• このエントリーをはてなブックマークに追加
神保町にある伝説の店で『半ちゃんらーめん』を食す! @『さぶちゃん』神保町
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

神保町にある伝説の店で『半ちゃんらーめん』を食す! @『さぶちゃん』神保町

2016-03-16 17:30
    sabuchan008_R-500x375.jpg

    今は当たり前とされる”半チャーハン&ラーメン”ですが、この組み合わせを最初にメニューに取り入れたとされる伝説の店が神保町にあるとの事で、それとなく訪れてみました。

    とはいえ、神保町の12時はどの店も満席か行列になるのが常でして、とりあえず伝説の店も満席で御座います。

    そんな感じなので、まずは他の店を回ってからピークタイムを過ぎた14時頃に再び訪れてみた次第です。

    神保町のレジェンド『さぶちゃん』

    sabuchan014_R-500x375.jpg

    その店の名前は『さぶちゃん』と呼ばれ、店主の『さぶちゃん』は兄弟の営む隣の『キッチン グラン』と共に神保町で愛されています。

    ちなみに『さぶちゃん』は1967年創業と、まさに神保町ラーメンのド真ん中! 生きる伝説として人々に称えられ、今でも人気は衰えていません。

    『さぶちゃん』と言えば『半ちゃんらーめん』である!

    sabuchan000_R-500x375.jpg

    というわけで、選択肢は『半ちゃんらーめん』(750円)の一択であります。これを食べるために焼きそば専門店の『みかさ』は小盛りにした勢いでして、筆者の『半ちゃんらーめん』に対する期待と憧れは半端ありません。

    しかし!

    丁度、ランチタイムを過ぎて客は店内に筆者のみとなったものの、筆者のオーダーである『半ちゃんらーめん』に取り掛かる気配が1㎜も無いのは、何故でしょう?

    万が一にもオーダーを聞き逃したかもなので、再び「半ちゃんらーめん、お願いします」と言ってみたものの

    「はい。」

    と返事をするだけの『さぶちゃん』で御座います。初見の店なので何かしらのタイミング等があるのか、色々と考えてみましたが納得出来る理由は思い浮かびません……。

    そして!

    さらにお客さんが一人、また一人と入って来て、3人の『半ちゃんらーめん』が揃ったところで調理が開始されました。

    「な、なんと言う効率主義者だ!」

    普通であれば筆者もイラっと来る場面ですが、立っているのも精一杯な巨匠『さぶちゃん』の姿を見ていると、逆に感動してしまいました。

    数年前ならキレッキレだったのだろうか?

    sabuchan015_R-500x375.jpg

    とりあえず高齢な『さぶちゃん』が心配で御座います……。

    いや、この運動能力で調理が出来るのでしょうか? もはや立っているだけで精一杯な感じで、見守る方もハラハラしてしまいます。

    しかし!

    そこまで体調が悪いながらも厨房に立ち続けている『さぶちゃん』あっての『さぶちゃん』ですから、他のお客さんも黙って見守っています。

    なんと訓練された客なのだろうか? ここまでハートフルなお客さんは見た事がありません。

    『さぶちゃん』のラーメンが美味かった件

    sabuchan009_R-500x375.jpg

    正直、まだまだ完全に煮たっていない大きな中華鍋に、麺をブチ込んだ時は全てが終わったと思いました。

    丼にスープを入れる時もこぼれまくりだし、もはやスープの入った丼を持ち上げる体力も残っていません……。

    しかし!

    そこは分かってらっしゃるお客さん達なので、自ら丼を取りに行きます。どんだけ『さぶちゃん』は愛されてるんだよって話ではないでしょうか?

