1989年 国際サイクルロードレース

 '89年には、海外招待選手がフランス、イタリア、スペイン、オーストラリア、メキシコ、ニュージーランド、中国、韓国、アメリカ、イギリス、オランダの11ヵ国から来日し、男子は中国、スペイン、メキシコの3ヵ国、女子は韓国が初参加となり、国際サイクルロードレースの名に相応しい大会になっています。
 メキシコから参加の日系三世のホセ・マヌエル・ヨシマツ選手は、ロス五輪の銅メダリストで、ソウル五輪でも代表に選ばれています。フランスのクロード・カーリンはソウル五輪代表。各国トップのアマチュア選手が招待され、高橋松吉選手、鈴木光広選手、阿部和香子選手など日本人選手たちは、昨年以上の好成績を期待される中でのレースになりました。

■栗村コメント
 ホセ・マヌエル・ヨシマツ選手!なつかしい!
 見た目は完全に文系の日本人なのに、平地でもスピードがあり、当時10代だった我々は彼に親近感を覚えるとともに、アジア人としての可能性を感じたものでした。
 写真の雰囲気も徐々に現代に近づいてきている感じがしますね。
■「NEXT TOJ 〜TOJ歴史を振るかえる〜」とは……
今年でツアー・オブ・ジャパンは第20回大会を迎えます。
国内でも有数の歴史を誇る、TOJをみなさんに楽しんでいただければと思い、写真と共に振り返ります。