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【浅草】 ザ・昭和な空気に平成生まれもつい黄昏れるカレー屋『百里香』食レポ
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【浅草】 ザ・昭和な空気に平成生まれもつい黄昏れるカレー屋『百里香』食レポ

2016-03-23 12:30
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    ガジェット通信スタッフがおすすめするランチをレポート。本日紹介するのは浅草の下町にあるカレー屋さん『百里香』。誰もが認める日本のザ・下町『浅草』の5丁目にあるスーパーローカルなこのカレー屋さんは、日本人にとってはDNAレベルで刻まれた『昭和』への憧憬を思い起こさせる懐かしの名店だったのだ。平成生まれの筆者もついついその昭和ワールドに引きこまれそうになってしまったので、懐カ(しい)レーを体験したい方は是非訪れてみては如何だろうか。

    ランチレポ:百里香

    浅草駅からは浅草寺や花やしきのあるエリアを通り過ぎ歩くこと約15分、浅草5丁目の閑静な下町の只中にこのカレー屋さんはある。とは言ってもそこは下町、直ぐそばには賑やかな千束通りもあり散策するだけでも楽しい。角地にあるお店なので、発見はさほど難しくないだろう。
    なお店名の『百里香』とはカレーなどで使われる香辛料『クローブ(丁子)』の別名だそうだ。百里離れていても香る、という事でついた名前なのだという。

    ■ランチタイム:11:00~16:30(ラストオーダー16:00)
    ■アクセス:浅草駅から徒歩15分

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    入店すると4人掛けボックス席に通される。店内には観葉植物が沢山置いてあり、いわゆる『昭和』の洋食屋さんの雰囲気。親戚のおばちゃんの家に来たかのような、どこか懐かしい親近感にシビれる。

    たべたもの 「本日のおすすめカレーB・ビーフカレー」

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    ■たべたもの: 本日のおすすめカレーB・ビーフカレー
    ■値段: 880円
    ■内容: ビーフカレー、サラダ、アイスコーヒー
    ■たべた日時:2016年3月18日金曜日12時30分入店

    この日のおすすめカレーは『ひとくちヒレカツカレー』『ビーフカレー』。ひとくちヒレカツカレーのヒレカツが本当にひとくちだったらどうしよう、という事で今回はビーフカレーを選択。
    辛さは甘口、中辛、辛口、極辛の4種類から選択可能。ライスは中盛まではサービス。

    ★★★☆☆
    レトロな店構えの期待を裏切らない、下町の洋食屋で食べる懐かしい和風カレーを堪能できる。今回は辛口を選択したが、スパイスがちょうどいい塩梅に効いており、カレー初心者ながら連日インドカレーを食べ歩きで疲弊した舌を癒やすにはもってこいだった。またビーフカレーの牛肉はかなり柔らかく、そのまま牛丼にしてもかなり旨いのではないか、と思うほどの美味。

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    まずは福神漬けとらっきょうが運ばれてくる。ここ最近、インドカレーに心血を注いでいた筆者にとっては正にホッとした瞬間であった。テキパキと動く女将さんの気遣いが嬉しい。

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    サラダが運ばれてくる。レタス、きゅうり、コーン、トマトの完成された組み合わせに、イタリアンドレッシングが添えられる。なかなか量も多くて不摂生な若者には実にありがたい。

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    臨戦態勢が整えられた図。ふと見ると、テーブルクロスが小学校の調理実習室の物と酷似しており、強烈な望郷の念に襲われる。

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    そしてマスターのおじさんがカレーを運んで来てくれる。これが百里香のビーフカレーだ!!

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    満を持して登場した『ビーフカレー』辛口。どこからどう見てもカレーといった風。

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    早速いただいてみる。丁寧な仕上がりの牛肉に舌鼓を打つ。形状はビーフカレーによくあるサイコロ状ではなく、純和風な薄切り牛肉。とにかく柔らかい。ライスも炊きたての味でバッチリ合う。

    あまりにもスイスイと食べれるカレーだったので、あっという間に食べ終わってしまった。

    しかし、ここからが本番。じっくりと店内の雰囲気を味わいながら、セットドリンクのアイスコーヒーを飲む。

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    セットのドリンクは紅茶、オレンジジュース、コーヒー、牛乳と選択肢に富む。

    後述するように、カレー食後の一服には最高の環境がここにはある。じっくりとカレーの余韻に浸りながらボーッとする筆者。

    お店の雰囲気とサービス

    ★★★★★
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    入店した瞬間に目が覚めるほどのレトロな雰囲気に気付く。東京FMからはゴッドファーザーのテーマ曲やブルーハーツがたまたま流れていて、一瞬本当に昭和にタイムスリップしてしまったかのような錯覚をクラッと味わう。
    通りの角地に面している為、日当たりは極めて良好。春の温かい日差しが差し込む静かな店内は、実に居心地が良くこのままずっと座っていたくなるほど。

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    ラウンジ風の店内。革シートの表面には、きっと様々な人の思いが積み重なっているのだろう。全席喫煙可。入店時には地元の常連さん達が紫煙をくゆらせていた。いかにも下町、という光景が目の前に広がっている。もしかしたら通常の物理法則が適応されない空間なのでは、というほど時の流れがゆっくりとしている店内。

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    そしてこのド昭和な雰囲気に追い打ちかけるように、店内本棚には読み込まれた名作『BARレモン・ハート』が揃えられていた。なんとも言えないほどの役の揃い様で、こんなおが店まだあったのか、と感慨もひとしお。また近くに訪れたら是非再訪したいカレー屋筆頭だ。

    評価

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    ボリューム: ライスは中盛までサービスだが、ライス大盛りとルーの大盛りは有料。
    オーダーの早さ: 5分程で特に待つことも無い。
    混雑具合: 訪問時はお昼時だった為、満席。店内はゆったりとしているが、そこまでキャパシティは広くない。
    その他: カレー専門店なのだが、昭和の喫茶店のような雰囲気もある。食後も混雑していなければ、かなりゆっくり出来そう。

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    近くには銭湯。一風呂浴びてから、カレーを食らうというのもアリかもしれない。これぞ下町ライフ。

    詳細情報

    店名:百里香 
    浅草料理飲食業組合/カレーの店 百里香紹介サイト
    [リンク]
    ランチメニュー:

    日替わり本日のおすすめカレーA/B(880円):ひとくちヒレカツカレー/ビーフカレー、サラダ、ドリンク付き
    オリジナルカレー(600円):サラダ付き
    ポークカレー(800円):サラダ付き
    スパイシーチキンカレー(800円):サラダ付き

    電話: 03-3873-0127
    場所: 〒111-0032 東京都台東区浅草5-15-1
    営業時間: 11:00~20:30
    ランチ 11:00~16:30(LO16:00)
    定休日:日曜日・祝日・年末年始

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