日本中の憧れの的である俳優で歌手の福山雅治と、中国での受賞歴がある俳優のチャン・ハンユーとステフィー・チー・ウェイが、ジョン・ウー監督の最新映画『追捕 MANHUNT』の主演を務める。
このアクション・スリル映画は、香港のメディア・アジアにより支援され、3000万ドル程度の製作予算でプロデュースされる予定で、撮影のほとんどは日本の大阪で行われる予定だ。
同プロジェクトは、1976年の同タイトルの日本映画のリブート作品となる。『追捕 MANHUNT』は、西村寿行による日本の小説「君よ憤怒の河を渉れ(きみよふんぬのかわをわたれ)」(『Hot Pursuit(英題)』として翻訳された)を原作としている。オリジナル映画では高倉健が主演し、文化革命後の中国で1978年に初の海外映画として公開され大ヒット作となった。メディア・アジアは、映画権利を出版社の徳間書店より獲得した。
福山は、チャンを追う警部役を演じる。チャンの役柄は強盗、強姦、複数の殺人を犯したという濡れ衣をきせられた逃亡者だ。
香港インターナショナル・フィルム&テレビマーケット(香港フィルマート2016)のプレゼンテーションで、メディア・アジアは、ベテランの香港の監督達が指揮する複数の新たなプロジェクトについても明かした。複数の新たなプロジェクトには、ジョニー・トーの映画『Three(英題)』も含まれる。同作は、医師と探偵、ギャングにまつわる犯罪スリラーで、ヴィッキー・チャオ、ウォレス・チョン、ルイス・クーが出演する。
(トーは、映画『Trivisa(英題)』のプロデュースも手掛ける。同作は、3月21日(現地時間)より開催される香港国際映画祭にて封切りとなる)
ゴードン・チャンは、時代劇ドラマ映画『God of War(英題)』と、有名な小説家である金庸(キンヨウ)による武侠小説をもとにした3D武術映画『The Legend of the Condor Heroes 3D(英題)』を監督する予定だ。
チャンは、アニメ映画『Novoland: Legend of the Naga Pearls(英題)』のプロデュースも手掛ける予定だ。