スシローの件は和解で落ち着くと思っていました。それが妥当なところでしょう。この少年の家庭がどのようなものか分かりませんが、一般的サラリーマン家庭に6700万円は払えないですよ。スシロー側も最終的には、調停による解決と思っていたと思います。こういう事をすれば、莫大な費用が生じますよとの世間へのメッセージとして今後の抑止力にはなりました。
彼のやった事はいけない事です。回転ずしチェーンならずとも他の飲食店にも影響を与えました。ここに書かれているように、お客さんを信頼して成り立つシステムを根底から覆すことになります。
そじて、その上で今回の件を考察すると、誰かが食中毒起こしたわけでもないし、また病気になったお客さんが現れたわけでもありません。お客さんへの信頼が薄れスシロ－はちょっとやめておこうとなり、一次的に売上げが落ちたのは否めません。それは一時的にあっても、飲食業としては元にもどすべく努力で回復できると思います。
世間の風潮は彼ばかり責めるコメントが多く出ています。彼は高校生でした。今回の件で、店側は被害届を出していて刑事告発しています。事件後大いに反省をして、お店には親と一緒に謝罪にも行っています。
今回の事件が大きく報じられると共に、彼が〇△学校で、何年生の〇〇君ですと実名が出ています。このような事はいけない事なのですが、此れもまたネットの恐ろしさです。彼は高校を自主退学せざる負えませんでした。そんなのは、彼がやった事の代償で仕方ない自業自得だと言う人も居るでしょう。しかし彼本人や家族の言われなき中傷が、将来に渡り待ち構えている事を考えると、本人ならずとも家族へのダメージも大きいです。 これでもかと叩きつけるよりも、もう少し彼の将来も考えて見てはどうかと思います。
今回の件で実際和解案は非公表ですが、もし実害（店内全食器の洗浄店の清掃、業者への依頼など）で仮に300万円程度掛かったとします。それを支払うような形で和解してもその家庭の日々の生活などを鑑みて、一括でも分割でも大きい負担です。彼本人が将来大人になり社会に出て働き、親に返す時に今回の事の重大性や、社会通念の痛みがひしひしと感じると思います。