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圧倒的な海老ヂカラを堪能出来る濃厚つけ麺を食す! @『最強ラーメンFes,』町田
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圧倒的な海老ヂカラを堪能出来る濃厚つけ麺を食す! @『最強ラーメンFes,』町田

2016-04-20 01:30
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    『大つけ麺博プレゼンツ 最強ラーメンFes,』も折り返し地点の第三陣がスタート。第一陣に比べてお客さんもグッと増えて来ていて、今では金曜日の夜でも結構な行列を形成しています。

    「町田市民のラーメン好き、しかと確認した!」

    日本中の最強クラスのラーメン屋さんが町田市に来るという奇跡を、町田市の定例行事に出来たら最高なんじゃないですかね?

    つけ麺界の重鎮『頑者』

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    現在の“つけ麺”の主流である“濃厚スープ”の走りであり、魚粉を使い始めたのも『頑者』と言う説もあります。

    店主である大橋英貴氏の実家は製麺屋さんということもあり、この『頑者』の自家製極太ストレート麺は定評があり、恐らく関東でも3本の指に入るんじゃないかと筆者は考えています。

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    このような名店のつけ麺が町田のシバヒロで食べられたのですから、ラーメンマニアならば絶対に食べるべき案件だったかと存じます。

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    そんな『頑者』が『最強ラーメンFes,』限定の『海老ネクストレベル』という“つけ麺”で勝負に来ました。

    『海老ネクストレベル』を食す!

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    整いました。

    「絶対の自信作です!!」(ドヤ)

    みたいな勢いで渡されましたが、メディアであるにも関わらずイベントですら普通にディスる無法者の筆者には通用しません。

    自信作であろうがなかろうが、味は嘘を付かないので“ありのまま”をレポるまでで御座います。(ドヤ)

    今回は“海老、豚骨、鶏”のトリプルスープとのことで、これは通常の魚介の替わりに海老を使ったスープということになるのでしょうか?

    ビジュアル的にはインパクトはないものの、そのスープの香りはグイグイ来てますね。

    海老感が堪らない『海老ネクストレベル』

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    『最強ラーメンFes,』限定なので“採算度外視”で海老を大量に入れて作ったという無茶ぶりスープだけあって、その海老感は筆者も今までに体験したことがないレベルで御座います。

    通常、海老を生で食べたとしてもココまでの濃厚さは出ませんね。刺身で食べる海老のミソをチュルッといっても到達出来ない濃厚さです。

    つまり生の海老を100%とするなら、それを煮詰める事で150%くらいの濃厚さ、海老の旨みを凝縮した形になります。

    恐らくかなりの豚骨と鶏も使っていてスープの濃度も高くボディは強いのですが、それすら霞んでしまうくらいの海老感です。

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    つまり!

    海老好きならば一発で堕ちるくらいのインパクトがある『海老ネクストレベル』ですが、逆に海老アレルギーの人は一発で病院送りになる諸刃の剣かと存じます。

    いや、これは一口食べた瞬間に好き嫌いがハッキリ出てしまう予感です……。なので

    「超濃厚海老スープ」

    の響きに少しでも躊躇いがあるなら、今一度良く考えてから食べるべきでしょうか?

    しかし!

    ちょっとでも食べてみたいと思ったならば、確実に必食すべき一杯であるとも断言出来ます。

    ちなみに筆者はハマりました。

    『頑者』の自家製極太ストレート麺がキテる!

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    最近は全粒粉を使った極太麺もあるので、グラフィック的には普通な感じの『頑者』ですが、食べれば分かるその違い……。

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    箸でリフトすると分かるのですが、このくらいの極太麺になるとゴワゴワした感じの麺が少なくないのですが、この『頑者』の麺は適度なコシと“しなやかさ”を残しています。

    なので極太麺にも関わらず喉越しも良好で、非常に完成度の高い麺と言えるのではないでしょうか?

    これは製麺マニアならば、是非とも試して欲しい麺ですね。

    味変アイテム”海老辛味”が秀逸である!

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    とにかくブッ濃い『海老ネクストレベル』ですので、自家製極太ストレート麺への絡みが半端ないですね。

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    麺をスープに浸けて返しただけで、麺が別モノになって戻って来ます。

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    しかし!

    ここまで一発目の味が濃厚、しかもクセのある海老味となるとマッハで飽きる可能性は否めません。

    どんなに美味しい濃厚スープでも、一口目がMAXだとそれ以降は味に慣れてしまい、下手をすると

    「ただただ重いだけのスープ」

    になったしまう危険性を含んでいるのです。そうなると食べ進むほどに感動が薄れてしまい、結果イマイチみたいな評価に落ちてしまうのです。

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    「安心して下さい、入ってますよ」

    というわけで、開発されたであろう“海老辛味”で御座います。海老っぽい何かと唐辛子を使った味変アイテムで、コイツを入れると味が変わります。

    海老的な乾物を使っているのか、出汁で使った海老をアレンジしたのかは謎ですが、大量の唐辛子と一緒にフードプロセッサーでガーっと混ぜた感じで、かなり辛いです。

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    なので海老が入ることで甘くなった『海老ネクストレベル』のスープに入れると、ガラっと味が変わって全体的に締まった印象になります。

    ある程度食べ進んで『海老ネクストレベル』の味に舌が慣れて来たら、コイツを入れて次のレベルを堪能する嗜好で御座います。

    具材は少々寂しいかも?

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    若干、海老で予算を使い過ぎた感があり、チャーシューもメンマも普通な感じですが特に気になりませんでした。

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    むしろ『海老ネクストレベル』は麺とスープに重心を置いているので、他は入っているだけで幸せを感じる事が出来ます。

    『海老ネクストレベル』 総評

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    通常、この手のイベントだと守りに入る店が多いのですが、超絶に好き嫌いの分かれる“海老”を前面に押し出して来る攻めの姿勢は高評価ですね。

    確実、万人受けはしないスープなのですが、好きな人には堪らない尖った一品である事は間違いありません。

    筆者も、この『海老ネクストレベル』を毎日食べれるかと言われたら微妙ですが、週に一回は無性に食べたくなるかもしれない中毒性を感じました。

    また“海老辛味”の存在も秀逸ですね。あえて唐辛子の種を取り除かずに辛さに特化した味変アイテムは、飽きやすい海老の風味にはベストなスパイスです。

    さらに!

    特筆すべきは、やはり自家製麺のクオリティーでしょうか?

    ぱっと見たビジュアルはオーソドックスですが、その美味しさはは“なんちゃって極太麺”とは次元が違います。

    あとは、やはり海老が強いのでスープが冷めると、ちょっと重くなってしまう感は否めません。まあ、ここら辺は”つけ麺”全般に言える事なので、そこら辺は宿命とも言える案件かと存じます。

    というわけで、非常に個人的にはイチオシな『頑者』の『海老ネクストレベル』ですが、やはり海老が苦手な人は100%無理だと思うので、そこら辺を理解した上で食べてみて欲しい一杯ですね。

    それでは、是非みなさんも海老アレルギーで無ければ『頑者』の『海老ネクストレベル』を試してみて下さい。

    ここまで尖った”つけ麺”は滅多に食べられないので、ひとつの経験として味わってみるとラーメンの世界が広がると思いますよ。

    『最強ラーメンFes,』公式サイト
    http://dai-tsukemen-haku.com/ [リンク]

    『最強ラーメンFes,』会場、『町田シバヒロ』地図

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