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成功した10人の起業家が語る意外なアドバイス【btrax】
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成功した10人の起業家が語る意外なアドバイス【btrax】

2013-12-12 09:30
    起業やビジネスに対してのアドバイスは様々なものがあります。今回紹介するのは、海外の大物起業家がそれぞれの経験に基いたユニークなアドバイスです。エキセントリックな彼らが提供する10のアドバイスは目からうろこが落ちるものばかりです。

     

    1. Paul Graham: 大き過ぎる夢を持つな

    Lispプログラマー、ライター、投資家でもあるPaulは1985年にViawebを創立。その後、Yahoo!に買収され同プロダクトは現在のYahoo! Storeとなりました。そんな彼のアドバイスは”Don’t think big”です。

     

    これは言われてみれば納得できることではないでしょうか?どんな大きな目標を立てても、その目標を達するためには小さなステップを1歩ずつ踏まなければなりません。例えば、”自分のプロダクトやサービスを海外進出させたい”と目標を立てたとしても、いきなり海外進出が出来るわけはなく、最初はマーケットリサーチなど細かい準備からしなくてはいけません。

     

    Paulは他にもこんなことを言っています。

     

    私の経験上、その小さなことを始めるのは他人のためだけではなく、自分のためでもある。…最初からゴールへと決められた道を歩むことはできない。まずは自分の知っていることから始め、進むうちに視野をどんどん広げて可能性を広げて行けばいい。最初から完璧なイメージを持っている よりも、どうなるか分からない方が結果的に良いものができる。

     

    確かに近い将来でさえ何が起こるかわからないし、始めのうちから遠い未来まで全てが見えているなんて到底考えられません。それが起業というビジネスプランであれ、人生という大きなスケールであれ、同じことなのでしょう。

     

     

    2. Leo Babauta: 目標設定をするな


    世界中で最も人気のあるブロガーの一人であり、zenhabitsと呼ばれるブログを開設しています。現在はグアムからサンフランシスコに移住し、シンプルライフ・幸せ・モチベーションといったことをテーマにした記事が人気を集めています。

     

    この頃、特に目標を立てずに生活してるが、かと言って何事も達成できずに過ごしているわけではない。目標によってすべきことに制限をかけなくて済むので、むしろ自分を解放して物事に取り組めるのである。目標を立てずに過ごすと予期せぬ新しいことに巡り会い、学ぶことができる。目標を持たないことは何もしないことではなく、何か熱意のあることに一生懸命になり、クリエイティブに仕事ができるということである。

     

    目標やゴールを立てないなんて怠惰でどうせ結果的に何もできない、と思う方も中にはいるかもしれませんが、Leoはその方がむしろ生産的で目標に縛られたり達成できない場合のストレスからも免れると言います。

     

     

    3. Dave Goldberg: 17:30には退社せよ

    SurveyMokeyのCEOを務めるDaveは起業家、投資家として、またITや音楽業界にて活躍しています。彼が1994年に立ち上げたLAUNCH Media Inc.はその後、Yahoo!に買収されました。

     

    シリコンバレーのスタートアップで働く多くのCEOは寝る暇も惜しんで他のスタッフよりも長い時間働くというのはよく聞く話であり、それが普通だったりします。しかしながら、CEOを務めるDaveは毎日5時半には退社します。

     

    家族と時間を過ごすために、毎日オフィスを5時半に出る。私自身が毎晩家族と過ごしているので、家族のいる他の社員も安心して家で夕飯をとり、家族との時間を大切にしてもらっている。

     

    さらに、優秀な社員を雇い、彼らに気持ちよく働き続けてもらうためにも、会社全体で良いワークライフバランスを持つことがとても大事だとDaveは話します。

     

     

    4. Elon Musk: 自分の悪い所をみつけろ


    Elonは南アフリカ共和国出身のアメリカの起業家であり、現在はSpaceXの共同設立者兼、CEO、またTesla MortersのCEOです。PayPal社の前身であるX.com社を設立した人物でもあります。

