isi-2_R.jpg

みなさんの一番好きな食べ物は何でしょうか? 恐らく多くの人が”寿司”と答えると思われ、筆者も人生最後の晩餐には寿司を食べたいと考えています。

というわけで、魚が嫌いでなければ誰もが欲する”寿司”ですが、気になるのは”お値段”で御座います。

もっとも最近は回転寿司もあるので、リーズナブルに食べられますが、やはり高級なイメージは拭えません。

しかし!

探せば意外と身近な場所にも”寿司の名店”は存在し、思ったよりも安い場合もあります。

今回は筆者が住まう相模原でも、知る人ぞ知る名店なんだけどランチだったら安いぜヘイ!みたいな穴場を紹介してみましょう。

相模原の食通に評価の高い『石見』(いわみ)

DSCF1261_R.jpg

大きな道から外れた平静な住宅街の中に『石見』はあります。そのマニアックな立地から最近まで筆者も存在を知らなかったのですが、実は寿司がデラ旨いらしいです。

DSCF1267_R.jpg

若干、個人でやっている美味しい寿司屋さんは、ちょっとセレブ価格なパターンがちょいちょいあるので初見の筆者はドキドキですが、ネットで調べた限りだとランチなら筆者の薄い財布でも余裕で行けそうな感じです。

というわけで、お得なランチで『石見』の実力を確かめに行った次第です。

『石見』で『ランチ石見』を食す!

isi-13_R.jpg

ちなみに値段が書いてない”お寿司屋さん”の場合、ちょっと刺身を食べて、ちょっと飲んで、ちょっと握ってもらうと一万円くらいする事も珍しくありません。

isi-12_R.jpg

この『石見』もお任せで握って貰って、ちょいと飲むと一万円コースな店の予感です。

isi-14_R.jpg

しかし!

逆にランチメニューだけに徹すれば意外とリーズナブルな価格であり、そこを狙い撃ちすれば筆者の財布もダメージは少なめです。

初見であれば、この『ランチ石見』を利用しない手はありません。

コース仕立ての『石見』

isi-15_R.jpg

通常、お得なランチであればパッと握って、まとめてドーンと出て来るのがセオリーですが、この『石見』は違います。

isi-10_R.jpg

大将が一貫づつ握って出して来るのです。この方式だと少々お時間は掛かりますが、より完璧な順番で握りを堪能出来るので、ある意味一番美味しい寿司の食べ方になります。

しかも!

”わさび”は伊豆産の大きな”本わさび”を、都度すり下ろして使うコダワリです。

言うまでもなく”わさび”は辛さだけではなく、香りが命で御座います。すり下ろして時間が経つと風味が飛んでしまうので、この『石見』では手間をかけて毎回すり下ろしているのです。

まさに寿司職人のこだわりですね。

特徴的な『石見』の赤シャリ

isi-4_R.jpg

普通は寿司飯と言うと白いのですが、この『石見』では赤シャリになっています。

正直、”赤酢”を使った寿司飯を相模原で味わえるとは思いませんでしたね。

醤油ではなく”煮きり”で食べる寿司

isi-6kamasu_R.jpg

さらに『石見』では、醤油ではなく”煮きり”(タレ的な何か)で寿司を頂きます。

一貫づつ握っては、大将が魚に合わせて”煮きり”をハケで塗ったり、塩で味を決めます。

ちなみに”煮きり”とは醤油と酒を煮きった物で、穴子などに塗ってある甘いタレっぽい奴は”つめ”と呼ばれます。

isi-3hamachi_R.jpg

確かに”煮きり”ならば醤油をつけ過ぎたりする事も無いので、誰が食べても同じ味になるかもしれません。

寿司を究極まで美味しくしようと突き詰めれば、この方式に辿り着くのは自明の理です。

ぼたん海老も付いてて1400円!

isi-5botan_R.jpg

仕入れによってネタは変わるので必ず入っているとは限りませんが、筆者の時には大好きな”ぼたん海老”が入っていました。

いや、これだけを単品で握って貰っても400~600円はする予感です……。

isi-7_R.jpg

”かんぴょう巻き”や”玉子”も流石の美味しさです。

isi-8_R.jpg

とくに”かんぴょう巻き”は、かなり甘口に仕上がっていましたが、この”石見の味”にハマる人は少なくないと思います。

『石見』で人気の”いなり寿司”

isi-1_R.jpg

本格的な寿司をリーズナブルに味わえる『石見』ですが、何気に”いなり寿司”が美味しかったりします。

かなり甘めな仕上がりですが、ちょっと大ぶりな”いなり寿司”にも丁寧な仕事が感じられますね。

『石見』 総評

isi-9_R.jpg

相模原でも穴場中の穴場と言える『石見』ですが、書くか書かないか悩んだ挙げ句、とりあえず普通に書いてみました。

確かにキャパシティの大きな店ではないので、「メディアに露出して大丈夫なのか?」みたいな気がしないでもないのですが、隠しておくのも何か違う気がする筆者です。

ちなみに『石見』は席数も少ないので、ちょっと遠方から訪れるのならば予約した方が確実かもしれませんね。

isi-11_R.jpg

とにかく小さな店ですが、その寿司の味については疑う余地はありません。特に鮪の赤身の漬けは本物の江戸前寿司を感じられました。

それでは、是非みなさんも『石見』の美味しい寿司を食べてみて下さい。その丁寧な寿司職人の仕事に感動すると思いますよ。

『石見』(いわみ)

神奈川県相模原市中央区富士見4-5-24

営業時間 12:00~14:00 17:30~21:30
定休日:日曜祝日

―― 見たことのないものを見に行こう 『ガジェット通信』
(執筆者: YELLOW) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか

RSS情報:http://getnews.jp/archives/1383032