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超有名楽曲の作詞家なのに“ドジっ子愛されキャラ”の小室みつ子さん ロングインタビューで語る「最近のやらかし?」と「音楽」
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超有名楽曲の作詞家なのに“ドジっ子愛されキャラ”の小室みつ子さん ロングインタビューで語る「最近のやらかし?」と「音楽」

2015-12-19 12:30
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    TM NETWORKの『Get Wild』や『BE TOGETHER』『Seven Days War』など、世代を超えて愛される数々の有名なヒットソングの作詞を手がけていることでも有名な、シンガーソングライターの小室みつ子さん。その音楽活動で有名な一方、ネット上では知る人ぞ知る、2010年に起きた自宅ガレージに閉じ込められたエピソード(※)や『ニコニコ生放送』での個性あふれ過ぎる司会など、天然でおっちょこちょいな面も含め、多くのユーザーに愛されています。

    ※『ニコニコ大百科』 小室みつ子:“自宅ガレージセルフ監禁事件(2010.5.8)”の項目を参照
    http://dic.nicovideo.jp/a/%E5%B0%8F%E5%AE%A4%E3%81%BF%E3%81%A4%E5%AD%90 [リンク]

    そんな小室さんが、ガジェ通編集部へ遊びに来てくれました! 新作Music Video(以下MV)や2015年12月27日(土)に開催するライブに関する真面目な話から、最近起こった事件?まで! たっぷりお話を聞いちゃいましたよ。

    進路に迷っている人、若い世代も共感 新作MV『Empty Eyes』

    ――新作のMV『Empty Eyes』は、2001年のアルバム『AS ALWAYS』に収録されている楽曲ですが、なぜこのタイミングでMVを制作されたのでしょうか?

    小室:私の中でもとても大事な曲で、MVを作っておきたいという想いがずっとあって。今はネットが普及して“流行の歌しか聴かない”、という世の中ではないので、なんか昔の歌でもいいかな、と。

    ――『Empty Eyes』にはどのような想いが込められているのですか?

    小室:あの歌は“私”という主語ではなく、“神様”の視点で街をさまよう女の子を歌っているんですけど、20代くらいだと「何をしたらいいんだろう」とか、全然明日が見えなくてあがいている頃ってありますよね。若い頃は私もそうでしたが、「やってみたけど、やっぱり違う」とか。

    音楽やってみたり、小説も書いたり、漫画も描いたり……。一度音楽を辞めたときに、稼がなくちゃいけないから、最初はアーティストとして知り合った集英社の方に「音楽の仕事休むからなんかお仕事ちょうだい」って頼んだら、もともと漫研だったので挿絵の仕事をくれて。ファッション誌の『Seventeen』のイラストとか描いてたの(笑)。

    それで夜中に漫画家さんとかイラストレーターさんとかみんな集まってるんですよ。そこで出会ったのが、さくまあきらさん(『桃太郎電鉄』の生みの親)。さくまさんも“ジャンプ放送局”の仕事でしょっちゅういたんです。そこで仲良くなって、いつの間にかさくまさんは“桃鉄”で有名になって、私はまた音楽に戻っていったんですけど、その集英社時代に出会った人ってずっと縁があるんですよ。

    ――音楽の業界にいるのに、今も出版のところで出会った人との縁が続いているというのが不思議ですね。いつの時代でも自分の進む道に迷っている人はいるので、そういった人に聴いてもらえるといいですね。

    小室:誰もが迷う時期があるので、この歌を聞いて「切なくなる」という人もいるし、なぜか「何度も励まされた」という人もいて。迷っている歌なのになんで励まされたんだろうと不思議に思うんだけど、「ああ、自分と同じなんだ」と共感してもらえるのかも。

    2年ぶりのライブはギターとグランドピアノのセッションでカッコよく決める!?

    ――12月27日(土)は久々のライブということですが、具体的にはいつぶりですか?

    小室:無料イベントはちょこちょこやっていたのですが、きちんとしたライブは2年ぶりです。

    ――今度のライブはどのような内容を考えているのでしょうか?

