先日ホテルのロビーに併設されているBARで、ウィスキーの飲み比べセットを注文。マッカランやラガヴーリンなど、どのウィスキーもそれぞれ個性ある香りで少量ながらも大満足しました。
中にはジャパニーズウィスキーもラインナップしていたのですが、やはり日本人の舌に馴染むのか、一番美味しく感じました。
そんなジャパニーズウィスキーの中でも大変稀少で、今では最も入手困難と言われている『軽井沢』のコレクション290本がオンラインオークションにて出品されるとのことなので、ご紹介したいと思います!
総価格は約7,000万円!290本の「軽井沢」
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今回オークションに登場する『軽井沢』は、長野県御代田町でメルシャン株式会社が所有していた日本で一番小さい蒸留所で、スコットランドから輸入されたゴールデン・プロミスの麦芽を使い、年間15万リットルのみ生産が行われていたウィスキー。
2011年の蒸留所の閉鎖以来、稀少性と味わいが再評価され、世界で最も価値の高いシングルモルトウィスキーの一つとして知られています。
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ウイスキー専門のオークションサイト「Whisky Auctioneer」にて出品されるのは、欧州のコレクターが10年以上かけて収集した290本のコレクションで、総価値はなんと約7,000万円(50万ポンド)以上になると推測。
これほどの規模で「軽井沢」のコレクションが出品されるのは世界で初めてとなり、世界中のウィスキーファンが注目していることでしょう。
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290本の内の、230本以上はシングルカスク(一つの樽から取り出し、そのまま瓶詰めしたウィスキー)となっており、50年熟成の『軽井沢1963』や、48年熟成の『軽井沢1964』、そして、2015年に国産ウイスキーとして過去最高額の約1,344万円(9万6000ポンド)で落札された『軽井沢1960』などもラインナップ。
『軽井沢1960』を除いても、今回の平均価格は約28万円と推定されており、どれほど稀少なもので多くの人が手に入れたいと思っているかがわかりますね。