すべて 有料 会員無料 1203件 投稿が新しい順 再生が多い順 コメントが多い順 マイリスト登録が多い順 コメントが新しい順 再生時間が長い順 投稿が古い順 再生が少ない順 コメントが古い順 コメントが少ない順 マイリスト登録が少ない順 再生時間が短い順 会員無料 239:05 上田洋子 聞き手=清水知子 インターネットは現代文化のストリートである(2023/12/23収録)@yuvmsk @tomo_kororin #ゲンロン231223 webゲンロンにイベントのレポート記事を掲載しています。ぜひお読みください。【収録時のイベント概要】ゲンロン代表の上田洋子が2023年度日本ロシア文学会大賞を受賞しました。これを記念して、ゲンロンカフェでイベントを開催いたします。聞き手に、メディア研究者の清水知子さんをお迎えし、ポストソ連のロシア社会における、アートと社会運動、そしてインターネットの役割について考えます。また、ジュディス・バトラー『非暴力の力』の翻訳者でもある清水さんと、戦時下の芸術についても議論します。◆ロシアではストリートの文化が伝統的に力を持っていました。文学では、ゴーゴリの『ネフスキー大通り』(1835)から、ドストエフスキーの『悪霊』(1872)やマヤコフスキーの詩「ストリートからストリートへ」(1913)にまで多くの作品が、ストリートを舞台にしてきました。ソ連崩壊後、ロシアのストリートはますます文化・芸術の場となっていきます。人々はストリートで、ソ連時代には許されなかった自由を謳歌するアート・パフォーマンスやアクションを行います。メディアの拡張とともに、それらはインターネット空間にも進出しました。メーデーのデモをアートのイベントに読み替える「モンストラーツィヤ」(2004)はネット上で中継され、プッシー・ライオットやヴォイナらアート・アクティビストたちはアクション動画を迅速に編集してYouTubeに投稿します。こうして、彼らの作品は笑いを誘い、共感を集め、壮大に炎上しながら広がっていきました。戦時下の現在、SNSには反戦の声が見られます。現在のロシアでは、反戦を表明しただけで、「ロシア軍に対する名誉毀損」として拘束されたり、「外国エージェント」(スパイ予備軍)のレッテルを貼られかねません。そんななか、人々はこれまでに社会運動やアート・アクティヴィズムで蓄積されてきた方法を用いて、工夫をしながら声を上げています。ロシアにおいて、街やインターネットという開かれた空間で、アーティストや活動家はどのように作品を展開し、社会的な主張を表明し、さまざまな暴力に抗ってきたのか。現在の状況も踏まえつつ、探ってみます。(上田洋子)インターネットは現代文化のストリートである – ゲンロンカフェhttps://genron-cafe.jp/event/20231223/ 1 0 0 2026/08/01(土) 00:00 会員無料 253:27 東浩紀×上田洋子「ゲンロンが見たウクライナのいま——独立広場にまだ着ぐるみはいた」(2023/11/29収録)@hazuma @yuvmsk #ゲンロン231129 webゲンロンに、イベントのレポート記事を掲載しています。ぜひお読みください。「ウクライナでは戦争と日常が隣り合わせていた」【収録時のイベント概要】2023年の11月1日から18日にかけて、東浩紀と上田洋子はポーランド、ウクライナ、ドイツを周遊する取材旅行に出掛けてきました。テーマは「戦争と日常」、そして「記憶の政治」の現在です。ウクライナにはポーランドから陸路で入り、リビウとキーウ、あわせて7日間滞在しました。ゲンロンは、2013年に『チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド』を出版し、その後も2018年にかけてキーウとチョルノービリへのスタディツアーを5回開催してきました。ウクライナとは縁があり、ロシアとの戦争後もささやかながら支援を行なってきました。今回の取材でも、かつてツアーでガイドアシスタントをしてくれた方にお話を伺ってきました。ウクライナについてはすでに多くの報道があり、ボランティアなどで滞在している方も数多くいます。けれども、なかなか「戦時下」の実態は見えてきません。ウクライナ戦争は、21世紀に入ってヨーロッパが初めて経験した大きな戦争であり、そこでは情報社会や消費社会の特性が軍事的なプロパガンダと奇妙なかたちで混在しています。そのような複雑な「戦時下」のすがたを、ゲンロンならではの視点で報告できたらと思います。合わせてイベントでは、ポーランドとドイツで訪問した博物館や記念碑の解説、ベルリンで取材したアーティストの紹介なども行います。「記憶の政治」とはどのようなものなのか、そしてその政治が「戦時下」においてどのような機能を果たすのか、『ゲンロン』誌上などで東浩紀が展開している「悪の愚かさについて」と絡めてお話ししたいらと思います。なお、このイベントに関連して、19日に「速報&お土産編」としてシラスで放送を行なっています。そちらの番組では、29日のイベントよりもくだけたかたちで、18日間に及ぶ旅の行程、現地で見つけた変なお土産物、おもしろエピソードなどを(あえて)「楽しく」ご紹介しています。そちらも合わせてご覧ください。※2023年11月現在、ウクライナには外務省よりレベル4の退避勧告が出されています。弊社の取材は十分な注意を払って行なっています。渡航をお勧めする番組ではありません。ゲンロンが見たウクライナのいま – ゲンロンカフェhttps://genron-cafe.jp/event/20231129/ 2 0 0 2026/08/01(土) 00:00 会員無料 194:32 古田徹也×磯野真穂 私たちの「複雑さ」と出会い直す(2023/12/14収録)@FURUTA_Tetsuya @mahoisono #ゲンロン231214 webゲンロンにイベントのレポート記事を掲載しています。ぜひお読みください。【収録時のイベント概要】東京大学准教授で哲学者の古田徹也さんによる新著『謝罪論 謝るとは何をすることなのか』の刊行を記念し、人類学者の磯野真穂さんとのトークイベントを開催します。満員電車の中でひとの足を踏んでしまったという身近な場面から、記者会見で企業の不祥事を詫びるといった大きな事例まで、私たちは日々「謝罪」を目にしています。しかし、しばしば「謝罪になっていない」などと問題視されることも少なくありません。では一体何をすれば、ひとは謝ったことになるのでしょうか?古田さんの新著では、さまざまな事例を用いて「謝罪」の複雑さが解き明かされていきます。また磯野さんは、統計的な数値では捉えきれない複雑な人間のあり方を探究されています。たとえば『他者と生きる』では「統計学的人間観」の高まりに対して「関係論的人間観」を提示され、朝日新聞での連載「コロナ禍と出会い直す 磯野真穂の人類学ノート」では、感染対策を徹底しようとするあまり、個々人の多様な事情が見過ごされてしまう事例を人類学的に読み解かれています。