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米ヤフーが、動画配信サイト『ヤフー・スクリーン』を閉鎖した。苦境に立った米ヤフーは2年以上前に、オリジナル番組やネット番組をまとめて配信するビデオサイトとしてサービスを開始した。

『ヤフー・スクリーン』は、海外のNFLの試合の配信やコメディバラエティ番組『サタデー・ナイト・ライブ』の動画配信のライセンス、また、ソニー・ピクチャーズ・テレビジョン制作で米テレビ局NBCでシーズン5まで放送していたコメディ番組『コミ・カレ!』の新シーズンを含めたオリジナルのシリーズを配信し、様々なコンテンツを抱えていた。大掛かりなオリジナル作品は新たな取り組みだったが、昨年後半に、米ヤフーは4200万ドルの損失を公表した。

今後の計画としては、『ヤフー・スクリーン』から、コンテンツを共有するデジタルマガジン部門へビデオ配信を移動させるようだ。例えば、『ヤフー・スクリーン』のLive Nation(ライブ・ネーション)チャンネルのコンサートは、今後『ヤフー・ミュージック』から配信される。

1月4日(現地時間)、『ヤフー・スクリーン』の閉鎖を先週発表した米ヤフーの広報担当者は、「米ヤフーでは、最高のユーザー体験の創造に取り組む上で、製品を定期的に見直し最善の努力をしてきました」 「このことを考慮して、米ヤフーと我々のパートナーのビデオコンテンツは、『ヤフー・スクリーン』からデジタルマガジンへ移行しました。これによって、ユーザーは1箇所で相補的なコンテンツを見られるようになります」と、発表した。

『ヤフー・スクリーン』の閉鎖は、マリッサ・メイヤー率いる米ヤフーが問題を抱えているという最新の徴候だ。数年にわたるメイヤーの施策転換は、投資家の不満と重役の流出以外には何も生まれず、コアビジネスの売り上げが調査されていると言われている。

米ヤフーのオリジナル作品が徐々に終了するに従い、ビデオ部門のさらなる縮小は、メディア部門のトップであるマーサ・ネルソンのもとでは大きく予想されていた。チーフ・マーケティング・オフィサーのキャシー・サヴィットが昨年STXエンターテイメントにひっそりと移ったあと、ネルソンがその役職に就いた。

『ヤフー・スクリーン』の閉鎖による解雇が行われるかどうかはまだ分かっていない。ケイティ・クーリックのデイリー・ニュースのような、現在も放送しているビデオ作品は今後も米ヤフーで続けられるようだ。

オリジナルコメディ『Sin City Saints(原題)』と『Other Space(原題)』は、テレビカテゴリーから見ることが出来る。

米ヤフーは、2013年9月に、8本の短編オリジナルシリーズとパートナーであるバイアコムが提供する作品を含め、1000時間のコンテンツを抱える『ヤフー・スクリーン』を立ち上げた。

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