アイアンマンのご先祖さま 19～20世紀に作られたボディアーマー

誰か止める人はいなかったのでしょうか…。

今回ご紹介するレトロフューチャーなアーマーは、19世紀から20世紀の欧米で実際に作られたもの。実用性の高そうなものから、なんじゃこりゃーなものまで、当時の人々がいたってマジメに作った防具の数々を以下からご覧ください。

■ 未来の兵士

1959年に米軍用の新型装備として発表されたのがこちら。トランジスタラジオ搭載ヘルメットに耐熱マスク、ナイロン製アーマーベスト、アルミ合金の自動小銃。冷戦時代ど真ん中のキーワード「核戦争」用の装備でした。

［写真：Modern Mechanix]

■ 第一次世界大戦期の特殊戦闘ヘルメット

何だか可愛らしいこちらは、1920年出版の『Helmets and Body Armor in Modern Warfare（近代戦におけるヘルメットとボディアーマー）』に掲載された、イギリスの顔面防護プレート。同書には他にも第一次世界大戦中に開発された奇妙な、いや斬新なヘルメットが多数紹介されています。

【ギャラリーはこちら】

［写真：Helmets and Body Armor in Modern Warfare ］

■ フランス軍塹壕用アーマー

こちらは第一次世界大戦中にフランス軍が使用したという塹壕用のアーマー。フランスといえばファッションの国ですが、悲しいけどコレ戦争なので、お洒落もへったくれもありません。しかし、これこそ本当の意味で前衛的。

［写真：National Archives of the Netherlands］

■ 警察官用アーマー

20世紀始めから中頃にかけて、銃犯罪の増えた欧米諸国では警察用アーマーのさまざまなプロトタイプが登場しました。上は米フィラデルフィア警察の完全防弾スーツ。総重量30kgって、撃たれなくても疲れて倒れそう。

［写真：Modern Mechanix］

こちらはやや軽量の27kg、1958年にデトロイトでテストされたプラスチックのスーツです。この年代のプラスチックでどの程度防弾できたんでしょうか。セールスポイントは「夜警用ヘッドライト」。ゲームのボス戦なら絶対そこ狙うって。

［写真：Modern Mechanix］

これまたヘッドライトがチャームポイント。防御力は一応高そう。

［写真：Modern Mechanix］

現代の警察が使用する盾に似ていますが、コレがなんと折りたたみ式。のぞき窓、銃眼、ストラップ付き。

［写真：Modern Mechanix］

1938年、パリ警察の騎士風アーマーセット。肩を狙うのは反則。

［写真：Modern Mechanix］

■ 第一次世界大戦期のX線技師の保護服

戦闘用のアーマーではありませんが、ご紹介。不気味なところが『バイオショック』あたりのゲームに出てきてもおかしくなさそう。

［写真：H.J. Hickman/Wellcome Collection］

■ ブルースター博士のアーマー

こｗれｗはｗ　1900年代の始めにガイ・オーティス・ブルースター博士が発明したアーマー。博士はこれを米国の旧陸軍省に売り込むため、自らアーマーを着込んで銃弾の的になり、防弾効果を実証して見せたそう。

アーマーは何発もの銃弾にへこみもせず、博士は「スレッジハンマーで叩かれた時の衝撃の10分の1でもない」と言ったとか。

記事には「今後の装備に採用されるだろう」とありますが、これが並んでつっ立ってるだけでも相手の戦意喪失は間違いないでしょう。

［写真：Illustrated World, Volume 27］

ブルースター博士は戦闘用以外の防具も発明しました。こちらは1913年のボクシング練習用防具。ちょっと剣道の防具に似てなくもない。

［写真：The San Francisco Call］

■ 義賊ネッド・ケリーの甲冑

ネッド・ケリーは19世紀後半のオーストラリアで権力者に反抗し、貧困層のヒーローとして人々に支持された盗賊でした。彼ら一味が身を守るために自分たちで作ったのがこちらの甲冑。でも最後は甲冑から出ていた脚を撃たれて逮捕され、処刑されたのでした。