     

    精神的につらく無視したいかもしれないが、自分の悪いところを常に探し求めた方が良い。その悪いフィードバックが絶対に正しいとは限らないが、’一番やってはいけないことはそのフィードバックを真摯に受け止めないで無視することである。

     

    確かに、自分に対する否定的な意見やフィードバックは無視しがちです。無視した方が気持ち的にも楽であるし、言われた直後は感情的になりがちで落ち着いて受け止めるのは難しいかもしれません。しかしながら、他人にしか分からない自分の悪いところに気付かさせれることでより良いアイディアやプランに改善できるという事実も納得できます。

     

    Elonは上司や同僚にむしろこう聞くそうです。

     

    自分の良いところは教えてもらわなくていい。悪いところだけ教えてくれ。

     

     

    5. Jeff Bezos: 考えをどんどん変えろ


    Jeffはアメリカ、ニューメキシコ州出身の実業家で、Amazon.comの創設者でありCEOを務めます。Jeffは2013年、Washington Postを買収しました。

     

    何度も考えを変えることは決して悪いことではなく、良いことだ。前日までの考えと全く違ったものを次の日持ってくることはむしろ歓迎する。…賢い人は常により良い考えはないか探求し、解決したはずの問題をもう1度考え直す。そして、新たな視点、新しい情報や考え方に常にオープンでいる。

     

    これはかなり意外なアドバイスかもしれません。裏を返せば、自分の意見がはっきりしていない人に思われる恐れもあります。それでもJeffはどれだけ自分の考えをアジャストし変えることにオープンになれるかがとても大切で、どんどん考え直すことで素晴らしいものが出来上がる、ということが言いたいのでしょう。例えば誰かがミーティングであるアイディアを提案したとします。そのアイディアがどれほど素晴らしいものであれ、他の人の意見も考慮してその考えを練り直すことで最終的にもっと満足のいくクリエイティブな考えが生まれるのです。

     

     

    6. Tim Ferriss: ビジネスに人生を捧げるな


    TimはNY州出身で作家、実業家、投資家として活躍しています。2007年に出版したThe 4-Hour WorkweekThe New York TimesWall Street Journalのベストセラーに選ばれ、注目を浴びました。また、TwitterFacebookEvernoteUberなどのエンジェル投資家・アドバイザーでもあります。

     

    Timのアドバイスは今は普通に会社に勤めていて、これから起業をしようと思っている人や今まさに起業している人へ特に届けたいものです。

     

    毎月の収入やビジネスプランを立ててから逆算して、その目標に向かって無駄なく進んで行けば良い。正社員を辞める必要もなければ、起業するために今の収入を削る必要もない。全てのことは正社員を続けながら出来るはずだ。

    さらにこんなことも言っています。

    大企業やスタートアップなどどんな会社に勤めるにしても学ぶことはたくさんある。人脈を広げ、決して諦めるな。

    日本の勤務時間や仕事環境を考慮すると、仕事を続けながら起業をするのは難しいのかもしれませんが、このようなアドバイスもあるということを知っていただければと思います。

     

     

    7. Nate Kontny: オフィスにこもるべし

    ソフトエンジニアであるNateはInklingCityposhを創業し、現在はDraftという新たなプロジェクトを始めています。

     

    新しくビジネスを始める際は外へ出てリアルなユーザーやお客様と会話をし、何を彼らが求めているか知るべきだというアドバイスを聞いたことがある人は多くいるかもしれません。ところがNateは起業するためのアイディアをまとまる時は「室内に留まるべき」だと全く逆のことを言います。

     

    本当に世の中のためになるものを作りたいなら、それを実現するために解決しなければならない問題を深く理解しないといけない。外へ出て30分のコーヒータイムで理解出来るとは到底思えない。そもそもビジネスを始めるためには、自分の習慣や問題点を見つけるのが良いスタートである。そしてその問題を見つけられるのはあなた次第であなた以外にはできない。

