4月10日(現地時間)にロサンゼルスで行われた映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』のプレスイベントで、“キャップ”ことキャプテン・アメリカを演じるクリス・エヴァンスは、映画製作において、マーベルの強力な原動力が減速するような理由はまったく見当たらないと語った。
エヴァンスは、「このまま進んで、この波をよりもっと大きくさせよう」と、語った。さらに、「マーベルは悪い作品を作っているわけではなく、素晴らしい作品を作っている。スーパーヒーロー作品という括りの中に押し込めておきたい人もいるかもしれないが、どれも良い作品だ」と、続けた。
プレスイベントには同作の出演者や製作陣が一同に会し、“キャップ” (キャプテン・アメリカ)率いるチームと、アイアンマン率いる2つのチームが別々に会見し、作品について語り合った。“キャップ” 率いるチームの会見中、エヴァンスは、マーベルのスーパーヒーロー集団に匹敵するものはないと語った。
おそらく、最近公開されたDCコミックスのスーパーヒーロー映画『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』に少し苛立ちを感じているであろうエヴァンスは、「マーベルはスーパーヒーローを占有し、前代未聞の領域に進んでいる。他の誰にもそれを真似することはできない」と、述べた。
マーベル・スタジオの社長ケヴィン・ファイギは、次々と成長していく俳優たちと共に仕事をすることについて記者たちに語った。
ファイギは、「以前もこの話をしましたが、出演者たちが参加し続けることによって、作品はさらにより正確なものになる一方です。マーベル・シネマティック・ユニバースの歴史の中で、このようなアンサンブルはかつてありませんでした。今日、我々は2つに分かれて会見しなければなりませんでしたが、それは、全ての出演メンバーが主役だからです」と、語った。
そして話題は、ほぼ間違いなくマーベルで最も有名なキャラクターであるスパイダーマンについての話に素早く変わった。
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の監督を務めたアンソニーとジョーのルッソ兄弟は、「キャプテン・アメリカとアイアンマンの非常に複雑に入り組んだ物語を伝えたかった。そして、私たちはこの作品の笑いあり涙ありの均整が取れたストーリーの大ファンだ」と、作品へのアプローチについて語り、「私たちは、アベンジャーズが持っているような共通の信条を持たないキャラクターを出演させたかった。スパイダーマンやアントマンのような、旧来の考えにしばられないキャラクターが登場し、作品に新たな色合いをもたらしてくれた」と、続けた。
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』は、5月6日に米劇場公開となる。