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大澤真幸×宮台真司×東浩紀「人文系の衰退は必然である(?)——『知』のこれからを考える」【2015/11/18収録】 @miyadai @hazuma

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動画パックの説明 「知」とは元来、古代ギリシャの弁論術にはじまり、イデオロギーの対立、学生運動など、常に社会実践と結びついてきた。しかし、冷戦の終焉以降、そうした実践への共感が失われ、人文知は個人の内面に留まるものとなり、あるいは単なる「情報」のイメージに成り下がってしまった。
そして、直近の文科省の再編要請で、ますます人文系の危機は深まっている。ただ、経済的な視点からは役に立たない、儲からない人文知が衰退するのはある意味当然かもしれない。

しかし、人文知が一掃された社会は立ち行かなくなるのも明らかだ。それでは、これからの「知」はどうあるべきか?どのように人文的な教養を次世代に伝えていくか?日本の「知」を牽引してきた3人に今後の「知」のあり方、それぞれの構想を聞く。



1. 「実践」から乖離した「知」は情報に成り下がった
役に立たないのが前提の学問だから切り捨てられるのは当然
学んでもお金にならない、学ばなくても生きていける
学びたければネットでもどこでもできる
カリスマ不在、グランドセオリーはもはや不要?
学問を輸入してきた日本の文系は何をやっているか分からない?
海外も苦境は同じ。自己啓発化、メンタルコーチング化?


2. 知は人文系の専売特許ではない~教養とはそもそも何なのか?
「実学」、サイエンス、IT系…何でも教養になり得る?
教養の意味、あり方は時代とともに変化、栄枯盛衰はある
世代間コミュニケーションのツール


3. 知をどう伝えるか〜僕たちのプラン
自主ゼミ、私塾、ゲンロンカフェ、SNS…
独自の宮台社会学、大澤社会学、東思想のプランは?
教養に実践を取り戻す


4. 真のリーダーを目指すなら教養を磨け!
幹部候補が「古典」を積極的に学ぼうとしている
普遍で不変の知識はある
状況判断、決断に生きる知恵
人望、説得力は「知性」から生まれる


5. それでも人文系を志すキミへ
時代の変化に応じてサバイバルする方法を模索せよ
これは絶対に読むべき、見るべき
自分で考える力、批評力、メディアリテラシーの習得
日本の大学で学ぶ意味、独自性の追求が重要?

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