雪燈籠やキャンドルの他にも、子供達がゴムチューブなどを使って滑る大滑り台や、弘前城天守をモデルとした大雪像なども製作されていた。大滑り台は、行列ができてひっきりなしに稼働するほど子供や親子連れでにぎわっていた。弘前城天守の大雪像は、ディテールにもこだわった立派な大雪像だ。期間中毎日、プロジェクションマッピングが上映されており、目まぐるしく変化する弘前城の様子を多くの観光客が足を止めて見守っていた。

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    『弘前ねぷたまつり』に出陣した“ねぷた”の絵を活用した“津軽錦絵回廊”や、地元の小学生が描いたねぷたの展示も見ることができた。間近でみるねぷたの絵は、大胆な筆の動きを感じられるほどの大迫力でありながら、緻密で繊細なタッチも感じられた。

    弘前市は、春の桜、夏のねぷた、秋の紅葉、そして冬の雪燈籠まつりと、四季を通して楽しめる町。きれいな空気とおいしいグルメのある弘前に、一度遊びに行ってみてはいかが。

    HIROSAKI MOVING PROJECT
    http://hirosaki-moving.jp/

    ガジェット通信特集ページ:城が70メートル移動する!? 弘前城本丸石垣修理事業 応援大特集
    http://getnews.jp/hirosaki/[リンク]

    RSSブログ情報:http://getnews.jp/archives/1400293
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