閉じる
閉じる
×
英国政府は、映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のプロデューサー陣に対し、同作の撮影現場のセットでハリソン・フォードが脚を骨折した事故について、違反の容疑として刑事訴訟を起こした。
英労働安全監督当局は、米ウォルト・ディズニーの子会社である英フードルズ・プロダクションに対し、労働安全衛生法の4つの違反があったとして起訴したと2月11日(現地時間)に述べた。
英労働安全監督当局は、「法によれば、雇用者は従業員を守るために適正措置をとらねばならない。これは映画のセットでも工場の現場と同じだ。我々は全面的に捜査し、裁判に持っていくための十分な裏付けがあると確信している」と、述べた。
2014年6月にロンドン郊外のパインウッド・スタジオにて、ミレニアム・ファルコンのセットで撮影中、フォードは油圧式のドアにあたり脚を骨折した。作品の象徴であるハン・ソロを演じるフォードが怪我を負った後、映画の製作は2週間の中断となった。
ミレニアム・ファルコンは、ソロが操縦する宇宙船だ。フォードは、事故当時71歳だった。
これに対し、英フードルズ・プロダクションの広報担当者は、「キャストとクルーの安全が常に最優先です。私たちは、2014年6月に発生したセットでの事故に関わる英労働安全監督当局の調査に全面的に協力しましたし、英労働安全監督当局の判断に落胆しています」と、語った。
初回の法定審問は、5月に英ハイ・ウェイカム・マジストレート裁判所で予定されている。
映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は、2か月前に公開して以来、全世界で20億ドル以上の興行総成績を上げている。
関連記事
RSSブログ情報:http://getnews.jp/archives/1402304