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今年も色々と食べ歩いた筆者ですが、今回は筆者が食べた”ナポリタン”を振り返ってみましょう。

ナポリタンの正しい楽しみ方ですが、まずはナポリタンだけでは無く、それらを取り巻く環境と言うか街並みも感じて欲しいですね。

目的となるナポリタンを見つけたら、その街に行き、街を歩き、ナポリタンが生まれた街全体を感じましょう。

その店の古めかしい外観、落ち着いた雰囲気の店内、それらが織りなす雰囲気と言うか”空気感”みたいなモノを感じながら、ナポリタンを食べるのです。

すると”ただの食事”が想い出となり、永遠に心に刻まれるのです…

何を言っているのか分かりかねる感じですが、要するにナポリタンは昔からある食べ物なんで、ノスタルジーに浸りながら食べると美味しさ倍増って事で御座います。

オダサガのラスボス『焼肉はせ川』

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まず、この店だけは次元が違うと言うか”戦う土俵”が違うので、一番最初に紹介しておきます。

この写真だと”バジルの葉”が謎に大きいので、皿が小さく見えますが、実はパーティーサイズの大皿です。4人前くらいのボリュームで”350円”です。

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安くてボリュームがあるだけではなく、ベーコンの替わりにパンチェッタ(しかもイベリコ豚)を使ったり、仕上げに生クリームをチョイ足ししてコクを出したりと、焼肉屋さんなのに

「無駄にクオリティが高い」

と言うナポリタンに仕上がっています。是非『焼肉はせ川』に訪れた際には食べて頂きたいメニューですね。

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なお、こちらのボスと対戦する為には予約が必要ですので、必ず電話で予約してから訪れて下さい。

知る人ぞ知る隠れた名店『レストラン テル』

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”400円ランチ”で横浜最強の洋食屋さんとして、極一部のマニアに知られる『レストラン テル』のナポリタンは必食でしょうか?

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ナポリタンと言うと”ケチャップ味”なイメージですが、このナポリタンはブイヨン的な何かも足されているのか、より深い味わいになっています。

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この美味しいナポリタンが400円で食べられるのですから、驚きですね。

濱の胃袋『イタリーノ』

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横浜にナポリタンは数あれど、筆者が一番好きなのはコチラの『イタリーノ』のナポリタンですね。

「ナポリタンはケチャップ味」

と言うのが定説ですが、この『イタリーノ』のナポリタンはトマト系のソースも使われています。

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しかも普通はベーコンやハムなのですが、あえてアサリとエビみたいなシーフードで攻めています。しかもナポリタンでは出番の多いピーマンも無しです。

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ランチタイムは激混みの店なので、夕方などの厨房が落ち着く時間に訪れて、さりげなくナポリタンをオーダーするのが”濱っ子の粋”だと言っておきましょう。

復活した横浜の名店『グリルサクライ』

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『チリバーグ』で有名な『グリルサクライ』は、何気にナポリタンも人気があります。

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スープとソースと赤ワインを重ねているので、単純なケチャップ味のナポリタンではなく、洋食屋さんならではの美味しいナポリタンに仕上がっています。

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溶けたチーズの美味しさよ… これもナポリタンの醍醐味のひとつかと存じます。

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土日祝日が定休日とハードルの高い店ですが、一度は食べて欲しいナポリタンですね。

正統派ナポリタン『タマガワ』

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横浜発祥と言われるナポリタン、その中でも原点に近いナポリタンが食べられる店と言えば『タマガワ』でしょう。

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あの『センターホテル』で修行を積んだ『タマガワ』の初代の味を受け継ぎ、横浜でも”本物のナポリタン”と呼べるナポリタンを今でも食べる事が出来ます。

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「ナポリタンって何?」

みたいなナウでヤングな若者達は、是非この『タマガワ』でナポリタンを食べて欲しいですね。

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まさに王道のナポリタンと呼べる具の構成、味付けは『タマガワ』の歴史を感じさせてくれます。

幻のレストラン『おさ』

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昼の12時から14時くらいまでしか営業しない、ストイックな営業スタイルの『おさ』のナポリタンも美味しいですね。

マニアックな立地と超短い営業時間、歴史を感じる店構えから”幻のレストラン”として、地元のオダサガ人ですら

「え? あの店って営業してたの?」

くらいの隠れ里です。しかし、最近はハンバーグの美味しさから一部のマニアが行列する人気店となり、ジワジワとブレイクしつつあります。

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そんな『おさ』のナポリタンも個性的で、シーフード主体の独特なナポリタンに仕上がっています。

このケチャップ感がまるでないビジュアルもですが、色々な意味で「これはナポリタンなのか?」と思わせる一品ですが、とにかく

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「めちゃめちゃ美味しい」

ので、こんなナポリタンも有りだと思う筆者です。『おさ』は美味しいメニューが豊富にあるので、訪れたらハンバーグ以外も試して欲しいですね。

元祖ナポリタン!『センターグリル』

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そしてナポリタンと言えば『センターグリル』は外せません。

ケチャップを使ったナポリタンの元祖としても有名で、コチラのナポリタンを食べずにナポリタンを語るのは、如何なものかと存じます。

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今も昔から使い続けている金属製の”プレート”で食べる極太麺ナポリタンは、まさに

「ナポリタンの様式美」

と呼べるでしょう。『センターグリル』のナポリタンの特徴は、なんと言っても圧倒的な太さの”スパゲッティ”(太いパスタ)と炒めまくったケチャップの甘さによる美味しさにあります。

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「ナポリタンとはなんなのか?」

みたいに自分のナポリタンが分からなくなった時は、この『センターグリル』のナポリタンを食べて、原点を想い出すと良いでしょう。

2016年はナポリタンを食べよう!

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今からナポリタンの素晴らしさを語ると小一時間はかかるので割愛しますが、あえて言おう!

「2016年もナポリタンを食べよう!」

パスタと言うとカルボナーラやボンゴレ辺りを食べてしまいがちですが、あえて街の喫茶店や洋食屋さんでナポリタンを食べるのも良いと思います。

オムライスよりも個性が出やすく、ハンバーグよりも味の違いが分かりやすいので、食べ歩きや食べ比べには持ってこいのテーマかと存じます。

是非、みなさんも積極的に渋い店を探して、美味しいナポリタンを食べてみて下さい。

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(執筆者: YELLOW) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか

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