2月11日(現地時間)、米ケーブルテレビ局HBOは、人気ドラマシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』シーズン6(第六章)の初となる場面写真を公開し、4月24日(現地時間)に初放送となるシーズン6の様子をファンにお披露目した。
新しい場面写真では、シーズン5(第5章)のラストシーンで、ウィンターフェルの危険な高い壁から飛び降りた後の消息が不明であったサンサ・スターク(ソフィー・ターナー)や、シオン・グレイジョイ(アルフィー・アレン)を含む何人かのキャラクターの状況が明らかになった。また、グレイジョイ家の人物として注目を浴びているシオンだけではなく、姉のヤーラ(ジェマ・ウィーラン)や父ベイロン(パトリック・マラハイド)の姿も見ることができる。これは、鉄諸島人たちが、現在も続く七王国の覇権争いで多くの役割を果たしたことを示唆していると言えるだろう。一方、七王国の首都キングズランディングに戻ったサーセイ・ラニスターとジェイミー・ラニスターは、ドーンから戻る途中に毒を盛られて死亡した娘のミアセラ・バラシオン(ネル・タイガー・フリー)の死を受け入れなければならない。
写真では、三つ目の鴉(マックス・フォン・シドー)と並び、明らかに成長して大人になったブラン・スターク(アイザック・ヘンプステッド・ライト)の姿も見ることができる。ブランは、シーズン4(第4章)の最終回を最後に、昨年のシーズン5に登場することはなかった。おそらくブランは、謎に包まれた新しい師と森の子どもたちと共に、動物の心に入り込んで操る“ウォーグ”と呼ばれる能力を磨いていたのであろう。
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ブランの姉のアリア(メイジー・ウィリアムズ)は、前シーズンに起こった黒と白の館で視力を失うという悲惨な出来事でより疲弊しているように見える。しかし、前シーズンの最後で、同胞であるナイツウォッチによって惨殺された異母兄のジョン・スノウ(キット・ハリソン)よりは恵まれているかもしれない。ジョンの姿は写真には見当たらないが、HBOのシーズン6に向けた『ゲーム・オブ・スローンズ』の宣伝キャンペーンには出演し続けてきた。ウィンターフェル城の当主、エダードの落とし子であるジョンにとってラッキーだったのは、前シーズンの最後に黒と白の館に戻った紅の女祭司メリサンドル(カリス・ファン・ハウテン)の姿が写真にあることだ。我々は、光の王に仕えるメリサンドルが、以前、死者を蘇らせる能力を証明したことを知っている。もし、死者たちがその恩恵に値すればの話だが。
ドラマシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』シーズン6には、何人かの新しいキャストが加わる。ドラマ『UnREAL(原題)』に出演する俳優フレディ・ストローマは、ジョン・ブラッドリー演じるサムウェル・ターリーの弟ディコン・ターリーを演じる。リチャード・E・グラントの役柄は、現時点では謎に包まれている。ピルウ・アスベックは、ユーロン・グレイジョイを演じる。そして、イアン・マクシェーンは、詳細の明かされていない自身の役柄について明言を避け、「私は、みんながもう二度と見ることはないと思っていた人を呼び戻す役割を与えられている。そのためだけにいる」と、語った。