オープンカーというと物好きの人が買うという印象です。比較的価格帯が高価で買いにくいという部分もありますが、それよりは寒そうと言う部分が目立ちます。冬にオートバイに乗るような感じで、快適さは全くなくスタイルだけで乗っているという感じではないでしょうか?
今回、知人のオープンカー『マツダ・ロードスター』に乗せてもらい、オープンで走行しても非常に快適であったことを実感しました。 販売店にオープンカーの試乗車が常にあるわけでは無いので、多くの人は誤解したままだと思います。
オープンにすると開放感が得られます
オープンカーは幌(ほろ、オープンカーを覆っている簡易的な屋根)に覆われており、車種によっては比較的簡単に開閉する事が出来ます。今回借りた『マツダ・ロードスター』は停止状態で乗車したまま10秒程度で開閉が可能です。
幌がしまった状態です。これが普通のクルマと同じ状態です。
幌を完全にオープンにすると頭上に空が広がる開放感が得られます。
静止画ではわかりにくいですが、自動車専用道路を時速60キロメートルで走行している写真です。車内はほとんど無風状態です。暖房とオープンカーの多くで装備されているシートヒーター(電気カーペットみたいな物がシートに入っていると考えてください)で快適です。特に厚着をしなくても快適に運転できます。
空や景色を楽しめるワイドな視界と、今まで聞こえなかった音や自然の空気感を味わうことが出来ます。一方で快適な空調や安心感もオープン状態でも確保できます。この感覚は体験してみないと分からないですね。
欠点は停車したとき
良いことばかり言いましたが、欠点もあり、停車すると走行中より風が吹いているという印象です。
言っていることがよく分からないと言われそうですが、オープンカーの空気は走行するときの流れで、車内の空気を走行中の風の流れで閉じ込めています。停車すると周りの空気と混ざり合い、暖房で暖めた空気が逃げて行きます。そのため、停車中の方が寒いです。また、他のクルマの排気も車内に入ってくるので気になります。
この場合でも幌を素早く閉じれば安心です
ここからは車種によって異なりますが、今回借りた車の場合は、片手で10秒以内で閉じることが出来ます。信号待ちで寒さや空気の悪さを感じたらすぐに閉じることが出来ます。
今回借りた『マツダ・ロードスター』は乗車しながら素早く開閉可能です。急な雨、におい、温度や視線が冷たいときはすぐに閉じることが出来るので安心です。
半袖でも運転できました
筆者も運転したくなったので、少し借りました。長い間コンパクトカーになれており、車両感覚が分からないので怖いというのが第一印象です。エンジンはパワーがあり、運転していて楽しいクルマです……。というか冬でも快適かどうかという話です。
結論から言うと2月の真冬でも半袖で運転できます。停車中は少々寒いですが、暖房とシートヒーターを設定していれば暖かいです。ただ、信号待ちしているときの対向車や極寒装備のロードバイク乗りからは冷たい視線が感じられました(もしかしたら、格好いいクルマに向けられた熱い視線かも?)
半袖Tシャツを着てのオープン状態でのドライブです。意外に快適です。
運転中に寒くなったり、冷たい視線を感じたら……。
後ろに腕を伸ばし、幌を取り出します。
片手でフロントウインドーまで引っ張ります。
フロントウインドウにロックします。ロックは大型のレバー操作で一発です。
暖かな車内で普通のクルマのように運転できます。オープンも嬉しいですが、やっぱり屋根があると落ち着きますね。
クルマを買い換えるときに「オープンカーはあり得ない」ではなく「選択肢の一つとして考えてみる」とより幅が広がるのではと思います。筆者も含めてオープンカーは食わず嫌いだと思います。機会があれば是非、体験してみてください。
ただ、繰り返しますが、真冬に半袖Tシャツで運転していても温度的には寒くありませんが、冷たい視線を浴びることは確実です。普通なジャケットなどを重ねるのが良いと思います。
マツダ ロードスター オープンカーを真冬にオープンに 商品レビュー専門 YouTube
https://youtu.be/K5hz5XVIjg8
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(執筆者: 動画解放軍) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか
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