［写真：NSFA.Gov.Au］

■ サミュエル・シュワルツの機関銃ベスト

シカゴでギャング事件が多発していた1929年の米『モダン・メカニクス』誌にはこんな物騒な発明品が。

「銃撃戦や強盗事件の多いこのごろ、シカゴの紳士にぜひ身に着けてほしい。」

見ての通り、相手に銃で脅されて両手を上に上げると、胸の機関銃が発砲される危険仕様。役に立つかどうかより事故が心配。

［写真：Modern Mechanix］

元祖アイアンマン！ 19～20世紀に本当に作られたボディアーマーの数々［Kotaku Japan］
10 Retro Body Armors That Will Transform You Into An Old-School Iron Man [io9]

（さんみやゆうな）

[インベルたん（ID：9170380）]

一番最後の奴を見てシュトロハイムが出てきたのは俺だけでいい…

[nessi（ID：32767795）]

つ箱ガンダム

[けんじゃ（ID：1596460）]

デモニカスーツ思い出した

[白鴉（ID：15080730）]

アンパンマンに空見して見に来てタイトル見直して納得した

[もるぼる（ID：24621647）]

だぁがぁ！我がドイツの科学力は世界一ィィィィ！出来んことは無いィィィィ！

[TOROTSUKI（ID：390066）]

正面戦士ｗ

[Veno（ID：362311）]

誤りが多いですね、この記事……。

＞第一次世界大戦期のX線技師の保護服
ここに写真が無く、その下の「ブルースター博士のアーマー」のところに二つ表示されていますよ。
そのズレのせいか、そこからも説明と画像がかみ合っていない（あるいは画像が無い）ものが見受けられます。
＞義賊ネッド・ケリーの甲冑
のところに、その上にあるはずのボクシング用のものが掲載され、義賊の甲冑は
リンクはあるものの、記事中に画像が載っていません。

[amura（ID：6290822）]

冒頭のカエルアーマーがフルメタASのサベージそっくり。原典はここだったのか

[バルタザー（ID：2408000）]

騎士の時代は終わったとは言え、研究はしてたんだな。結果、銃弾を受け止められる布が出来た、と。

[ゴンザレス（ID：5605124）]

太　陽　賛　美

[グロッキージョニー（ID：28165854）]

だせえｗ

[あーもちょ（ID：24645451）]

どんだけ古い記事引っ張ってきてるんだよ。
これコタクのHPの方で何年か前に見たぞ。

[クロインプ（ID：290598）]

色々考えた末のコレなんだろうけど中世の甲冑の方が洗練されてるのよね

[Sfilna（ID：781901）]

Falloutに似たものがあるな。

[DK（ID：8550688）]

対火縄銃で陶器（レンガみたいな奴）仕込んだりしてた戦国時代の日本の方が進んでる気がするが…
割れることで衝撃が逃げるので鉄板で無理やり止めて受けるよりダメージが少ない　まぁ武器の進化の方が速そうで間に合わなかったとは思うが

[street（ID：252527）]

完　全　一　致

[Kome（ID：341424）]

太陽万歳！

[牛丸（ID：330383）]

メガテンのDSのやつに似てるのがチラホラあるが、アレはやはり古臭さから取って来てるんだな

[わふきち（ID：27274467）]

バケツ装備かな？

[genos（ID：35965499）]

>>15
衝撃だけならそうかも知れませんがこの当時は戦国時代よりは弾が改良されていて
衝撃よりも貫通力が上がっているので陶器なんて入れてても貫通して死にます

[メビウス（ID：10726037）]

予想以上にバケツマンだった。

[ポリデント（ID：32749700）]

いやジャガーノートだろ

[ゼロ（ID：18289554）]

確か日本軍にも亀の甲羅みたいのがあったはず

[いっつ～（ID：23495267）]

太陽の騎士ソラールかな？(すっとぼけ

[deadfish（ID：2630607）]

護身完成！　……してないね、あんまりw

[了ジョエル（ID：27593082）]

４枚目のフランス軍塹壕用アーマーとかmachinariumにでてきそう
ほしいな

[ジャック（ID：3005783）]

いくつかデモニカスーツみたいなのあったな

[やいば（ID：32104358）]

Y太陽万歳Y

[対空用味の素（ID：9782628）]

びんぼっちゃまくんじゃねーか！

[青鳥（ID：24412337）]

戦列歩兵の動画でこういうの作れっていうコメントあったけど　
作っても意味ないと改めて実感した

[浅野（ID：8538712）]

結果が載ってないんですがw・・・

[MOYASHI（ID：12988443）]

グレートヘルムかぶってた時代からほとんど進歩してない件ｗ