米ワーナー・ブラザースによるアニメ映画『Batman: The Killing Joke(原題)』で、バットマンの声をケヴィン・コンロイ、ジョーカーの声をマーク・ハミルが再び演じることが決まった。
コミックに関する米情報サイトCBR(Comic Book Resources)によると、コンロイとハミルは、、バーバラ・ゴードン(バットガール)の声を演じるタラ・ストロング、ゴッサム市警察の本部長ジェームス・ゴードンの声を演じるレイ・ワイズと共演することになるようだ。
ハミルは、「大好きなバットマン役のケヴィン・コンロイと再び一緒に仕事ができる機会を得られたことは、象徴的な悪役であるジョーカーの決定的な起源から考えても、私にとって夢が叶った」と、CBRに語り、続けて、「『Batman: The Killing Joke(原題)』で再びジョーカーを演じることに、これ以上ない位にわくわくしている!」と、コメントした。
『Batman: The Killing Joke(原題)』は、映画『ウォッチメン』や映画『Vフォー・ヴェンデッタ』の脚本を手掛けたアラン・ムーアが脚本を執筆し、ブライアン・ボランドがイラストを手掛けた。同作は、今までに公開された“犯罪の道化王子”と呼ばれるジョーカーに焦点をあてた作品の中でも、最もジョーカーを象徴するストーリーであると考えられている。あらゆる称賛を受ける一方で、作品で描かれている暴力や、特にバットガールについての内容は論争の対象となった。
ハミルは、ジョーカーの有名なセリフを引用し、バットマンとジョーカーの画像を載せてツイッターでコメントした。
THE “” pic.twitter.com/bqzBQPIhOw
— Mark Hamill (@HamillHimself) 2016年3月14日
All it takes is one bad day to reduce the sanest man alive to lunacy…Just one bad day.
「狂気の沙汰に生きるまともな人間を減らすには、1日で十分だ・・・たった1日の悪い日だ」
KILLING “Remember there’s always madness… Madness is the emergency exit” pic.twitter.com/hEvNRaxL6e— Mark Hamill (@HamillHimself) 2016年3月14日
「狂気はどこにでもあるということを忘れるな。狂気は逃げ口なんだ」
JOKE “If I have to have a past, then I prefer it to be multiple choice” pic.twitter.com/o1ZybkvTwa
— Mark Hamill (@HamillHimself) 2016年3月14日
「もし過去を持たなければいけないとしたら、選択肢は多いほうが良い」
ハミルとコンロイは、1990年代に米国で放送されたDCコミックスをアニメ化したテレビシリーズ『バットマン』以来、ジョーカーとバットマンの声を演じ続けている。最近では、2009年に北米で発売された3部作のゲームソフト『バットマン アーカム』で、2人はそれぞれの役柄を演じている。
コンロイは、「20年以上に渡りバットマンの声を担当するという幸運に恵まれ、共演者のマーク・ハミルと共に録音スタジオで素晴らしい時間を過ごした」と語り、「マークは、いつも私をより良い役者でいさせてくれた。バットマンとジョーカーの物語史上、最も称賛を受けるであろう作品のひとつで、我々がそれぞれのキャラクターに再び息を吹き込めることに興奮している」と、続けた。
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