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ドラマでも『最高の離婚』が話題となったりしましたが、いまの世の中せっかく結婚したのに離婚してしまうカップルが相当数います。離婚経験者に対する偏見は昔ほどではなくなりましたが、当人たちにとってはかなりシビアな精神的打撃をうけ、ひきずっています。
離婚という後戻りできない選択をするとき、心の中ではどんな思いでいるのでしょうか。そんな心の声をひろってみました。

「本来の自分でない”誰か“になろうとしていると、そこが自分の居場所とは思えなくなる」

結婚は夫という他人と一緒に暮らし、生活すること。相手から期待される“奥さん”に自分を合わせようと努力しているうちに、本来の自分を見失ってしまうことがよくあります。自分でも気づかないうちに本当の望みや気持ちを偽って、目の前にある現実に自分を合わせようとする傾向がある人ほどこの状況に陥りがち。“夫に嫌われたくない”、“周囲の人の気持ちを傷つけたくない”という思いが強い責任感の強い人ほど気をつけて欲しいと思います。
結婚は本来自分の生活をもっと豊かに、楽しいものにするはずなのに、自分の居場所を感じられなくなってしまうようだったら明らかに破綻していると言えるでしょう。

「夫から『ずっといまの家族と一緒に暮らしていきたかったのに、ぜんぶ君のせいだ』と言われ、たまらない罪悪感を覚えた」

夫婦が離婚に至るのに、どちらかが一方的に悪いということはありません。夫婦として暮らしているうちに生じる大小の気持ちのすれ違いを気づかない、直視しようとしない、放置しておく、いずれもお互いに多少なりとも責任があるはずです。この夫のように、相手のせいにするのは身勝手だと思いますが、直接こんなふうに言われたら誰でも罪悪感を覚えるはず。
まして、離婚が夫婦だけの問題でなく子どもをも巻き込むものであれば尚更です。しかし夫婦どちらかが幸せでないのに、カタチだけの結婚生活を続けていても、子どもは必ず不幸オーラを察知します。子どもを理由に不幸な結婚生活を続けても、自己犠牲感ばかりが大きくなり、やがて自分が幸せでない理由を子どものせいにしてしまっては元も子もありません。

「幸せな家庭の妻という虚像を演じていて、心底疲れ果ててしまった。」

結婚=(イコール)女としての幸せ、という意識に捉われている人ほど、“よき妻、よき母”を演じ、幸せな結婚生活を送らなくては、と思い込むようです。でもそれが本来の自分とかけ離れたものだったら、幸せどころか虚しさを覚えるばかりになっていきます。おそらく、夫としっかり向き合って“ふたりにとっての幸せ”を追求するより、自分の中だけで自己完結する“幸せ”に集中しすぎた結果、結婚燃え尽き症候群となってしまったのでしょう。

離婚に至る経過や理由はまさにケースバイケースですが、本来幸せになれるはずだったのに離婚を決断するには大きな勇気がいることでしょう。悔いのない人生のためにも、自分の本当の気持ちにウソをつかないでくださいね。

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