    結果、写真の通りのラーメンで御座います……。

    いや、確かにスープは少ない気がするし、麺とか丼の外にOBしているし、隣の人に比べて麺少ないし、多分”メンマ”とか入れ忘れている予感ですが、あえて言おう!

    sabuchan011_R-500x375.jpg

    「ラーメンは意外と美味しい!」

    かなりの細麺で黄色も鮮やかな昔懐かしい麺ですが、意外と堅めに茹でられていて、茹で加減はばっちりでした。

    さらに鶏ベースと思われるスープも、しっかりとボディと言うかコクがあり、生姜の香りも鮮やかで完成度は高いですね。

    もし、全盛期に食べていたなら筆者も絶賛した可能性は否めません。

    sabuchan010_R-500x375.jpg

    ちなみにチャーシューは昔ながらの”豚の腿肉”で、比較的パッサパサな仕上がりですが、これも昔はこんな感じのチャーシューが普通だった事を思えば、この仕上がりこそ『さぶちゃん』なのかもですね。

    一枚しかありませんが、かなり分厚く切られているので、ボリュームはあります。

    『さぶちゃん』の塩辛い半ちゃーはん

    sabuchan012_R-500x375.jpg

    中華鍋に少し残っていた”ちゃーはん”を丼に移して、新たに3人分の半ちゃーはんを作り始めます。

    いや、そこは本来はラーメンと同時に出るだろって話ですが、今の『さぶちゃん』の体力を考えると、これが精一杯なので仕方ありません。もはや中華鍋を振る事も出来ないので、ほぼほぼ弱火でじっくりと混ぜ焼いて行きます。

    先ほど丼に移した残りも、再び中華鍋に入れてリサイクルです……。

    ま、まあ食べ物は粗末にしちゃ駄目だし、リメイクだと思えばギリOKな気がしないでもないような雰囲気です。

    ちなみに写真も手を付ける前の状態で、盛り付けの概念を覆す可能性があるのは否めません。

    sabuchan013_R-500x375.jpg

    いや、もはや何も言うなかれ……。

    今はこうして伝説の『半ちゃんらーめん』を食べられる事を喜びましょう。味の方も多くは語りませんが、とりあえず塩味がキツいとだけ言っておきましょう。

    あとは写真を見て、それぞれの答えを出して下さい。

    『さぶちゃん』 総評

    sabuchan007_R-500x375.jpg

    正直、数年前に食べたかったと思う反面、今食べておいて良かったとも思える複雑な心境になりました。

    筆者も多くの名店に訪れ、また多くの店の最後を見て来たので、この『さぶちゃん』の『半ちゃんらーめん』には色々な思いが巡ります。

    客観的に見た場合、まだ『さぶちゃん』で食べた事がない人にオススメ出来るかと言われたら、微妙なところで御座います。まあ、ラーメンの方は筆者も結構気に入ったので、マニアであれば食べるべき伝説の一品かもしれません。

    しかし!

    昔、さんざん『さぶちゃん』のラーメン、もとい『半ちゃんらーめん』を食べた人ならば、絶対に今すぐ訪れるべき案件かと存じます。もう明日は会社を休んでも構わないので、ダッシュで『さぶちゃん』に食べに行って下さい。

    と、いう感じの『さぶちゃん』でした。

    まさに神保町の伝説的なラーメン屋さんで食べられた事は、筆者としても良い判断だったと思いました。本当はカレーを食べに来たのですが、ついつい『さぶちゃん』から放たれるオーラに呼び込まれてしまいました。

    神保町まで来て”ノー・カレー”とか有り得ない話ですが、今この瞬間に食べるべきは『半ちゃんらーめん』で正解だったと思います。

    それでは、是非みなさんも『さぶちゃん』の『半ちゃんらーめん』を食べてみて下さい。生姜の利いたラーメンはシンプルながらも懐かしく、きっと気に入ると思いますよ。

    『さぶちゃん』

    住所:東京都千代田区神田神保町2-24 木下ビル1F

    営業時間 11:30~15:00
    定休日:月曜 日曜祝日

    ―― 見たことのないものを見に行こう 『ガジェット通信』
    (執筆者: YELLOW) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか

    RSSブログ情報:http://getnews.jp/archives/1430005
    チャンネル会員ならもっと楽しめる!
    • 会員限定の新着記事が読み放題!※1
    • 動画や生放送などの追加コンテンツが見放題!※2
      • ※1、入会月以降の記事が対象になります。
      • ※2、チャンネルによって、見放題になるコンテンツは異なります。
    ブログイメージ
    ゲーム実況ブロマガ「ゲキマガ」
    更新頻度: だいたい毎日
    最終更新日:
    チャンネル月額: ¥110 (税込)

    チャンネルに入会して購読

    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。