急にソーシャルメディアを担当することになった、もっとソーシャルメディアマーケティングについて学びたい、なんて方はいないでしょうか?そんな方でもすぐに基本をおさえられる「ソーシャルメディアマーケティング」の関連書籍をピックアップしています。
ソーシャルメディアを活用する上でのテクニックはもちろん大事ですが、そもそもソーシャルメディアが普及している理由など、前提として知っておきたいポイントもわかるようにバランスよく集めてみました。
ゆっくり時間のとれるGWに気になるものからぜひ読んでみてはいかがでしょうか?
ソーシャルメディアマーケティングの基本をおさえる
まずはソーシャルメディアマーケティングの基礎をおさえるための本です。
1.ウェブはグループで進化する ソーシャルウェブ時代の情報伝達の鍵を握るのは「親しい仲間」
翻訳される前から話題になっていた「Grouped」の翻訳版です。
ソーシャルメディアマーケティングに関連する本でありながら、はじめにの中で「本書は人の社会行動に関する法則を理解するための入門書である」と書かれているように、より広い視点から理解できる書籍です。
「独立した小規模な友人グループ」のつながりに焦点を当てることが必要と主張しており、これから数年でどのような変化が訪れるかについてもまとめてあります。
2.ソーシャルメディアマーケター美咲 新人担当者 美咲の仕事帳
ソーシャルメディアマーケティングの事業で有名なトライバルメディアハウス社長の池田紀行氏の書籍です。
表紙のインパクトが強いですが、実際にありそうな企業からの要望にどのように対応していくかがストーリー仕立てで描かれています。ソーシャルメディアマーケティングにおける「手段の目的化」についても描かれています。
この続編としてソーシャルメディアマーケター美咲 2年目もあります。
広告主企業の担当者はもちろんのこと、広告代理店などソーシャルメディアを支援する企業の方も参考になる一冊です。
3.実践ソーシャル・メディア・マーケティング 戦略・戦術・効果測定の新法則
ソーシャルメディアマーケティングを取り組むにあたって効果測定で悩まれる企業の担当者も多いと思います。そんなソーシャルメディアの効果測定をどのように行えばいいかも含めて書かれている本です。
ただし、効果測定の細かい内容が書かれているというよりも、目標設定をどのような考えをもとに設定すればいいかについての説明がメインで海外の事例も多く紹介されています。
効果測定をすることが目的になってしまっては逆効果ですので、この目標設定の考え方は正しく学んでおくべきでしょう。
Facebookを活用する
国内でも会員数が1900万人を越えて、まだまだ勢いのあるFacebookについての書籍です。大手企業向けから中小企業向けまで幅広くあります。
発行元である宣伝会議による書籍の説明の中で「フェイスブックの個人での活用法やビジネス活用のノウハウではなく、企業戦略の中で理解しておくべき考え方と視点を提供するもので、従来の「フェイスブック本」とは全く異なる内容です」とあるようにノウハウ本ではありません。
広告・マーケティングの複数のトップランナーが執筆しているため、他のFacebook関連書籍よりも深い視点でまとめられています。
「Facebookマーケティング」といった言葉におどらされずに、Facebookとどう関わっていくべきかの本質を理解されたい方におすすめの一冊です。
5.現場のプロがやさしく書いた Facebookマーケティングの教科書
2013年3月に発売されたばかりの書籍です。フェイスブックインパクトとは異なりノウハウが中心です。
モニプラを運営するアライドアーキテクツが著者であるため、Facebookページのキャンペーンの実施方法など細かく紹介されています。
Facebookページの使い方の基本を知りたい方におすすめです。
6.売り上げが伸びる Facebook 集客・販促 小さな会社&お店が実践すべき新・100の法則。
ソーシャルメディア集客ラボがもとになった、ローカルビジネス店舗・中小企業向けの書籍です。
Facebookページから店舗にどのように集客するかといった内容が約100の事例つきで紹介されています。
小さな企業でFacebookページの活用を検討されている方におすすめです。
Twitterを活用する
TwitterはFacebookと違って「公開されているお客様の声を拾ってこれる」という特徴があります。そんなTwitterを活用するための書籍です。
7.Twitterアクティブサポート入門 「愛される会社」時代のソーシャルメディアマーケティング
Twitterをはじめとしたソーシャルメディア上に消費者が書き込んでいる不満や疑問を発見して、企業自らが彼らに直接話しかけて問題解決を図るアクティブサポートについて詳しくまとめられています。
上司のタイプ別攻略方法や、Twitterの関連のツール紹介などの情報も載っているため企業の担当者にはありがたい内容になっています。
8.小さなお店のツイッター繁盛論 お客様との絆を生む140文字の力
Twitterの活用で有名な飲食店豚組のTwitter活用方法について店舗のオーナー自らが執筆した本です。
炎上が起こった話など、全てを包み隠さずに書いてあるため現場の様子がリアルに伝わってくる内容です。「ビジネスで大事なのは常連さんを育てること」というアプローチをとり、そのためにTwitterをどのように活用していったのかを具体的な事例とともに紹介されています。「中の人に会える」などソーシャルメディアを生かした接客方法も知ることができます。
飲食店を経営されていなくても、中小企業の方におすすめする一冊です。
Webマーケティングに必須な内容を理解する
ソーシャルメディアについてわかっても、それがマーケティング活動全体にとって良い効果をもたらさなければ意味がありません。俯瞰的にWebマーケティングを理解するために必要な書籍をピックアップしてみました。
10年以上前に一度翻訳されていた本ですが絶版になっていたため、一昨年新訳版として発売されました。企業と顧客の関係について書かれた名著です。
テレビCMやダイレクトメールなどの顧客のパーミッション(許可)を得ない「土足マーケティング」を時代遅れとして、継続的な顧客とのつながりを重視する考え方を学ぶことができます。実際にインターネットを使ってパーミッション・マーケティングを行うための手順も紹介されています。
少し内容は古いですが、ソーシャルメディアを扱う上でも知っておきたいエッセンスが満載です。
10.WordPressで加速させる!ソーシャルメディア時代の[新]SEO戦略マニュアル
SEOについて書かれた本ですが、被リンクの獲得方法の1つとしてソーシャルメディアの活用方法も紹介されています。
背景として、Googleが有料リンクへの警告を強めており、オーガニックな被リンクを獲得するための手段の1つとしてソーシャルメディアを活用するサイトが増えてきています。
SEOの基本的な仕組みを理解した上で、ソーシャルメディアをどう活用すればいいかを体系的に学べる一冊です。
読んで見たい本は見つかりましたか?
ソーシャルメディア関連の話はすぐに新しいニュースが入ってくるので、本と並行して最新の情報をキャッチアップすることも忘れないようにしましょう!
[元記事] ソーシャルメディアマーケティング担当者が読んでおきたい本
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">by ソーシャルメディア集客ラボ