今回のイベントでは「謝罪」をキーワードに、私たちの「複雑さ」を見つめ直します。それぞれの問題と向き合ってきた古田さんと磯野さんによる充実の対談にどうぞご期待ください。私たちの「複雑さ」と出会い直す – ゲンロンカフェhttps://genron-cafe.jp/event/20231214/ 2 0 0 2026/08/01(土) 00:00 会員無料 255:52 小泉悠×速水螺旋人×本田晃子 革命と住宅と戦争と── ソ連型団地の謎、そして現在(2023/11/23収録)@OKB1917 @akiko_honda_ @RASENJIN #ゲンロン231123 webゲンロンにイベントのレポート記事を掲載しています。ぜひお読みください。【収録時のイベント概要】本田晃子さん『革命と住宅』(ゲンロン)の出版記念イベントを開催します。著者の本田さんのほか、軍事評論家の小泉悠さん、ソ連・ロシアを舞台とした作品を多数手がけてきた漫画家の速水螺旋人さんをお招きします。ソ連・ロシアの住宅と生活はどうなっているのか、革命や戦争は暮らしにどのような影響を与えたのか。ソ連・ロシアとそれぞれのかたちで関わってきたお三方に、現実と架空の革命、住宅、戦争について存分に語っていただきます。『革命と住宅』では、ソ連という実験国家において、住宅政策がいかに人々の暮らしを規定していたか、そして日常生活がいかに住宅を超えていったかが描かれています。他方、「ソヴィエト宮殿」のように、ソ連のイデオロギーを建築に具現化させようと夢を見て、アンビルトに終わった建築も多々あります。住宅や建築をみると、ソ連の日常生活や精神生活がよく見えます。どんな状況でも人は暮らしていきます。大祖国戦争時に、戦争と住宅、建築はどうだったのか。それらの記憶は現代にどう繋がっているのか。映画やマンガ、文学などのコンテンツにおける描かれ方についても大いに語られるはずです。どうぞお楽しみに!【本田晃子さんよりメッセージ】今回のイベントでは、本来であれば軍事ネタについてお話を伺うべきおふたりに、大変贅沢にも(?)ソ連やロシアの建築について語っていただきます。団地がお好きでロシアでもソ連型団地に住んでいらっしゃった小泉さん、ロシアの歴史や文化に造詣の深い速水さんの意外な経験や建築観、創作裏話など、いわゆる建築史研究とはちょっと違った視点から、ソ連とロシア建築を論じます!革命と住宅と戦争と – ゲンロンカフェhttps://genron-cafe.jp/event/20231123/ 2 0 0 2026/08/01(土) 00:00 会員無料 223:56 山本圭×外山尚之 司会=植田将暉 ポピュリズムは社会を壊すのか?(2023/11/17収録)@KeiYamamoto0905 @NaoyukiToyama @reRenaissancist 【収録時のイベント概要】政治家たちが大衆を煽り、熱狂的な支持を集めようとする〈ポピュリズム〉。無責任な政策や政治家を生み出し、社会や民主主義を壊す危険な政治現象として、しばしば警鐘が鳴らされます。その一方で、哲学や政治理論の分野ではポピュリズムを肯定的に捉えようという試みも注目を集めています。たとえばシャンタル・ムフやエルネスト・ラクラウといった〈ラディカル・デモクラシー〉の論者は、これまでの政治から無視・排除されてきた人びとが既得権益層による支配を打ち破り、民主主義を取り戻していくための戦略として、ポピュリズムに期待を寄せているのです。ポピュリズムは民主主義を破壊するのか? それとも、新しい社会をつくりだすチャンスなのか?今回のイベントでは、そんな〈ポピュリズム〉を異なる視点と地域から分析してきた2人のゲストをお招きし、理想と現実のはざまに揺れる政治と社会の未来を考えます。一人目は、『日本経済新聞』記者の外山尚之さん。2017年から21年までブラジル・サンパウロ支局長として南米諸国を取材してきた外山さんは、著書『ポピュリズム大陸 南米』(日本経済新聞出版)のなかで、ポピュリズムに揺れる南米社会の現状をリポートしています。そして二人目は、現代政治理論の研究者である山本圭さんです。ラクラウを中心にラディカル・デモクラシーや左派ポピュリズムの政治理論を研究してきた山本さんは、ポピュリズムに期待を寄せる政治思想の可能性と限界を論じてきました。激しい経済格差や不平等がポピュリズムのうねりを生み出している南米大陸。その現実はこれからの日本にも無関係ではない、と外山さんは指摘します。通貨安に所得格差にバラマキ政策……。ポピュリズム大陸・南米から、日本社会はどのように見えるのでしょうか?そして、じつは最近、「かつてのようなテンションではポピュリズムを擁護できなくなった」と感じているという山本さん。もはや制御不能ないきおいで吹き荒れているようにもみえるポピュリズム旋風の現実に、哲学や政治理論はどう応答できるのでしょうか?理想と現実のはざまから、政治の未来を考える。ゲンロンカフェならではの議論にどうぞご期待ください! 1 0 0 2026/08/01(土) 00:00 会員無料 202:31 原一男×米代恭 司会=さやわか「虚構にとって真実とはなにか── 『極私的エロス・恋歌1974』から『往生際の意味を知れ!』への世代を超えた継承」(2023/11/16収録) @kazu19451 @cometakuzo @someru #ゲンロン231116 【収録時のイベント概要】日本を代表するドキュメンタリー映画の鬼才、原一男さんが再びゲンロンカフェにやってきます! 今年4月に行われたドキュメンタリー監督の大島新さん、ノンフィクションライターの石戸諭さんとの鼎談「ドキュメンタリーはどこへゆく──『ゆきゆきて、神軍』から『水俣曼荼羅』まで」では、原さんの軽妙洒脱なトークもあわせて非常に好評を博しました。同鼎談の内容は、10月末発売の『ゲンロン15』にも収録されています。今回、原さんのお相手を務めるのはマンガ家の米代恭さん、物語評論家のさやわかさん。今年夏に完結した米代さんの『往生際の意味を知れ!』はテレビドラマ化もされ話題作となりました。主人公の映画監督がヒロインの出産をドキュメンタリーとして撮るという本作は、原さんの初期の代表作『極私的エロス・恋歌1974』に影響を受けており、連載時には原さんに取材を重ねたそうです。また『往生際の意味を知れ!』のストーリーはヒロインの母親が国民的エッセイマンガ家で、その「エッセイ」が虚構にまみれているのを暴くというもの。原さんの『全身小説家』では、作家の井上光晴の晩年を追うなかで、井上が生前に述べた経歴や生い立ちに嘘があることを明かしていき、作家にとって「虚構」や「真実」とはなにかを問いかけていきます。米代さんは原さんの作品にどのような影響を受けたのか? 原さんは米代さんの『往生際の意味を知れ!』をどう読んだのか? 作家が生み出す虚構と真実とは?