まだまだ寒さが気になるせいか、焼肉やホルモン焼きのお店が流行っているのをよく見かけます。
かと思えば、気温が上がった日には、戸外でバーベキューを楽しむ人も、たまに見るようになってきました。
三寒四温ならではの季節だからこそ見られる風景ですが、食中毒はくれぐれも注意。
火が完全に通っていない鶏肉を食べて、カンピロバクターに感染したりすることも珍しくないようです。
カンピロバクターとは、1~7日の潜伏期間をおいて、ひどい下痢に見舞われる疾患です。
また、発熱や倦怠感などが起こることも珍しくありません。また、ギラン・バレー症候群によって筋肉を動かす神経組織がダメージを受けて、四肢を動かすことが困難になることが珍しくありません。
「とりあえず、肉はよく火を通しておけば安全」という考えが浸透しているようですが、焼肉やバーベキューで使う野菜でも、食中毒は起こり得ます。
その代表例がシイタケです。健康によい食材なのですが、完全に火が通らないうちに食べると、1~4日のうちに、胸から背中にかけて、激しい発疹とかゆみが起こることがあります。
シイタケ皮膚炎の原因は、よくわかっていません。いわゆるアレルギーではなく、完全に加熱したものや、ポテトチップ状に加工したもの、ぬるま湯に戻して取っただし汁でも同様の症状を起こしたケースが確認されています。
おそろしくかゆいため、かかずにはいられないそうですが、ひっかくとかいた後に水泡をともなった丘疹が起こることが知られています。一般的にステロイド軟膏や、炎症やかゆみをおさえる抗ヒスタミン剤の投与が、スタンダードな治療法だとされています。
体調が悪い時に、アルコールと一緒に食べて症状が出たというケースもあるようです。焼肉やバーベキューの時にシイタケを食べる時は、よく焼いて食べたほうがよさそうですね。
※写真はイメージ 足成より http://www.ashinari.com/2013/01/27-375673.php
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(執筆者: 松沢直樹) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか
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