まゆゆは学生時代演劇が大好きで、自分も舞台役者になりたいと思ってました。
すぐ挫折して今度は戯曲(演劇の台本)で岸田戯曲賞取るぞ!と劇作家を目指し、これもすぐ挫折しました。
若い日々は挫折挫折の連続です。
でも目の前には無限の日々があるので全然焦りません。
そうやって、気が付くと何もなしえないまま、無為の日々を過ごしてたりする。
青春って怖いですね、眉村神也です。

僕は毎回放送でも言ってますが、頭で理解しただけの「理解語彙」をみんなに増やしてもらって頭でっかちな知識だけ持ってる意識高い系人間を気取ってほしくない。

知識なんてものは、日常で瞬時に反射的に使えなければ本当に無意味なのだと伝えたくて必死です。

たくさんの知識を詰め抱えるのは、大きな旅行鞄をたくさん抱えて気軽に近所にでかけるようなものです。

友達とお茶して買い物して遊ぶだけなのに、アナタは「最近仕入れたこの心理テクが面白くてね!」とでかいトランクの中身をテーブルの上にぶちまけて、あーでもないこーれじゃなくてと資料を探し、「あったあった! これこれ!! 読むね! おもしろいよ!」と弁論大会のように読み上げる。

そんなひどくない?

では、友達同士がなにげない日常会話をしながら楽しく
映画館にでも向かう道すがら、ずっとリュックをおなか側にしょって、中身をぐるぐるかき回し、「こーゆーときに使える心理テクとかトーク術とかあったな・・・どれだっけな、どこで使うタイミングくるかなあ?」と、他の友人同士はそんなことも考えず会話を楽しんでるのに、あなたは虎視眈々と自分の仕入れた知識の披露の場をねらってる。

そんなことはない?

僕はそんなことばっかりの10代、20代を越えてきました。

何もわかってなかったんですね。
知識や勉強が何物にも変えがたく大切で、それで世界をひっくり返せると思っていました。

知識や勉強それ自体は間違ってなかったんですが、それを思い通りに使い発揮できるには2つの大きな壁がありました。

今夜はそんな2つの壁についてから始めます。

まあ、もう聞き飽きたお話しかもしれませんが。

そして月末、四谷三丁目でやるオフ会の告知もまたやります。
もしかしたらゲストにタレントさんが来るかもしれません。
いや、どうだろう・・・本人行きたいと言ってるが、リップサービスな気がするな(笑)。

では、また今夜お会いしましょう!