司会進行は、メイン講師を務めた講談社「ひらめき☆マンガ学校」で米代さんを輩出し、フィクションのジャンルに幅広く精通するさやわかさん。今年4月の鼎談に続いて白熱のトークが広がりそうです。絶対にお見逃しなく!【登壇者の原一男さんから】先日、ここゲンロンカフェで大島新監督とドキュメンタリーを巡って論戦を展開した。大島監督はテレビ畑出身、私は、映画館で上映される映画畑出身。テレビと映画という畑は違っても同じドキュメンタリーなので、表現の形式は同じ、という気安さはあった。が、今度はいささか勝手が違う。漫画とドキュメンタリーという表現形式の違いが、論戦に、どんな火花を散らすだろうか?米代さん担当の編集者が『極私的エロス・恋歌1974』を観てみたら、と米代さんに勧めた事がきっかけ、ということは私も聞いている。つまり私の作品が米代さんの漫画にインスパイアを与えた、ということになるのだろうが、そのことが論戦に、私の方が優位になる、と思われては困るのである。なぜなら、影響を受けたとされる米代さんの側は、批判的に越えようとしてそのエネルギーを作品の中に展開するであろうことは、ごく自然なことだ。だから、何もしないまま呑気に無防備に論戦に挑めば、私はコテンパンに打ちのめされることは火を見るよりは明らかである。そんなことで、私はかなり緊張している。 論戦のキーワードとしては、いくつかのことを考えている。そもそもドキュメンタリーとは? ドキュメンタリーにおける物語とは?ドキュメンタリーにおける虚構とは? ドキュメンタリーにおいて主人公の役割とは?ならば、フィクションとは?【登壇者の米代恭さんから】今年の夏に完結した『往生際の意味を知れ!』は原さんにたくさんの協力をしていただきました。そこで原さんの70歳を超えていると思えないエネルギーを目の当たりにし、ただ勉強させてもらうしかない身の上なのにこのように同じ壇上で話すことになるとは『水俣曼荼羅』の舞台挨拶を観て、初めてご挨拶させてもらった頃からは想像もつきませんでした。「虚構にとって真実とは何か」、現実を撮影する原さんと1から紙の上で物語をつくる漫画家である私と、どのようなお話しになるか今からとても怖く、そして楽しみです。虚構にとって真実とはなにか – ゲンロンカフェhttps://genron-cafe.jp/event/20231116/ 2 0 0 2026/07/01(水) 00:00 会員無料 259:11 石井暁×石戸諭 「自衛隊の闇組織『別班』の実像──ドラマで話題! 記者はどうやって秘密を暴くのか?」(2023/11/10収録) @satoruishido #ゲンロン231110 【イベント概要】「別班」をご存じでしょうか? 堺雅人主演で話題のドラマ『VIVANT』に登場し、注目を集める自衛隊の秘密情報部隊です。闇組織「別班」の存在は、共同通信社の記者である石井暁氏の取材によって広く知られるようになりました。1994年から防衛庁(現防衛省)の取材を担当するようになった石井氏は、自衛隊幹部からの情報を得て調査をはじめ、2013年に「別班」の存在と活動をスクープ。2018年には取材の内幕を描いた『自衛隊の闇組織 秘密情報部隊「別班」の正体』(講談社現代新書)を上梓しています。驚くべきことに政府に対しても隠蔽されてきた「別班」の存在。ほとんどの自衛隊員が口を閉ざすなか、石井氏は長年にわたって地道な取材を続けてきました。そこには取材対象の信頼を得ることで秘密を証言させるという、記者の仕事と使命が如実に表れています。今回ゲンロンカフェでは、石井氏とノンフィクションライターの石戸諭氏の対談イベントを行います。『ルポ 百田尚樹現象』(小学館)やガーシーこと東谷義和氏への取材など、数多くの重要な人物の口を開かせてきた石戸氏とともに、「別班」の問題からジャーナリズムの未来を考えます。最近では石破茂元防衛大臣が「別班」の存在を言及するなど事態は急展開を迎えています。また「別班」は三島由紀夫と盾の会にも関係するとも言われ、日本近代史の問題としても見逃せません。貴重な取材の成果とそのいきさつの証言をお見逃しなく。自衛隊の闇組織『別班』の実像 – ゲンロンカフェhttps://genron-cafe.jp/event/20231110/ 1 0 0 2026/07/01(水) 00:00 会員無料 251:36 森脇透青×青山俊之×國安孝具×栁田詩織「『意味の時代』に批評はなにができるか」(2023/11/3収録)@satodex @toshitiru @kooniyaas @meta_3_ #学問のミライ 【収録時のイベント概要】若手研究者を応援するシリーズ「学問のミライ」、通常は配信のみの企画ですが、第5回目は特別編として会場参加ありで開催します!ゲストは哲学研究者・批評家の森脇透青さんです。森脇さんはジャック・デリダを専門とし、『ジャック・デリダ「差延」を読む』(共著、読書人)を上梓されています。また哲学研究にとどまらず、批評のための運動体「近代体操」の立ち上げや『週刊読書人』での論壇時評の連載など、批評家としても注目を集めています。本年9月初旬に行われた、脱構築研究会主催・東浩紀を交えてのシンポジウム「25年後の『存在論的、郵便的』から『訂正可能性の哲学』へ」でもご活躍されました。今回のイベントではまず森脇さんとともに、9月に発売された『訂正可能性の哲学』を読み解きます。東の批評活動を「既存の制度空間を批判しつつその外に自分の領域を作り、それを広げていくという活動家の実践」と評した森脇さんは、『訂正可能性の哲学』をどう読んだのでしょうか。ゲンロンの院生スタッフから青山・國安・栁田の三人も加わり、若手から見た『訂正可能性の哲学』を議論します。イベント後半では、森脇さんの研究や批評活動をご紹介いただくとともに、哲学研究・批評の未来について考えます。森脇さんは、現代はあらゆる人が作品に「意味」を読み取り考察する「意味の時代」であると考えられている一方で、批評という営み自体に不可解さや困難さがあると感じられているようです(それを表すかのように、堀之内出版noteでの新連載はまさに「いま、何も言わずにおくために」と題されています)。しかし森脇さんを筆頭に、若手による批評活動はいまあらたに盛り上がりつつあるようにも見えます。『批評空間』1999年の共同討議「いま批評の場所はどこにあるのか」から24年。いまの批評・思想シーンを、新しい世代はどのように考え、何を引き継ごうとしているのか?今回は「学問のミライ」初の現地観覧での開催。当日は森脇さんにたっぷりお話を聞くとともに、若手同士の交流の場になることも期待しています。もちろんそれ以外のどんな方でも、ぜひご参集ください! 【登壇者の森脇透青さんより】私の関心は、ひとが何かを語ること、何かを書くこと、ある主体が「意味」を伝達したり作り出したりするプロセスにあります。現代は、かけがえのない「私」を語ることに強い意義が見出されている時代です。だからこそ私は、その「語り」のプロセスそのものを——そしてその「私」の発生と構造そのものを——もう一度哲学的に考えなおさなければならないと思っています(それは「私」を否定することではありません)。