日本人が知っておくべき戦争の話なんですけど、おかげさまで8刷になりました。
まだ読んでない方は買って、どうぞ。
さて、8月8日は長崎講演でした。
8月9日は長崎に原爆が投下された日でした。
広島同様、多くの方がなくなりました。
そして全国からアレな人がやってきて慰霊をぶち壊す日でもあります。
だから前日はホテルが埋まってて全然ないんですよね。
僕らも仕方なく福岡で宿泊しました。
原爆による広島・長崎での大虐殺。
勝者によって歴史が作られますから日本だけ悪者になっていますけど、原爆は明らかにアメリカが悪いですよね。
じゃあアメリカでは原爆による大虐殺はどのように見られているのでしょうか。
実は謝罪も検討されていたとか。
ボストン大学で国際関係学の教授を務めるトーマス・バーガー教授に、アメリカ国内での原爆に対する認識について話を聞いた。(中略)「1950年代には既に、アメリカ人を含む広い国際社会で、原爆はひどい出来事だという認識があった。私はこの理解は、今もアメリカ人の中に残っていると考える。ヒロシマの記憶は、アメリカ国内で何十年にもわたり、映画や英訳された『はだしのゲン』といった漫画などで語られてきた。戦後70年を経て、直接関わった世代がほとんどいない中、ヒロシマとナガサキの記憶がアメリカ社会で現在も生き続けていることは、とても注目に値する」とバーガー教授は語る。バーガー教授は、原爆投下の是非について知識人の間では大きな議論となってきた一方で、政治的なレベルでは議論にならなかったと指摘する。
「原爆投下について、アメリカ人と日本人の考え方には大きな違いがある。日本は、原爆投下をほとんど『許し難い残虐行為』だと、ずっと考え続けている。アメリカにおいて支配的な見方は、『原爆投下は不幸だが必要なこと』というままだ」
原爆投下は「不幸だが必要」だったのか ボストン大教授が日米の認識を比較
THE PAGE 2015年8月9日
結局見方が違うからこういう認識になるのだろうと思います。
しかしあの時の日本に戦争遂行能力がほぼないってアメリカはわかっているじゃないですか。
それでも一回ならず二回も投下しているわけです。
この辺りの非人道性はどうやっても弁解できないでしょう。
大統領による原爆大虐殺の謝罪も検討はされていたといいます。
しかし当然アメリカの認識だと反発も多いでしょうし、そもそも争点になってないからやらないと。
どこかの国と違って今になってアメリカに謝罪だ賠償だとやる必要はないと思うんです。
しかし私たちは70年前の8月6日、9日に原爆によって多くの日本人が虐殺された事実を心に刻み込むべきでしょう。
アメリカではさすがに、原爆投下を反省する向きもある。
そりゃそうだろう。
慰安婦問題を人権問題と置き換えたり、
クジラの保護だとかいうくらいの時代になったのだから、
いくら先の大戦を肯定したアメリカであっても、
一般市民を大量虐殺した原爆に反省がないのは矛盾が大きい。
「原爆に関する5つのウソ」という記事がワシントン・ポストにあった。
それについては弊社の他番組
「The Standard Journal」で奥山さんが取り上げていた。
記事は、ここにあるので気になる方は読んでみてください
http://ch.nicovideo.jp/strategy/blomaga/ar847625
動画はここ
http://www.nicovideo.jp/watch/1438946598
( 和 田 )
Twitter: https://twitter.com/media_otb
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