さて、カレーも好きだがラーメンも大好きな筆者が注目する『最強ラーメンFes』が東京都の町田市で開催されるということで、超個人的に町田特集的な何かを思いつきました。
一般世間のラーメンフリーク達が、普段はさして注目する要素のない町田市で行われるラーメンのイベントに注目するであろうと考え、この機会に便乗してPVを稼ごうと言うゲスい作戦で御座います。
町田駅前のディープスポット『仲見世商店街』
とりあえず『まほろ駅前多田便利軒』の元ネタ、かつロケ地として微妙に名を馳せた町田市ですが、あえて言おう!
「町田市は東京都! 神奈川県じゃない!!」
常に隣の相模原市と比較される町田市は、ほぼほぼ神奈川県と言っても過言ではないロケーションにあり、正直なところ東京23区よりも神奈川県の方が身近な存在で御座います。
しかし!
一応は東京都なので、あまり町田市をイジめないで下さい。お願いします。
そんな微妙な町田市で人気のスポットと言えば、ぶっちゃけ何もないのですが、もしかしたら仲見世商店街とかちょっとノスタルジーに浸れる雰囲気があり、それなりに行列店もあったりするのでオススメです。
その中でも『七面』(しちめん)は34年の歴史があり、まさに町田のラーメンの歴史そのものと言っても過言ではありません。
この看板のウェザリング具合も半端なく、町田のラーメンマニアであれば必食の店で御座います。
冷やし中華もオススメである!
ちなみに筆者の夏は『七面』の冷やし中華と共に始まります。
少々お高い冷やし中華ではありますが、具材も麺も超山盛りなので満足感もマックスです。
飲食店で読む『鬼平犯科帳』は至高!
そんな『七面』で今回食べるのは、普通のラーメンで御座います。この普通な所がミソでして、昔ながらのシンプルな醤油ラーメンを『仲見世商店街』で頂くのがポイントです。
そして!
町の定食屋さんやラーメン屋さんに欠かせないさいとう・たかをですが、この日は『ゴルゴ13』ではなく『鬼平犯科帳』をチョイスです。
『七面』のラーメンを食す!
整いました。
まさに店の入り口に貼ってあるポップ通りの、昔懐かしい純粋な”東京ラーメン”で御座います。
あくまでも町田市は東京都だぞっていう地味なアピールと共に、今も昔ながらの味を守り続けているのです。
シンプルな醤油味のスープ
ラーメンの原点とも呼べる中華そば、まさに東京ラーメンと呼べるスープは昔懐かしい味ですね。ラーメンの原点とも呼べるシンプルなスープは、わずかに生姜も香り食欲をそそります。
必要最小限の具材でスープは構成されているので、最近のラーメンスープの様な複雑さや奥行きは無いのですが、まさに”研ぎ澄まされた味”とも呼べるキレがあります。
デフォルトで胡椒が入っているのですが、このラーメンには胡椒が抜群に合いますね。
自家製麺の『七面』
『七面』の麺は特にコレといった美味さはありませんが、まさにオーソドックスな中華麺といった感じです。
手揉みで縮れを加えた細麺はスープの運びも良く、昔ながらの麺にしてはカンスイ臭くないので、繊細なスープとの組み合わせは最高かと存じます。
質の高い『七面』の具材
「メンマの美味いラーメン屋は間違いない!」
との持論を展開する筆者ですが、この法則は『七面』にも当てはまります。丁寧に仕込まれたメンマは太く、適度な歯ごたえがあり、まさに”メンマ”の美味しさを堪能出来ます。
チャーシューも柔らかく煮込まれていて、箸で持ち上げようとすると崩れるくらいです。
若干、最近の低温調理されたチャーシューと比べると、ジューシーさは劣るかもですが、昔ながらの東京ラーメンという事であれば、コチラが正解かと思われます。
小松菜の緑も鮮やかで、薬味としての慎ましさを超えないボリュームの長ネギ、控え目に添えられた海苔と盛り付けのバランスも良く、ラーメンとしての完成度の高さをうかがう事が出来ます。
『七面』 総評
ここ数年の町田ラーメンの盛り上がりは、日本でもトップクラスの伸びと言っても過言ではありません。
町田市内であれば日本一の塩ラーメン『進化』、多彩なレギュラーラーメンと限定ラーメンを展開する『天国屋』、青葉の味を継承する『ヌードルズ』のつけ麺、ほぼほぼ『基』な『81番』、これら個人店に加え『蒙古タンメン中本』まである町田市は、確実に隣の相模原市を超えています。
そんな町田で昔懐かしいラーメンを食べるとしたら、どの店がベストでしょうか?
その答えが『七面』にあります。
突出した個性こそないものの、昔ながらの味を守り続け、30年に渡って丁寧な美味しいラーメンを提供し続けています。
是非、みなさんも町田にお越しの際には『七面』のラーメンを試してみて下さい。きっと気に入ると思いますよ。
『七面』(しちめん)
住所:東京都町田市原町田4-5-19
営業時間 11:30~19:00 火曜日 11:30~17:00
定休日:水曜日
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(執筆者: YELLOW) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか
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