私とは何か(誰か)。哲学史のメインテーマとも言えるこの問いは、現代でも現象学、解釈学、文芸批評、あるいは精神分析といった営為を通じて彫琢されてきました。私はジャック・デリダというフランスの思想家を中心として、哲学を研究してきました。現在はデリダにおける「秘密」という概念に着目して博士論文を準備しており、それも大雑把に言えばこうした関心から出発しています。しかし、私はそうした主題を「研究」の範疇でのみ考えることに、一種の息苦しさというか不義理のようなものを感じてきました。それは研究がつらいということではありません。私は研究の場所に恵まれており、研究制度にも順応できるほうだと思います。けれどもそこに安住することに、私は何か責任を果たせていないような、何かが欠落しているような、途方もない不安を感じもするのです。その懸念を私は忘れることができませんでした。今年上梓した共著『ジャック・デリダ「差延」を読む』(読書人)の私の文体には、その迷いや戸惑いが現れているかもしれません。そのような不安の一つの理由は、私が東浩紀さんの著作から批評に触れ、また『存在論的、郵便的』からデリダを読みはじめたことにあるでしょう。東は(そしてそもそもデリダも)、既存の制度のあいだを動き回って撹乱してきた実践者だった。私が影響を受けてきた哲学者や批評家や活動家には、何かそういうパワーがある。それに応答しなければならないのではないか。そこで私はとにかく、自分の力で批評活動をはじめなければいけないという切迫に駆られたのです。批評とは、私にとって現代に対するより直接的で批判的な考察が可能になる場です。私が主宰する『近代体操』という同人誌はそのひとつの実践だと考えています。したがって私は研究者としては一種の「不良」であるかもしれず、「学問のミライ」というタイトルにはいささか気後れを感じています。学問とは何だろうか……。それに私はイベントを企画する側はこなしてきましたが、ゲストには慣れていません。けれども、こうした私の二重化した書き方=生き方が(かつて柄谷行人は「書くことは生きること」だ、と言いました)、「学問のミライ」になにかしら寄与できればと思い、恥ずかしながら登壇させていただくことにしました。当日を楽しみにしています。「意味の時代」に批評はなにができるか – ゲンロンカフェhttps://genron-cafe.jp/event/20231103/ 5 0 0 2026/07/01(水) 00:00 会員無料 218:30 鈴木寛×乙武洋匡×東浩紀 「君たちはどう学ぶか──少子化・AI時代のユニバーサル教育(と政治参加)」(2023/10/30収録)@h_ototake @hazuma #ZEN大学 【収録時のイベント概要】2025年4月に開学予定のZEN大学( https://zen-univ.jp/ )と株式会社ゲンロンが共同で運営する新公開講座、第3弾。今回は、元参議院議員の鈴木寛さん、作家の乙武洋匡さんをお迎えします。聞き手はゲンロンの東浩紀です。第3回のテーマは「ユニバーサル」。民主党政権下で文部科学副大臣を務め、ZEN大学ではチェアマンに就任する鈴木寛さんは、同大の目標を「学びたい人なら誰もが学べる環境をつくる」と語ります。N/S高の経験を引き継ぎ、オンラインならではの大学教育の実現を目指すZEN大学への期待を、鈴木さんの教育行政の経験とともに語っていただきます。他方の乙武洋匡さんは、「選択肢を増やしたい」という思いのもと多方面で活動を続けてきました。かつては小学校教員に就任し、最近でも一般社団法人xDiversityによる義足プロジェクト(OTOTAKE PROJECT https://xdiversity.org/projects/ototake-project )への参加など、インクルーシブ社会の実現に向けてますます活躍の場を広げています。そんな乙武さんに、ZEN大学の取り組みはどう見えるのでしょうか。そしてまた、この3人が集まるならば欠かせないのが政治の話。鈴木さんは参議院議員を2期12年にわたって務め、乙武さんも昨年東京選挙区で参議院選挙に挑みました。そんなお二人から、「熟議」や「参加民主主義」の可能性はあらためてどう見えているのか。日本の現状に照らしてお話を伺います。ZEN大学とゲンロンの共同開催だからこそできる、刺激的な討論にご期待ください。==ZEN大学は、すべての授業をインターネットを介して受けられる2025年4月開学の”日本発の本格的なオンライン大学”です。大学卒業資格取得に必要な学びをオンラインで完結することができます。特定の学問領域に偏ることなく幅広く、ネットを駆使して、全国、いつでも、どこでも、最先端の学びを提供します。また、企業や地域などと連携したプログラムやインターンシップなどの機会を豊富に創出し、これからの社会を生き抜く実践力を養います。https://zen.ac.jp/ 1 0 0 2026/07/01(水) 00:00 会員無料 186:24 高瀬隼子×小川哲 司会=渡辺祐真(スケザネ) 「作者と小説の境界はどこにあるのか」(2023/10/23収録) @takase_junko @yumawata33 #ゲンロン231023 【収録時のイベント概要】2019年に『犬のかたちをしているもの』で第43回すばる文学賞を受賞し小説家デビューを果たした高瀬さんの小説には、妊娠や出産、職場での人間関係、結婚生活に悩む等身大の「わたしたち」が登場します。高瀬さんは、登場人物のひとりひとりが生きることに感じる煩わしさや憤りを、繰り返し、極めてリアルに、小説に描いています。10月10日に発売された新刊『うるさいこの音の全部』では、ゲームセンターに勤めながら文学賞を受賞した兼業作家とその周囲の人間の関係性の変化が描かれます。「作家自身の経験が見事に小説に昇華され」たという本作は、主人公である兼業作家の「声にならない声」を通して、作者と小説が混ざり合う瞬間を、周囲の読者と作者自身の両面から映し出した大作です。10月18日に発売される小川哲さんの新刊『君が手にするはずだった黄金について』の主人公は「小川哲」、作者本人です。作者自身のリアルな体験から執筆されたと思しきこの小説も、しかし「小説」の嘘が散りばめられています。周囲の承認欲求を隠さない人間たちを描きながら、主人公は「しかし小説家である自分と何が違うのか」と自問します。本作は、小川さんがなぜ小説家になったのかを様々な形で知ることができる一方で、何が本当なのかは謎のまま。『地図と拳』で第168回直木三十五賞を受賞したフィクションの名手が、この小説を、なぜ、いかにして書いたのか。小川さんのリクエストにより、イベントに向けて「私小説的なるもの」をテーマにお互いへの課題図書が出されました。小川さんからは、坂口安吾『風と光と二十の私と』と村上龍『村上龍映画小説集』の2冊。どちらも小説家による自伝的小説です。