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AKB48 40thシングル『僕たちは戦わない』(5月20日発売)のMV完成披露試写会&トークイベントが行われ、選抜メンバーの島崎遥香、柏木由紀、横山由依、加藤玲奈と、メガホンを取った大友啓史監督が登壇した。
2015年4月22日(水)新宿バルト9
大ヒット映画『るろうに剣心』やNHK大河ドラマ『龍馬伝』を手掛けた大友啓史監督が同曲のMVを手掛け、本格アクションをAKB48が体現。映画『るろうに剣心』のスタッフを中心に、100人を超える大友組によって作り出されたMVは、躍動感や切迫感に息をのむ12分に仕上がった。
本格アクションに初挑戦となったメンバーは、大友監督や日本屈指のアクション監督から指導を受け、連日連夜の猛特訓を行い、アクションシーンでは力強さと、苦痛に顔を歪ませ倒されながらも何度も立ち上がる闘争心、そしてまるで戦っているかのようなダンスシーンなど、これまで誰も見たことのないAKB48を大友監督が引き出した。
そんなMVの完成品を見た島崎は、「初めて見たときに、MVだと思って見たら映画だと思って、思わず『映画ですね、これ!』って言ってしまって、いい意味で呆気にとられたというか、ボーっとしちゃって、気が付いたら涙が出ていました」と感想を語り、涙の理由については「今まで以上にたくさん練習もしましたし、『自分がやりたいようにやっていいよ』と言ってくださったので、一生懸命考えて自分なりにやろうと思って撮影に挑んでいたので、こんなに素敵な作品を作っていただいて良かったなと思ったら、涙が出ていました(笑)」と明かした。
また、『この場で監督に何か聞きたいことはないか』と聞かれた島崎は、少し考えた後、「好きな食べ物は何ですか?」と質問して会場を沸かせ、大友監督は「最近は健康に注意して野菜を食べるようにしています」と真面目に答えると、島崎は「私はピーマンが好きです」と返し、再び会場を沸かせた。
横山は時期総監督という立場で『この作品のメッセージやテーマ』について聞かれ、「今までは明るい曲や恋愛の曲が多かったですが、今回は見てくださった方に何か感じていただけるような作品で、AKB48が10周年になるということで、今まで私たちが歌ってこられなかったことにも、これからも果敢に挑戦していきたいと思うような第1作目になったのかなと思いますね」としっかりとしたコメントしたが、「分かりますかね、言っていること」と不安がると会場から笑いが起こり、その後の質問にもしっかりとしたコメントをしたが、「話が長くてすみません(笑)」と定番の謝罪をした。
前作でセンターを務めた柏木は、自分の演技を見て「今日、初めて見たんですけど、叫ぶシーンが自分とは気付かなくて、私ですか?」と疑問がるも、「普段、感情を表に出さないので、自然と自分の見たことがない表情が、この作品の中に入っていて嬉しかったです」と笑顔。
また、今回センターの島崎について柏木は、「私が言うのもなんですが、センターの人なんだなってすごく思いました。ダンスも激しくて(島崎が)人一倍レッスンに参加していたり、殺陣も練習していて、頑張っている背中を私たちに見せてくれたのもありますし、MVで見ていたり、歌番組で見ていても、ぱるるの周りに光があるように見えるんですよ。だから今回の大事な作品でぱるるがセンターというのは、AKBにとってもいいキッカケになっているんじゃないかと思います」と絶賛したが、隣で何とも言えない表情をしている島崎を見て「もうちょっと喜んで笑って(笑)」とツッコミ。これにMCから感想を求められた島崎は、「何を言ったらいいんですか?」と困り顔を見せ、『今の柏木さんのコメントについてどう思われましたか?』と丁寧に質問されると、「はあ…(笑)」と塩対応。柏木は「これが(島崎の)いいところなんです。ぱるるの(笑)」とフォローした。
さらに、今回中心的なメンバー5人に抜擢された加藤は、「私も今日ここで出来上がったMVを見たんですけど、鳥肌が立ちましたね。自分自身でも見たことがない表情をスクリーンの中でしていて、“こういう表情をしていたんだ”と改めて思い出しました」と感想を語り、「こんなに厳しくされたこともなかったので、色々と学べて刺激になったと思います」とレッスン時を振り返った。
最後にMCから、『今回の作品について聞けば聞くほど島崎さんの方が下がっていく』とツッコミを受けた島崎は、「元からなで肩なだけです」と島崎らしい返しをして三度会場を沸かせた。
AKB48 40thシングル『僕たちは戦わない』は5月20日(水)に発売。
■公式サイト:http://www.akb48.co.jp/
(取材・記事・写真:風間直人)
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