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サム・ライミも絶賛 『クロックタワー』の精神的続編となるインディーゲーム『NightCry』PC版が3月29日に発売決定
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サム・ライミも絶賛 『クロックタワー』の精神的続編となるインディーゲーム『NightCry』PC版が3月29日に発売決定

2016-03-22 20:30
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    名作ホラーゲーム『クロックタワー』のディレクター・河野一二三氏による『クロックタワー』の“精神的続編”として、インディーゲーム開発者の交流イベント『INDIE STREAM FES』で製作が発表された『Project Scissors』。ホラー映画界から『呪怨』シリーズの清水崇氏が企画協力とPVを手掛け、『サイレントヒル』シリーズのクリーチャーデザインで知られる伊藤暢達氏が参加するという豪華な布陣も話題になり、正式タイトルを『NightCry』として『Kickstarter』による資金調達を果たした本作が、3月29日からPC版の配信を開始することが発表されました。

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    『NightCry』は、豪華客船を舞台に、巨大なハサミを持つ不死身の“シザーウォーカー”から逃走しながら船内を探索し、生還を目指すアドベンチャーゲーム。マウス操作で画面をポイント&クリックすることで主人公へ間接的に指示を出すゲームシステムで、シザーウォーカーが現れると逃走モードに突入。走り過ぎると息切れしたり、危険を回避する“RSI(連打せずにはいられない)”システム、マルチエンディングなど、『クロックタワー』シリーズのゲーム要素は踏襲しつつ、右クリック操作で後ろを振り返ることにより、シザーウォーカーとの距離を測れるという新要素も盛り込んでいます。

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    『クロックタワー』『クロックタワー2』で当時はやりたいことをやりきったという河野氏。『クロックタワー2』から20年が経過し、「オレなりのホラー論をゲームで出してみたい、という思いがチャージされてきた」と本作にかける意気込みを語ります。「クリックタイプのホラーゲームにはお金が出ない」(同氏)という市場環境の中、インディーゲームとして製作することを決断。発表会では、『Kickstarter』プロジェクトが終了してからグラフィックをすべて作り直す、リリース直前の今でもイベントシーンを追加しているなど、「作りたいものを作る」というインディーらしい姿勢を感じさせるエピソードが次々と飛び出しました。

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    清水崇氏は、当初2~3分のPV制作を依頼されたのに対して、結果13分にも及ぶ大作PVになってしまったというエピソードを披露。発表会当日はイタリアで開催された映画祭から帰国したばかりで、このPVとトレーラーを出展したところ「シザーマンじゃないか」と反応する『クロックタワー』ファンの姿が見られたことを明らかにしました。

    NightCry Full Short Film(YouTube)
    https://youtu.be/QL77DK68Q_U

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    清水氏からは、『呪怨』ハリウッド版をプロデュースしたホラー映画の巨匠、サム・ライミ氏から『NightCry』へ寄せられたコメントも紹介されました。「今日のビデオゲームでこのような素晴らしい作品があるとは」と絶賛し、「ホラーの船旅に出航」「旅を楽しむのが待ちきれない」と、作品の舞台である豪華客船にちなんだ表現で締めくくられる、好意的な内容になっています。

    サム・ライミ氏コメント
    清水崇の『NIGHTCRY』は、明かりを点けたまま眠りたくなるようなタイプの体験である。
    殺人鬼のストーリーは、ファンタジー的なビジュアルで彩られる。
    今日のビデオゲームでこのような素晴らしい作品があるとは。
    このホラーの船旅に出航し、どっぷりとその旅を楽しむのが待ちきれない。

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    会場には、清水氏が監督したPVでも使用されたシザーウォーカーのハサミが展示されていました。暗い照明の会場で無造作に置かれていたので近寄って見てみたら、柄の部分にびっしり毛が生えていて、なんとも禍々しい造形……! 発表会終了後のフォトセッションでは、みんな笑顔で持ち上げていたのですが。

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    発表会に先立ち、会場では人気ゲーム実況者の牛沢さん、まおさんが出演する『ニコニコ生放送』も実施。河野氏やプランナーを務めた池田祥也氏からヒントをもらいつつ、最初の犠牲者、シザーウォーカーとの遭遇、スマートフォンのアイテムを使った謎解きといったイベントを、恐怖による絶叫と共に実況しました。放送は4月20日(水)23時59分までタイムシフト視聴できます。

    『NightCry』完成発表イベント【ゲーム実況生放送】(ニコニコ生放送)

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    『NightCry』は3月29日16時から『PLAYISM』と『Steam』でPC版の配信を開始。ゲーム単体は2480円(税込み)、サウンドトラック付きが3980円(税込み)、さらにアートブックが付属するセットが4980円(税込み)、さらに絵コンテが付属するセットが5980円(税込み)です。PC版のほか、PlayStation Vita版が予定されているとのこと。河野氏はPS4版やVR版、映像化にも意欲を見せていましたが、『クロックタワー』ファンならレーティングに縛られずに、河野氏がやりたいことを詰め込んだPC版に注目しておいた方がよさそうです。

    NightCry PV 0321(YouTube)
    https://youtu.be/iEMsbp7oeDA

    NightCry(PLAYISM)
    http://playism.jp/game/420/nightcry

    参考記事:
    『クロックタワー』『サイレントヒル』『呪怨』――ホラーゲーム企画『Project Scissors』に“恐怖”のプロが集結[ホラー通信]
    http://getnews.jp/archives/671131[リンク]

    【続報】『クロックタワー』精神的続編『Night Cry』が始動! 清水崇監督のティザー映像が本気のコワさ[ホラー通信]
    http://getnews.jp/archives/788365[リンク]

    RSSブログ情報:http://getnews.jp/archives/1432795
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