「俺が逃げたら、誰が奴らを守ってやれるんだ!!」
TORKAIZER!! と思わず叫びそうになるほど、普通に日本アニメ。そんな中東初のロボットアニメが、「Alter Ego Productions」が製作した『TORKAIZER』という作品です。
アブダビに拠点を置くデジタルコンテンツ制作会社が、日本のロボットアニメに対する熱い思いをぶちまけつつ、「舞台は東京」に、「まるで日本アニメそのまま」に完成させたのが『TORKAIZER』の予告編です。先ごろドバイで開催された「MEFCC 2013(Middle East Film & Comic Con)」で上映され、かなりの話題を呼んだようです。
ではさっそく、叫んでみましょう。「トルカイザーーーーーッ!!!」
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『TORKAIZER』は、休暇中に東京を訪れたアーメドという青年が主人公。彼は空を飛ぶ「スペース・モンスター」という侵略者に遭遇しますが、抵抗むなしく街は破壊されてしまいます。そんな時、アーメドは『TORKAIZER』という巨大ロボットに乗り込んで......。
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・ヒロイン「お願いジン、死なないで......」
・ロボット「人類の希望は今、あなたのコントロールにかかっています」
・アーメド「俺は絶対に、ギブアップはしないぜ。一緒に奴らを倒すんだ! トルカイザーーッ!」
・ロボット「私たちに残された可能性は、わずか8.94パーセントです」
・アーメド「それが俺の聞きたかった答えさ。可能性がゼロでなければ、希望はある!」
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いやあ、熱いっすなあ。なんでも中東では、グレンダイザーやガンダムを始め、マジンガーZなどのロボットアニメが人気を呼びながら、これまで国産のアニメがまったく製作されてこなかったのだとか。
しかも『TORKAIZER』の舞台は東京なので、主人公以外の登場人物は日本語を話すんです。ヒロインはもちろん、冒頭で日本語を話すイケメン(ジン?)がライバルキャラっぽい感じでクールですね。
それにしても「TORKAIZER」というロボット、なかなかカッコいいと思いませんか? スーパーロボットとリアルロボットのカッコよさを詰め込んだ感じで、最近の日本製ロボットというより、ちょっと懐かしめの武骨なボディライン。スペース・モンスターの操るロボットがヱヴァっぽいのもいい感じです。
ただ、今のところ『TORKAIZER』はスポンサーを探している段階で、正式な作品として製作されるかは未定のようです。しかし熱い「ロボット魂」を持つ人たちがいるなら、いつかイスラム圏発のアニメで胸を熱くする時代が来るのかも?
Torkaizer Trailer - MEFCC 2013 [YouTube]
[Alter Ego Productions]
[IGN Middle East]
(キネコ)
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