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(2/3)【さやわか×柴那典】さやわか式☆現代文化論 第6回「初音ミクの真実!」【2014/04/06 収録】
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じゃあAKBのCD売れて
2007年に登場し、今や音楽には欠かすことのできない存在となった初音ミク、そしてボーカロイド。今や10代の多くがボカロ曲を聴き、各種チャートなどでもベスト10に食い込むことは珍しくなくなった。しかし! 年長者たちは、はたまた批評の言語は、移り変わっているボカロシーンに十分に追随できているだろうか。いまだにボカロや初音ミクについてはオタク文脈での理解が強く、また「キャラ」「二次創作」等のゼロ年代型の語り口から更新されないまま、このソフトウェアが音楽の何を変えたのかは明らかにされていないのが現状だ。そこで今回は今日のボカロシーンを従来の音楽シーンの流れに位置づけつつ完璧に語り尽くした初の著作『初音ミクはなぜ世界を変えたのか?』を上梓した柴那典氏を招き、2014年の状況に対応した、ボカロシーンの真実の姿を明らかにする。「2007年、初音ミクの誕生で三度目の『サマー・オブ・ラブ』が始まった」とする柴氏の言葉を共有して、2010年代にふさわしいボカロ論をゲンロンカフェから構築していこう!