• このエントリーをはてなブックマークに追加
ゼルダの伝説のタイトル音楽は「著作権が切れてない事件」で一晩で作った
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

ゼルダの伝説のタイトル音楽は「著作権が切れてない事件」で一晩で作った

2022-07-04 00:00
    任天堂の人気ゲーム『ゼルダの伝説』シリーズですが、シリーズを通してもっとも有名な音楽といえば、ファミコンディスクシステム専用ソフトとして発売された『ゼルダの伝説』のタイトル曲ですよね。よく聴けば、タイトル曲はフィールド曲のアレンジであることがわかります。

    ラヴェルが作曲したバレエ曲『ボレロ』

    そのタイトル曲ですが、当初は、生産直前まで、モーリス・ラヴェルが作曲したバレエ曲『ボレロ』だったのです。つまり、オリジナル曲ではなかった。しかし、とあることが発覚します。かなり昔の曲なので著作権が切れていると思っていたのですが、『ボレロ』の著作権が切れていなかったのです。以下は、任天堂の宮本茂さんのコメントです。

    <任天堂公式サイト・宮本茂さんのコメント>

    「あのとき“著作権が切れてない事件”が起こったんですよ。そもそも著作権って、(国内では)作者の死後50年で切れるのが原則になっているんですよね。オープニングで流していたボレロは、ずいぶん昔の人がつくった曲だったので、大丈夫だとは思っていたんですけど、念のために調べてもらったんです。すると、「死後49年と11か月くらいたっているので、来月にはその著作権は切れます」と言うんです。「それはマズイんやない? 来月まで待てないし」って(笑)」(引用ここまで)


    いまとは大きくイメージが違う作品に!?

    もし、『ゼルダの伝説』の開発があと1か月遅れていたら、タイトルが『ボレロ』のままだったということになります。既存の音楽を使うことになるわけで、いまとは大きくイメージが違う作品に仕上がっていたかもしれません。

    『ボレロ』バージョンもプレイしてみたい

    とはいえ、『ゼルダの伝説』はフィールド曲も絶大な人気を得ており、もしタイトル曲が『ボレロ』のままだったとしても、作品としては高い評価を得ていたかもしれませんね。『ボレロ』バージョンもプレイしてみたいものです。

    2022年7月現在、『ゼルダの伝説』シリーズは最新作の『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』が人気を博しており、新たな続編の発売が待たれています。


    参照: 「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」発売記念インタビュー 第4回「ゼルダの伝説篇」より

    (執筆者: クドウ@地球食べ歩き)

    RSSブログ情報:https://getnews.jp/archives/3305958
    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。