ガジェット通信発行人の深水です。4月14日に震度7の地震が襲った熊本県益城町(ましきまち)の出身です。九州では規模の大きな地震が続いており、被害は拡大しつつあります。
熊本の大震災に対する募金、支援、義援金、ボランティア募集の情報をこちらで集めています。
地震直後、地元益城町に住む人と連絡をとったところ、道路には瓦が散乱し神社の鳥居などが倒れているとのことでした。夜が明けて映像などが入ると被害の大きさが徐々に明らかになってきました。この益城町で育ちましたが、これまでここで地震が多いという話はきいたことがなく、地元の人も多くは、この地で大きな地震が起きるとは考えていなかったと思います。地震から1日経った翌日4月15日の夜は電気も復旧し、地元の知り合いも実際自宅に戻って寝ていたようですが、4月16日未明にまた大きな地震があり、あわてて外で寝ることにしたそうです。連続する地震で多くの建物が倒壊し亡くなった方もいらっしゃいます。翌朝の報道によれば、4月16日未明に起きた地震が「本震」で、4月14日21時26分に起きた地震はその予兆だったという話もあるようです。後から「予兆だった」と言われてもなんともしようがありませんが地震に関しては予知は不可能で後付でしか説明が難しいという話をききます。つまり、これからどのような規模の地震がさらに発生するか誰も予想はできないということで、間違いなく言えるのは「地震の直後には地震が起きやすい」ということのみです。常に「大きな地震はまだ起こりうる」という考えのもと、避難と安全確保を優先していただければと思います。
益城町は、熊本市と隣接した町で熊本空港(阿蘇くまもと空港)や九州自動車道の益城熊本空港ICもこの地にあります。もともとは農業が盛んで、なし、ぶどう、すいか、メロン、さつまいもなどが採れるみどり豊かな地域ですが、先端技術研究所などが集まるテクノリサーチパークもあり、熊本市と隣接していることからベッドタウンとしても発展している町です。ふるさとの復興を願っています。
※トップ写真:NHKのニュース映像より各地の震度