みなさんも、一度はスティーブン・スピルバーグ監督の代表作『ジョーズ』を見たことがあると思います。1975年に公開された『ジョーズ』は、海を楽しむ人々をジョーズ視点で映すなどの巧みな手法を使い、迫り来る恐怖を描き大ヒット。この映画の影響で、海が怖いという人も続出しました。
そんな『ジョーズ』は、ゲームのテーマにも繰り返し使用されてきました。シューティングゲームだったり、サメをコントロールして魚や人を食べさせて成長させるものだったり。しかし、今回紹介するような『ジョーズ』のゲームは、これまでに無かったのではないでしょうか?
インディズのデベロッパー、マット・ラウンドさんが開発したフリーブラウザーゲーム『Jaws: The Text Adventure』は、映画の代表的なシーンがテキストになっており、プレイヤーはジョーズ視点で人や犬などを食べ、お腹を満たしてスコアを上げていく、という内容です。
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この『Jaws: The Text Adventure』、訳者も早速プレイしてみたのですが、テキストを読んでいると、映画のシーンが頭の中に浮かんで来て、ゲームをしながらにして、映画を見ているような感覚を味わうことが出来ました。
テキストタイプのゲームは初めてだった上に、説明が簡潔だったので最初は戸惑いましたが、理解出来ると、タイピングソフトをプレイしているようで、止まらなくなりました。ただ、行き先を見失うと次の獲物に遭遇するまでに結構迷います。情けないことに、訳者はどんどん沖の方に泳いでいってしまい、しまいには自爆...。ゴールにたどり着けませんでした。
ちなみに、米Kotakuのカーク・ハミルトン記者が言うように、確かに、「EAT XXX」とタイプし続けると、マインドコントロールのようにお腹が空いてきます。横にクッキーでも用意してプレイする方が良いかもしれません。
(中川真知子)
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