高瀬さんからは、直木賞作家の井上荒野が実父の井上光晴と瀬戸内寂聴の関係をモデルに書いた『あちらにいる鬼』と、『文藝 2022年秋季号 私小説特集』に収められた「【特別企画 4月26日、金原ひとみとピクニックに行く】」で高瀬さん自身が書いた私小説。イベントではこれらの課題図書をきっかけに、「私小説的なるもの」についてより深く思考しながら、それぞれの新刊について、作者と小説の境界線について、たっぷり語っていただきます。会場では『うるさいこの音の全部』『君が手にするはずだった黄金について』の販売とサイン会も予定しております!読書の秋をゲンロンカフェで楽しむイベントです。安心の司会・渡辺祐真(スケザネ)さんナビゲートですので、まだ読了前の方もどうぞお気軽にご来場ください作者と小説の境界はどこにあるのか – ゲンロンカフェhttps://genron-cafe.jp/event/20231023/ 1 0 0 2026/07/01(水) 00:00 会員無料 213:59 山内志朗×檜垣立哉×アダム・タカハシ 司会=植田将暉「〈バロック〉から哲学を問いなおす──ヨーロッパ精神史入門」(2023/10/13収録) #ゲンロン231013 【収録時のイベント概要】哲学者の山内志朗さん、檜垣立哉さん、アダム・タカハシさんをゲンロンカフェにお招きし、〈バロック〉を入り口に、中世から近代、現代まで、哲学の歴史と可能性をとことん語り合っていただくイベントを開催いたします。イベントのきっかけは、今年5月からシラスで「山内志朗のラテン語が一瞬で身につく夢の哲学チャンネル」の放送も始まった、山内志朗さんによる新著『中世哲学入門──存在の海をめぐる思想史』(ちくま新書)の刊行でした。さらにそれと呼応するかのように、中世ヨーロッパ関係の書籍が相次いで出版され、トマス・アクィナス『神学大全』の文庫化も始まりました。いま、ゲンロン・シラス界、そして日本の読書界に、中世哲学の熱い風が吹いているのです。今回のイベントでは、中世哲学が近代哲学へ移行していった時代である〈バロック〉にスポットライトをあて、いまだ十分には知られざる哲学の歴史にわけ入ります。ご登壇いただくのは、中世倫理学・スコラ哲学がご専門の山内志朗さんと、ベルクソンやドゥルーズなどの現代思想がご専門の檜垣立哉さん、そして昨年『哲学者たちの天球』(名古屋大学出版会)が話題をあつめた、中世自然哲学がご専門のアダム・タカハシさんです。中世ヨーロッパの天使から現代日本の〈セカイ系〉まで自在に論じてみせる山内さんと、フランス現代思想から近代哲学、日本思想まで幅広く議論にとりこみ、怒涛の新刊ラッシュで人文界隈に衝撃を与えてきた檜垣さん。じつは、おふたりの思考は〈バロックの哲学〉において交差するのだとタカハシさんは読み解きます。ほんらい「歪んだかたち」や秩序からの「逸脱」などの意味をもつ〈バロック〉は、哲学にどのような新しい可能性を切り開くのか? そもそもなぜ〈バロック〉が重要なのか?そして、先日の『存在論的、郵便的』シンポジウムでゲンロンカフェ登壇が熱望された檜垣さんの自由闊達なトークに、山内さんとタカハシさんはどのように応答するのか──。ここでしか聴けない、ゲンロンカフェならではの哲学イベントにどうぞご期待ください!なお、司会をつとめるゲンロン編集部の植田は、哲学のど素人。イベントは、そもそもバロックとは?というところから始めていただこうと考えています。ぜひお気軽にご参加ください。〈バロック〉から哲学を問いなおす – ゲンロンカフェhttps://genron-cafe.jp/event/20231013/ 1 0 0 2026/06/01(月) 00:00 詳細 会員無料 237:52 山内朋樹×大山顕×川原伸晃「庭の存在論──美学者が作庭の現場で考えた」(2023/10/1収録)@yamauchitomoki @sohsai @n_kawahara #ゲンロン231001 ※ シラス延長を除く本編のみの配信です。【収録時のイベント概要】庭師であり美学者でもある異色の研究者、山内朋樹さんの初の単著『庭のかたちが生まれるとき──庭園の詩学と庭師の知恵』(フィルムアート社)が話題です。「あじさい寺」としても名高い、京都府福知山市にある古刹・観音寺を訪れた山内さん。この寺の作庭現場をフィールドワークし、住職や職人たちの共同作業を記録した本が『庭のかたちが生まれるとき』です。今回ゲンロンカフェでは本書の刊行を記念して、著者の山内さん、写真家の大山顕さん、園芸家の川原伸晃さんをお迎えしてトークイベントを開催します。大山さんは本書の連載時より「庭が作られる様子を追うことが、なぜこんなにもスリリングなのか。」と絶賛。川原さんも、「自然への解像度が高まる一冊。」とコメントされています。なぜひとは庭をつくるのか。石の配置にはどのような意味があるのか。都市における庭とは、そして植物と庭との関係とは。作庭の現場から考えます。庭の存在論 – ゲンロンカフェhttps://genron-cafe.jp/event/20231001/ 2 0 0 2026/06/01(月) 00:00 詳細 会員無料 200:56 夏目房之介×大井昌和×さやわか「夏目房之介おおいに語る」【ニッポンのマンガ #21】(2023/9/28収録)@fusa811 @ooimasakazu @someru #ゲンロン230928 【収録時のイベント概要】マンガ評論の第一人者である夏目房之介さんが再びゲンロンカフェに登場!夏目さんがゲンロンカフェに登壇するのは今回が3回目。2020年11月には「マンガの『線』を総括する」と題し、「線の芸術」としてのマンガの可能性を掘り下げました。2021年5月のイベント「手塚治虫超入門」では、『手塚治虫はどこにいる』『手塚治虫の冒険』など手塚マンガの考察を手がけてきた夏目さんに、あらためて手塚マンガの魅力を語っていただきました。今回は「夏目房之介おおいに語る」と題し、マンガについてはもちろん、夏目さんがマンガとともに親しんできた戦後サブカルチャーについて、ざっくばらんにお話をうかがいます。なぜマンガは戦後日本を牽引する文化になったのか? 夏目さんはいまマンガという文化をどう捉えているのか? マンガとそれ以外のサブカルチャーの関係とは?聞き手を務めるのは、ゲンロンカフェの人気トークシリーズ「ニッポンのマンガ」でお馴染みのマンガ家の大井昌和さんと物語評論家・マンガ原作者のさやわかさん。幅広いジャンルに精通するサブカルウォッチャーのおふたりが、夏目さんと縦横無尽に語り合います。脱線や逸脱もおかまいなし! 白熱トークをご期待ください!夏目房之介おおいに語る – ゲンロンカフェhttps://genron-cafe.jp/event/20230928/ 6 0 0 2026/06/01(月) 00:00 詳細 会員無料 177:00 竹内薫×茂木健一郎「AI時代の理系と文系──旧友同士が語る新しい教育論」【モギケンカフェ #7】 (2023/9/20収録)@7takeuchi7 @kenichiromogi #ゲンロン230920 【収録時のイベント概要】大人気トークシリーズ! 