     

    皆さんは彼の意見に賛成できますか?賛否両論なのでは?個人的な意見としては外へ出てリアルなユーザーやお客さんと触れ合うことも大切だし、一人の時間を作って真剣にプロダクトやサービスと向き合うことも大事なのではないかと感じます。

     

     

    8. Reid Hoffman:  初期バージョンはしょぼい方が良い


    起業家、ベンチャー資本家、著作家であるReidはLinkedIn創業者です。それ以前にはSocialNetを共同開設し、PayPalにおいても最高執行責任者・副社長を務めました。

     

    「裏で事前に準備し、全てを完璧にこなし、人々をそのプロダクトで魅了し自分をなんという天才だと思わせたい。」という考えに比べて、もっとも重要なのは実際にマーケット進出してから、学び、進歩し続けることである。成功する戦略というのは、進歩し続け、世の中の求めるもとへ時代とともに適合させることなのである。

    より早くマッケート進出するためには、最小限に実現できるプロダクトから始めるべきだ。完璧なプロダクトを始めから求めるのではなく、最小限のものから始めて徐々に改善・進歩させていけば良い。

     

    つまり完璧主義は良くない、プロダクトやサービスは発表してからでも改善できるし、ユーザーやお客さんの声や時代に合わせていくことだ大事だということです。とても納得できます。

     

     

    9. Chris Guillebeau: 必ず守れる最小限の約束をしろ


    Chrisは起業家であり、ブロガー・ノンフィクション作家であります。The Art of Non-Conformityというブブログを開設しています。

     

    最大限可能な保証を設けるべきだ。例えばマイレージサービスでも必ずマイレージがたまれば代わりにその分ただで飛行機に乗れるという「保証」がある。

    もし払い戻しの料金を聞かれたら、扱い額の1%以下だと答えるべきだ。もしそんなことをしていいように利用されないか?と聞かれたら、「ほとんどの人は正直だ。だからなぜごく一部の正直でない人のことを心配するのか。」と答えよ。人生は短い。

     

    小さなビジネスをしている人や事業を始めたばかりでどれほど長く続き、規模もどうなるか分からない人にとってこれを実現するのは難しいかもしれませんが、それでもChrisはその価値があると言います

     

    10. Richard Branson: ロジックよりも直感に従え

    イギリスの実業家でVirginグループの創業であるRichardはForbesの2012年世界長者番付の調べによるとイギリスで4番目の資産持ちであります。

     

    これほど成功しているRichardですが、それでも判断の基準は自分の直感や感情が1番だと言います。

     

    これまで事業を立ち上げる際に一度も会計士を雇ったことはない。直感でやった。いつも感情移入して仕事をするべきだ。あなたの感情や直感はきっと役にたつ。私にとってビジネスは「直感」だ。そうでなければ明日にでも諦めてしまうだろう。

     

    Richardの場合、他の人の助言に従うよりかは自分の直感を信じて事業を進めた方が楽しいと言います。確かに理想はそうでありますが、実際に全員が自分の直感に自信を持てるかというと言われれば少し疑問が残ります。

     

     

    最後に:

    10つとも興味深く個性的なアドバイスでした。その10つのアドバイスを全て共感し取り入れる必要はありませんし、1つ1つ当てはまる人もいればそうでない人もいるでしょう。自分が取り入れるべきアドバイスを選んで活用して頂ければ幸いです。

     

     

     

     

    この記事は10 of the most counterintuitive pieces of advice from famous entrepreneursを基に書いています。

     

    写真: IRS EINMathieu Thouvenin, wmrice, Fortune Live Media, jdlasica, Mathieu Thouvenin, Anne Helmond, Nate Kontnyjdlasica, Chris Guillebeau, D@LY3D


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