石破 茂 です。

 臨時国会は二日間の会期延長をしたものの、結局七日の深夜に参議院において法案処理を了して終わりました。

 特定秘密保護法に関して、行政権による恣意的な運用を防ぐためには、立法権若しくは司法権の関与が必要であり、諸外国において整備されているこの仕組みを法施行までに提示することが今後の立法府の責務となります。

 有事法制やイラク特措法の際にも、「徴兵制復活」「海外派兵」などというまったく無根拠の批判がありました。
 しかし当時は報道各社の論説委員に対する説明をはじめ、多くのインタビュー、テレビ出演などを通じて事前から努力していたのですが、今回はそれが必ずしも十分ではなかったことを反省しております。
 今後、多岐にわたる諸課題を前進させるためにも、丁寧な説明を怠ってはならないことを改めて痛感いたしました。

 一般の国とは大きく異なる内容を持つ中国の防空識別圏の設定、人民解放軍