脳科学者の茂木健一郎氏がホストを務める「モギケンカフェ」の第7弾を開催します。元内閣総理大臣の鳩山友紀夫氏、元陸上メダリストの為末大氏、将棋棋士の羽生善治氏、解剖学者の養老孟司氏と各回の錚々たるゲストをお迎えしてきた本シリーズ。今年1月には辺境生物学者の長沼毅氏、3月には作家の林真理子氏がご登壇され、それぞれ大盛況のイベントとなりました。今回は、茂木氏の盟友としても知られるサイエンス作家の竹内薫氏をお招きします。テレビなど各種メディアに度々登場し、科学の楽しさや魅力を幅広い層に紹介するお仕事で知られる竹内氏。教育についての著作も多く、茂木氏とも『10年後の世界を生き抜く教育』など日本の教育の未来についての対談本を出されています。今年はChatGPTなど生成AIの話題が席巻しています。AI時代に学ぶべきことはなんなのか? AI時代に適しているのは理系なのか文系なのか? 理系と文系という区分けはどうなるのか?サイエンス作家と脳科学者の旧友同士が語る、AI時代のための新しい教育論! 若い世代はもちろん、これからの「学び」を考えるあらゆる人々にオススメのイベントです。お見逃しなく!AI時代の理系と文系 – ゲンロンカフェhttps://genron-cafe.jp/event/20230920/ 2 0 0 2026/06/01(月) 00:00 詳細 会員無料 248:09 吉田航太 聞き手=植田将暉 「インドネシアのダークインフラ、あるいはゴミから見える熱帯技術論と未来主義」(23/9/13収録)@leyeh2dimn2 @reRenaissancist #学問のミライ ※シラス延長を除く本編のみの放送となります。予めご了承ください。【収録時のイベント概要】 ゲンロン・カフェ開業10周年にあわせてスタートした、若手研究者を応援する新シリーズ「学問のミライ」第4弾!今回のゲストは、文化人類学者の吉田航太さんです。インドネシアのダークインフラ、とりわけ廃棄物処理における技術や科学の人類学に取り組んでいる吉田さん。なかでも、調査地であるインドネシア第2の都市・スラバヤで生まれた、ゴミを「堆肥」化するテクノロジーに注目した研究を行なっています。今回のイベントでは、まず、インドネシアとはどのようなところかという話題に始まり、科学技術人類学という分野やスラバヤでのフィールドワーク、そしてゴミを「堆肥」化するテクノロジーについて、写真などを交えながら、吉田さんの研究内容について掘り下げます。しかしそれにしても、インドネシアで行われているゴミを堆肥化する技術だって?と思われた方もいるかもしれません。そのどこに注目すべきなのか。じつはいま、「堆肥」がアツいんです。たとえば日本では、堆肥は「里山」のイメージと結びつけられ、自然との共生をつくりだす「土に根ざした」ものとして肯定的に論じられることがあります。また、とりわけアメリカ西海岸の現代思想では、さまざまな生物種が混ざりあった共生体をあらわす言葉として、脱人間中心主義のスローガンのように堆肥が語られています(代表的な論者としてダナ・ハラウェイなど)。いま「堆肥」は、まさしく現代的な問題意識と視点から、さまざまに捉え直され、再評価されている最中なのです。他方、吉田さんが研究しているのはインドネシアのゴミの堆肥化技術。そこで、日本の里山でもなく、カリフォルニアの庭付き一戸建てでもなく、インドネシアの大都会を調査地に選んだことが、吉田さんの研究をめちゃくちゃ面白くしています。じつは、インドネシアが位置する熱帯気候には、ほんらい堆肥なるものは存在しません。気候と土壌が異なるので、農耕と肥料のかたちも異なります。だから、インドネシアの堆肥は、土に根ざしたものではまったくなく、むしろ自然とは切り離されたところで生成される、科学的で、未来主義的な存在だといえるのです。そこから、日本やアメリカの「温帯主義」的な思考とは異なる、インドネシアの「熱帯の技術論」が浮かび上がります。(インドネシアにおける堆肥化技術と温帯主義/熱帯主義/未来主義について論じた吉田さんの論考を「webゲンロン」にて近日公開予定です。)「堆肥」に注目すると、「ダーク」な部分と「明るい」部分が入り混じっている廃棄物処理の複雑さが見えてくるという吉田さん。今回のイベントでは、インドネシアの廃棄物処理をとりまく政治や環境問題、市民参加といったアクチュアルな問題にはじまり、「熱帯の技術論」を通してみえるカリフォルニアン・イデオロギーや日本の里山ナショナリズムなど、現代的なさまざまな論点にも議論を広げます。いま人類学者は熱帯でなにを考え、なにを論じることができるのか──。インドネシアのダークインフラをめぐる科学技術人類学研究からダイナミックに展開する、ここでしか聴けないビビッドな議論に、ぜひご期待ください。(植田将暉)インドネシアのダークインフラ、あるいはゴミから見える熱帯技術論と未来主義 – ゲンロンカフェhttps://genron-cafe.jp/event/20230913/ 2 0 0 2026/06/01(月) 00:00 詳細 会員無料 161:56 町田康×安田登 「神話の言葉が蘇る──『古事記』はマジでヤバい!」(2023/8/10収録)@machidakoujoho @eutonie #ゲンロン230810 webゲンロンに、イベントのレポート記事を掲載しています。ぜひお読みください。「『口訳 古事記』@ゲンロンカフェ!」https://webgenron.com/articles/article20230818_01/ 【収録時のイベント概要】作家の町田康さんがゲンロンカフェ初登壇! 能楽師の安田登さんとともに、話題沸騰中の町田さんの最新刊『口訳 古事記』をめぐってお話をいただきます。数々の文学賞を受賞し、小説やエッセイなどで多くの読者を抱える町田さん。これまでにも『宇治拾遺物語』や『源氏物語』の「末摘花」など、古典作品の現代語訳や翻案などを手がけてきました。そんな町田さんがこの度「口訳」したのは日本最古の神話である『古事記』。イザナキとイザナミ、アマテラスとスサノオ、因幡の白兎とオオクニヌシといった神々の物語が、関西弁による破天荒な超絶文体で描かれます。身体性を通して東西のあらゆる古典を読みこなし、『古事記』にも造詣が深いことで知られる安田さんも本書をとても面白く読まれたそう。安田さんは本書の書評のなかで「この「口訳」だが、これは、稗田阿礼の口が町田康の口に憑依して喋って出て来た「訳」に違いないと思っている。」と述べています(「『古事記』は、稗田阿礼が誦習していたものを、太安万侶が文字化したといわれている」そう)。あらためて『古事記』とはどんな物語なのか? 町田さんはなぜ『古事記』を「口訳」したのか? 神話の言葉を現代に蘇らせるとはどういうことか? 従来の古典のイメージにとらわれず、古典の新たな魅力を引き出すおふたりにたっぷりとお話いただきます。