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橋爪大三郎×仲俣暁生×さやわか 「『橋本治』とはなにものだったのか――優しいお人好しをめぐって」(2019/7/11収録)@solar1964 @someru
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【収録時のイベント概要】今年(2019年)1月、橋本治が70歳で亡くなった。1977年のデビュー作『桃尻娘』に始まり、小説、翻案、戯曲、評論、エッセイなど、42年のキャリアで発表した著作は200冊を優に超える。橋本治は東大在学中から注目を集めていた。東大駒場祭のポスター「とめてくれるなおっかさん 背中のいちょうが泣いている 男東大どこへ行く」はあまりにも有名だ。その後イラストレーターを経て小説家としてデビューし、1989年には『男の編み物』で注目を集めた。『桃尻語訳 枕草子』『窯変源氏物語』『双調平家物語』など古典の現代語訳、『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』といった文芸評論、歌舞伎・浄瑠璃・義太夫の入門書、時評・社会評論など、分野を超える業績は枚挙に暇がない。東大の一年後輩にあたる橋爪大三郎は、橋本治の早すぎる死を悼み、彼を「一人で藤原定家、契沖、本居宣長、近松門左衛門、鶴屋南北、福沢諭吉、小林秀雄を兼ね備えたようなひと」とたとえている(「追悼・橋本治さん 権威から自由 批評鋭く」)。評論家の仲俣暁生は橋本治を「未完の『小説家』」とし、村上龍、村上春樹、高橋源一郎といったポストモダニズムの作家たちと一線を画す、日本の現代文学のキーパーソンと位置づけている(「1983年の廃墟とワンダーランド――橋本治という未完の「小説家」について」)。しかし橋本治自身が「位置づけ」を拒んでこともあり、その評価はいまだ定まらない。ライターのさやわかは、橋本治を自身の仕事のモデルに掲げている(「八匹目の終わりと始まり」、『ユリイカ 5月臨時増刊号 (総特集)橋本治』)。漫画、ゲーム、映画、文学と題材を選ばず、「何だかよくわからない」書き手。そして、冷たい世の中にあって、度を越して「優しすぎるし、お人好しすぎる」人。そういう書き手になろうと思うのだと。結局のところ、「橋本治」とはなにものだったのだろうか。それぞれの仕方でその仕事を追い続けてきた橋爪大三郎、仲俣暁生、さやわかが、いまだ謎めいた巨人・橋本治を語り尽くす。【イベントのページ】https://genron-cafe.jp/event/20190711/

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