蓋棺事定など
石破 茂です。 昨日の防衛大臣辞任報道以来、永田町は騒然とした雰囲気ですが、私自身は「蓋棺事定」という言葉を旨としなければならないのではないかと思います。人の評価はその人が亡くなってからはじめて定まるということなのではないか。そう思い定めてしまうと、様々な罵詈雑言や誹謗中傷もあまり気にならなくなるような感じも致します。 防衛大臣について言えば、我々政治に携わる者は、制服自衛官たちを主体とする自衛隊員やそれを支えている家族の気持ちを常に考えなくてはならないという思いがあります。国民から選んでいただいた政治家が統制の主体として文民統制を実効あらしめるためには、「ことに臨んでは危険を顧みず、身をもって職務の完遂に努め、もって国民の負託に応える」という服務の宣誓に従って、昼夜を分かたず懸命に職務に精励している隊員や家族に政治がどのように映っているのか、を常に心すべきであろうと私は信じております。 代表が辞任を表明した民進党においては代表選が行われることになり、恐らく解党含みで今後推移することになるものと思われます。憲法・外交・安保・社会保障・財政金融など各般にわたって政策論争が展開...