さらに! トークの途中に、町田さんと安田さんによる『古事記』朗読も行われる予定です。伴奏は笙のカニササレアヤコさん。これは絶対に見逃せません。『古事記』はマジでヤバい! ゲンロンカフェに行くしかない!■町田康『口訳 古事記』https://amzn.to/44sgSUM■神話の言葉が蘇る – ゲンロンカフェhttps://genron-cafe.jp/event/20230810 2 0 0 2026/05/01(金) 00:00 詳細 会員無料 247:51 福間良明×酒井信×與那覇潤 司馬遼太郎はいかに国民作家になったのか──生誕100年で考える戦後日本の歴史観(2023/8/30収録) #ゲンロン230830 ※シラス延長を除く本編のみの放送となります。予めご了承ください。【収録時のイベント概要】戦後を代表する国民作家である司馬遼太郎は1923年8月7日に生まれた。今年8月は司馬の生誕100年にあたる。『竜馬がゆく』『坂の上の雲』『国盗り物語』といった歴史小説、『街道をゆく』などの紀行文やエッセイ、そのほかノンフィクションや史論をはじめ、司馬作品は世代を超えて幅広い読者を獲得してきた。また「司馬史観」と呼ばれる司馬が提示した歴史観は、戦後日本における歴史の見方におおきな影響を与え議論を呼んだ。今回ゲンロンカフェでは、立命館大学教授の福間良明氏、明治大学准教授の酒井信氏、評論家の與那覇潤氏をお招きする。歴史社会学・メディア史を専門とする福間氏は、昨年に中公新書から『司馬遼太郎の時代──歴史と大衆教養主義』を上梓。入門書として司馬の作品と生涯をわかりやすく紹介しつつ、司馬作品が受容された戦後の社会状況をひも解いた。文芸批評・メディア文化論を専門とし、『現代文学風土記』『吉田修一論』などの著書を持つ酒井氏は、昨年から西日本新聞で「没後30年 松本清張はよみがえる」を連載。本イベントでは司馬と同時代に国民作家として活躍した松本清張を比較しながら、現在の時代小説・歴史小説の状況を踏まえ、あらためて司馬作品の現代的な価値についてお話いただく予定だ。両氏と以前から交流があるという與那覇氏の進行のもと、司馬がいかに国民作家になったのかを振り返るとともに、戦後日本の歴史観のあり方について幅広く議論していく。司馬作品をまだ読んだことがないという方から、大の司馬ファンという方まで必見!司馬遼太郎はいかに国民作家になったのか – ゲンロンカフェhttps://genron-cafe.jp/event/20230830/ 3 0 0 2026/05/01(金) 00:00 詳細 会員無料 177:21 辛酸なめ子×福冨渉「いま、タイBLがアツい!」(2023/8/24収録)@godblessnameko @sh0f #ゲンロン230824 webゲンロンに、イベントのレポート記事を掲載しています。ぜひお読みください。「ようこそタイBLの世界へ」https://webgenron.com/articles/article20230907_01/■【収録時のイベント概要】タイBLとは、タイで作られているボーイズラブのドラマのこと。世界中で大人気のいま、コラムニストの辛酸なめ子さんとタイ文学者の福冨渉さんに、タイBLの現状と魅力についてたっぷり語っていただきます。タイBLの人気のきっかけとなったのは、2020年2月放映の『2gether』と言われています。コロナ禍中、YouTubeで無料公開されていた映像にファンが自主的に字幕をつけたことで、日本で多くのひとが「タイ沼」にはまりました。その後も続々と新作が放映され、BLだけでなくタイという国自体にも関心が集まり、タイ語を学んだりタイに渡航したりするファンが増えています。そのような流れの中で、8/1に福冨さんが翻訳された『The Miracle of Teddy Bear』(Prapt著 https://www.amazon.co.jp/Miracle-Teddy-Bear-%E4%B8%8A/dp/4910207430)がU-NEXTより刊行されました(ドラマ版もU-NEXTで配信中)。あるとき人間の身体になってしまったテディベアのタオフーは、持ち主のナットくんに不審がられながらも一緒に過ごす中で恋に落ちていく……というあらすじからわかるように、本作はファンタジーBLです。しかしBLであると同時に、タイの政治・社会情勢が物語の重要な要素となっています。本イベントでは、福冨さんに『The Miracle of Teddy Bear』を中心にタイBLやタイ社会の状況を解説いただきつつ、辛酸さんにタイBLの魅力を思う存分お話いただきます。タイBLに詳しい方はもちろん、そうでない方も、新しい世界をのぞいてみませんか。いま、タイBLがアツい! – ゲンロンカフェhttps://genron-cafe.jp/event/20230824/ 4 0 0 2026/05/01(金) 00:00 詳細 会員無料 220:34 葉真中顕×渡辺祐真(スケザネ)×小川哲「作家が語るゲームシナリオの可能性 」(2023/8/17収録) @hamanaka_aki @yumawata33 #ゲンロン230817 【収録時のイベント概要】SF作家の小川哲さんがホストをつとめるイベントシリーズ「小川哲の文学BAR」第5回を開催いたします。これまで小説家たちを招き、その創作の源泉に迫ってきた本シリーズですが、今回は少し趣を変えて、小説だけではなく「ゲーム」をテーマにお話しいただきます!ゲストは小説家の葉真中顕さんと書評家でゲームシナリオ作家でもある渡辺祐真(スケザネ)さん。ゲームに並々ならぬ愛を注ぐ小説家と、ゲームシナリオの”プロ”は、「ゲーム」における「文学」をどのように考えるのでしょうか。サウンドノベル(ノベルゲーム)、美少女ゲーム、RPG、オープンワールドゲーム、さらには「ナラティブ」という新しいゲームシナリオの在り方まで、ゲームには様々な物語の形があります。それらはいかなる方法で進化を成し遂げてきたのか、そして小説をはじめとした文学に、一体どんな影響を与えているのか?イベントでは、今年の超大ヒットゲームである「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」や「ドラゴンクエスト」シリーズを入り口に、ゲームに在る「物語」の本質に迫ります。登壇者による人生ベスト3のゲームの紹介やそれにまつわる思い出話、ゲーム的小説(いわゆるゲーム小説からノベライズ、ラノベまで・・・)についても展開されるかも!ゲームや小説好きはもちろん、この夏、エンターテイメントとの新たな出会いを期待する方にもおすすめです。お楽しみに。【登壇者の小川哲さんより】僕は小説を書く仕事をしているのですが、それ以外の時間は実はゲームをしていることが多いです。