美術のお時間がやってまいりました。そして今回は立体彫刻!
さまざまな芸術作品を世に残した、天才ミケランジェロが1500年頃に作った大傑作、サン・ピエトロのピエタ像は、ゲーマーのみなさんも図工や美術の教科書などで見たことがあると思います。これは死んでから、はりつけられていた十字架より降ろされたキリストを、聖母マリアが抱きかかえている様子をあらわしています。 ひるがえって、それから500年ちょっと後に、この作品を作った若きアーティストと、このたび紹介する作品はどうでしょうか?
はい、トップ画像でご覧いただいた神々しい立体作品を作ったのは、現代のミケランジェロと呼んでも過言ではない、24歳の若きアーティストである、コーディアン・リワンドウスキー君。元ネタがピエタ像のハズなのですが...さすが現代っコは一味違いますね。
ゲームオーバーになったマリオを抱えるピーチ姫ですよ。そして作品のタイトルも、そのものズバリ『Game Over』と題されています。 ミケランジェロのピエタ像は、大理石のカタマリからコツコツと削り出されたモノなのですが、リワンドウスキー大先生のソレは、巨大な発泡スチロールからサクサクと削り出されています。こちらがその製作途中の写真ですね。
そして、次の写真では、この像がドンだけデカイのか、一目でお解りいただけます。これは無謀ながらいつぞやの妄コン・ピクセル人間の看板と比べると、カナリ大変な作業だったことでしょう。
美しく散ってしまったこのマリオ。地の底までレスキューに行って、クッパの吐く炎にヤラれてしまったのでしょうか? それとも1-1で最初に歩いてくるクリボーだったりして? マリオシリーズが大好きだという、ポーランドが生んだ若きアーティストの次回作にも期待したいですね!
Pieta "Game Over" by ~Kordianl on deviantART [deviantART][Pic]
Brian Ashcraft(原文/岡本玄介)