    小室:きちんとしてる(ライブをやりたいです)……(一同笑)。私のライブは基本ピアノ一本なので、でたとこ勝負みたいにやることが多いんですよ。でも今回はセットリストも決めて、何曲かはギタリストの加茂フミヨシさんに入ってもらう形で考えています。また、今までやったことのない昔の曲もやりますよ。ファンの方にSNSで好きな曲を聞いたりして、今回はじめてライブでやる曲もあるんですよ。ギターの力を借りないと出来ないような曲もあったので。

    私としては意外な曲なんだけど、好きだって言ってくれる人が多い曲があるんですよ。それを一度もライブで歌ったことがないので、すごく新鮮です。
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    ――え~! 初めてやる曲! ファンの方は楽しみですね。では、今までとはまた違ったライブになりそうですか。

    小室:そうですね、カッチリやるところもあるし、ピアノ一本でやるところもあるし。あと、今回の会場の南青山MANDALAはステージにドーンッとグランドピアノがあるの! シンセみたいなのもちょっと使いますけど、弾き甲斐がある生ピ(生ピアノ)の演奏で歌います。いつもは長々喋ってしまってしてトーク&ライブになってしまうので、今回はカッコいい、メリハリのあるライブにしようと思ってます。

    またも深夜に事件? 午前3時半に職質!

    ――最近ハマっていることはありますか?

    小室:(アプリゲームの)『Ingress』ですね。引きこもりなので、地元の周りしか行けないけど。たまに遠出すると「わーい!」ってなる。

    この前、急いで発送しなきゃいけないものがあって、夜中に郵便局の本局に行った帰りに道に車を停めてハック(※ゲーム内のポータルと呼ばれる場所にアクセスし、各種アイテムの入手を行う行為)してたら、たまたま巡回していたお巡りさんに「何してるんですか?なんでこんな時間に起きてるんですか?」って職質されて。

    ――何時くらいですか?

    小室:夜中の3時半くらい。でも3時半って私にとっては普通の時間なんだけどなって思ったんだけど。夜勤の人だっているじゃん!ねえ? 「夜勤帰りで……」って言ったらどうしたんだろう。絶対夜勤帰りに見られないだろうけど(笑)。

    ――実際は何て答えたんですか?

    小室:一応ゲームの説明もして、職業聞かれたから「音楽やってるんですけど……作詞と作曲……」って答えて。30代前半の若いお巡りさんが、「どんな曲ですか?」って聞いてくるから、しょうがなく『Get Wild』って言ったら、「あ、俺スマホに入れてますよ!!」って。で、その後は「仕事で小室哲哉さんと合うんですか?」とか質問され、最後には「小室哲哉さんによろしく」って言われて、私は不審者で小室哲哉さんにはよろしくってなんなんだ!(笑)

    ――ノリが若いですね(笑)。

    小室:でも若いのにスマホに入ってるって言われてビックリしちゃった。曲がすごく長生きしてますよね(笑)。ヒット曲や良い曲のすごさってそういう長生きをするってところだと思う。

    ――今度のライブでやるという、ファンから支持されている古い曲もそういうことですよね。

    小室:そうですね。だから今回作ったMVも、テーマは普遍的だし、世代に関係なく私の中ではずっと聴いて欲しい曲。私が若い時に迷っていたような気持ちは、今の若い人にも通じるものだと思うので。自分は何したらいいんだろう、何が本当は欲しんだろうとか、本当に愛せる人ってどこにいるんだろうみたいなことを思いながら、笑っているけど心のなかでは迷っている、っていう歌なので、特に20代くらいの人に響くんじゃないかな。

    今はネットが普及して、みんな人それぞれが選んで歌を聴けるので、それは良い時代だと思うんですよ。売れなくなったとか言うけれど、音楽を聴く人は聴いてるし、昔の曲を大事に聴く人もいる。昔の曲をMVにしてYouTubeにあげたら、今見た人にとっては新しい曲だし、聴いた人にとってはいつのものでも関係ないですよね。

    Empty Eyes – Mitsuko Komuro – 小室みつ子
    https://youtu.be/FK4MUoAgiXk

    小室みつ子ライブ2015「STEPPING OUT」
    日時:12月27日(日)OPEN:18:00 START:18:30
    会場:南青山MANDALA(東京都港区南青山3丁目2-2)
     http://www.mandala.gr.jp/aoyama.html [リンク]
    グーグルマップ:https://goo.gl/maps/KGCbDRjfHzm [リンク]

    チケット:全席自由(整理番号順入場)
    ・前売:4,500円(税込)※サイン入りグリーディングカード付(非売品)
    ・当日:5,000円(税込)
    販売:e+(イープラス)
    http://sort.eplus.jp/sys/T1U14P0010843P006001P002171565P003000
    注意事項:
    ・入場時に別途ドリンク代が必要です。
    ・未就学児童の入場はお断りいたします。
    ・前売券の特典は当日会場受付でお渡しします。

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    撮影:wosa/おさだこうじ

    RSSブログ情報:http://getnews.jp/archives/1311611
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