そのことを知っていたラジオのディレクターが、ラジオで(本業でゲームのシナリオライターをやっている)スケザネさんと『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』について話す機会を作ってくれました。そういえば葉真中さんもゼルダをプレイしていたなあ、と思い、「ゲンロンでゲームの話をしませんか?」と聞いてみたところ、葉真中さんもしっかりゲーム好きだったので、今回の座組みとなりました。七十年代生まれの葉真中さんはファミコン世代で、八十年代生まれの僕はスーファミ世代です。そこに、九十年代生まれでWiiやDS世代のスケザネさんが加われば、より射程の広いゲームの話ができるのではないでしょうか。葉真中さんはサブカルや批評の文脈に詳しく、ゲンロンカフェでのイベントにめちゃくちゃ向いていると思っているので、ぜひ楽しみにしていてください!【登壇者の葉真中顕さんより】小説家の葉真中顕です。普段、主に陰気な社会派ミステリーを書いてる私は、初代ファミコンの直撃世代。友達の家に集まり『たけしの挑戦状』をクリアしようと、攻略情報のメモを片手にみんなでスナック「あぜ道」のカラオケを何度も歌い、コントローラーを一時間放置して宝の地図を出したもののジジイを殺し忘れててエンディング直前でゲームオーバーし、おまえのせいだ、いやおまえが悪いと泣きながら大喧嘩したあのときの絶望が、今の創作の原点かもしれません。さくっと直木賞とった小川さんと、今大活躍の書評家スケザネさんという圧倒的光属性のおふたりに、闇属性の老害っぷりを見せつける所存です。どうぞよろしく。【登壇者の渡辺祐真(スケザネ)さんより】書評家の渡辺祐真(スケザネ)と申します。ゲンロン初登壇ですので、どうかお手柔らかにお願いします(笑)普段は書評家・文筆家として主に文学についての発信をしておりますが、本業はゲームクリエイター(会社員)で、子供の頃からゲームに明け暮れてきた根っからのゲーマーです。中でもRPGには目がなく、「ドラゴンクエストモンスターズジョーカー」の全国大会で優勝を果たすなど、半ばただのオタクで、今もその延長線上にいるようなものです。プレイヤーとしてクリエイターとして、日々ゲームに接していると、最近のゲームの進歩と浸透には目覚ましいものがあると強く感じます。物語や遊びといった人間の根源的な営みと最新の技術とが融合し、新しい体験が次々と生まれ、時に社会現象を巻き起こし、近年ではゲーム独自の要素を他分野に転用する「ゲーミフィケーション」と呼ばれる動きも目立つようになっています。いったいゲームとは何なのか。今回のイベントでは、創作の第一線で活躍され、ゲームにも明るい小川哲さんと葉真中顕さんと、ゲームの未来とかゲームにおける物語性…みたいな大きなテーマについてお話をするのか、はたまた単なるオタク談義に満開の花を咲かせるのか…。どちらにしても、登壇者として一人のゲーマーとして、とても楽しみな時間です。作家が語るゲームシナリオの可能性──かまいたちの夜からドラゴンクエスト、そしてApex Legendsまで – ゲンロンカフェhttps://genron-cafe.jp/event/20230817/ 5 0 0 2026/05/01(金) 00:00 詳細 会員無料 243:40 川原伸晃×伊藤光平 司会=上田洋子「君たちはどう生えるか」(2023/8/7収録)@n_kawahara @acetrigger_99 @yuvmsk #ゲンロン230807 ※シラス延長を除く本編のみの放送となります。予めご了承ください。【収録時のイベント概要】園芸家、華道家で観葉植物専門店RENの代表・川原伸晃さんによる初の単著『プランツケア 100年生きる観葉植物の育て方』(サンマーク出版)が7月5日(水)に刊行されました。これを記念して、著者の川原さん、そして本書で川原さんと対談されている、都市環境の微生物コミュニティ研究、事業者で株式会社BIOTAの代表取締役・伊藤光平さんをお招きし、トークイベントを開催します!昨年7月に開催された「猫と植物──ネコデウスからクサデウスへ」に登壇した、ゲンロンの上田洋子が聞き手となり、お二人にお話を伺います。川原さんは、植物を長持ちさせることがまわりまわって人間のためにもなるという思想のもと、観葉植物のケアを請け負うRENを運営されています。他方、伊藤さんは昨今推奨される除菌・殺菌だけではなく、菌を積極的に加えたり取り込む「加菌™」も人間の健康に不可欠だとして、「微生物多様性」を提唱されています。観葉植物を育てるには、プラスチックの鉢で十分なんじゃないの?菌が部屋に浮いていたら不潔だし、どんどん除菌するべきでしょ?いえいえ、そんなことはないんです。都市で生活していると、土や植物との触れ合いは少なくなり、また微生物を避けがちになります。植物をケアすること、微生物とふれあうことは、人間の健康にどのようなよい効果をもたらすのでしょうか。コロナ禍以降、観葉植物の需要が激増し、清潔こそが健康につながるという考え方が一般的になったいま、わたしたち人間がよりよく生活するにはどうすればいいのか。「プランツケア」と「微生物多様性」から考えます。【登壇者の川原伸晃さんよりメッセージが届きました!】植物は正しく世話をすれば人よりも長く生きる、まず本書はこれを前提として書かれています。しかし100年生きる育て方について書いている一方で、人間は植物に対して不真面目な「観光客」でいいとも書いています。なぜなら植物は人間を遥かに超越した生命だからです。正しい環境で管理された植物はみるみると成長し、多くの種に決まった寿命はありません。ひとたび繁茂し始めた植物は根絶やしにする方が難しいほどです。植物は人間の不真面目な管理すらも包含する「不老不死」な存在なのです。そのような超越的存在である植物をケアすることで結果的に人間もケアされる、これが本書の真のメッセージです。そして植物の超越性を支えているのが実は微生物なのです。1g中に1億個以上ともいわれる土壌微生物の存在なしには植物の健康は成り立ちません。人間の健康においても腸内細菌の重要性はよく知られています。内臓と土壌では微生物が同じような役割を担っていることを多くの専門家が指摘しています。本書で微生物の専門家である伊藤光平さんと対談したのもそのような経緯からです。人間にも植物にも必要不可欠なはずの微生物のことを僕たちはまだ十分に知りません。アフターコロナの公衆衛生を考えるにも、プランツケアの真髄を学ぶにも、どうやら「微生物多様性」を避けて通ることはできないようです。君たちはどう生えるか?そして、君たちはどう醸すか?ゲンロンカフェならではの文理融合イベントに是非ご期待ください。■川原伸晃『プランツケア 100年生きる観葉植物の育て方』(サンマーク出版)■君たちはどう生えるか – ゲンロンカフェhttps://genron-cafe.jp/event/20230807/ 2 0 0 2026/05/01(金) 00:00 詳細 前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 次へ